2012年7月23日

グラニーのロースト料理を習うサチ

今日は、娘のサチの自慢をさせてもらいたい。

というのが、昨日の日曜日、晩ご飯にローストラム料理を作ってくれたのだけれど、それが本当に美味しくて、タイミングも味付けも全く見事だったものだから、母親としてはもう嬉しくて誇らしくて、ブログにでも書いて自慢したいと思ったのだ。

サチは、まだ13歳。ハイスクールの8年生、ということは中学2年生ということになるか。

今年になって、どうしたわけか、グラニー(おばあさん、夫の母親のことである)の料理を習いたいと言い出して、時々「グラニーと一緒に料理をする日」というのをやっている。

これまでに3回行ったが、グラニーの料理といえば「ロースト料理」ということで、1回目は「ローストポーク」、2回目は「ローストラム」、そして3回目は「ソーセージロール(ソーセージをパイで巻いたようなもの)」を一緒に作って習った。

この日は、サチとグラニーだけの特別な日だから、私は参加しない。ただ、できた料理を家族と一緒に食べるだけである。

この「グラニーと一緒に料理をする日」は、早朝よりグラニーの家に出かけて、まず二人で材料の買い物に行く。どんな材料が必要かとか、どこで何を買うかということだけではなく、彼女がどのブランドの食品や調味料を使うのか、どんなことに気をつけて食材を選ぶのか、サチは細かく教えてもらい、ノートにメモを取る。

そして、グラニーのキッチンで一緒に料理をしながら、その料理方法を習うのだ。

私は、子どもの頃から、台所で母の手伝いをしながら「母の料理」を習った。そして、その料理をサチに教えることができる。でも、夫の家の家庭料理というのは、私には教えられない。私も時々ロースト料理やパイ料理などを作るけれど、夫の母のようにはできないし、味がどうしても違ってくる。

サチは、直接グラニーから夫の家の家庭料理を習い、それをいつか自分が母親になった時に自分の子どもに受け継がせたいと考えているらしい。

ロースト料理は、ただ肉をオーブンで焼くだけの料理ではない。義母の言うには、「ロースト料理はタイミングのアート」であるのだそうだ。ハーブや香辛料をうまく使い、肉の味を引き出す。肉が焼きあがるのと、野菜料理が出来上がるタイミングをバッチリ合わせるには、経験が必要だそうだ。

サチは、料理の合間に、グラニーの教えをノートにまとめる。もちろん、イラスト入りである。その大変詳細なノートは、いつかサチの宝物になるのだろう。

以前作った「ローストポーク」と昨晩の「ローストラム」の写真をご覧ください。料理の仕上がり具合、味付け、盛り付け、サーブの仕方、全てがまさに義母の料理なのです。

もう、ロースト料理では、私もかないません。大したもんです。

皮がパリパリサクサクのローストポーク
ポークの肉の中にはセージが入っている
山盛りのロースト野菜、ローストしたトマトが最高に美味
ロースト野菜は柔らか、グリーンはシャッキリと蒸してある
これぞグラニー料理「オニオン&トマトパイ」
アプリコットジャムを塗って焼き上げた絶品ローストラム

サチは、いつか日本に行って、日本のおばあさんからも料理を習いたいと言っている。母がまだ元気なうちに行けるといいのだが...。


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