2012年11月30日

Papテストのすすめ(女性ならみんなこの記事を読んで!)

がん検診にもいろいろあるが、いずれも早期発見が目的である。私も年齢的にがんが気になる「年頃」なのだが、乳がんの検診と子宮頸がんの細胞診の案内は定期的に届く。

乳がん検診のマンモグラフィの方は1回受けたことがあるが、最近はもっぱら自分で定期的にチェックしている。子宮頸がんの細胞診の方は、2年に1回、誕生日の頃に受けると決めている。

乳がんと子宮がんは、女性ならだれもが気になる病気だが、あなたはちゃんと検診を受けていますか?

特に、自分では調べられない子宮頸がんの方は、検診を受けるのは「ちょっと決まりが悪い...」と避けている人が多いと聞く。特に、日本ではこれを定期的に受けている人が大変少ないのだそうだ。

そこで、ちょっと子宮がんの勉強を!

子宮がんには体部と頸部(子宮の入り口のところ)との2種類がある。体がんの方は、子宮の奥にある内膜から発生するのだが、内膜は生理のときにはがれてしまうので、定期的に生理があるうちは体がんが発生することはまれだ。

頸がんの方は、これは知らない人が多いと思うが、ウイルスによって発症するんですよ!

このウイルス感染の原因は、もちろん性行為!だから、性経験のある女性ならば、若くても子宮頸がんにかかるのです。

ワクチンも開発されている。このワクチンは、性経験を持つ前に接種することが必要だそうで、オーストラリアでは、ティーンエイジャーの若い女の子達が無料でワクチン接種を受けられる。

しかし、子宮頸がんの予防に最も効果があるのは細胞診だ。なぜならば、全く症状のない非常に初期の段階で、多くの場合は「がんになる前のウイルス感染による細胞異常の段階」で発見することが可能だからである。

おりものや出血などで「あれっ?」と気づく頃には、もう頸がんは進行している。

この細胞診は、オーストラリアでは「Pap Test」あるいは「Smear Test」と呼ばれる。このPap Test パプテストを受けることを呼びかけるTVのキャンペーンをよく見かける。



「Most women diagnosed with cervical cancer haven't had regular Pap tests.
A little awkward for a lot of peace of mind.
子宮頸がんの診断を受けた女性のほとんどは、定期的にパプテストを受けていませんでした。 ちょっと決まりが悪いけど、大きな安心のために...」

まさにそのとおり!

オーストラリアなら、いつも診てもらっているGP(家庭医)にやってもらうけど、日本だったら婦人科に行かなきゃならないのだろう。検査といっても、してもらうのは子宮頚部の粘膜をこすり取ってもらうだけのこと。でも、そのためには、下着を脱いで、足を広げて、膣を広げる道具を挿入してもらわなければならない。これが、「a little awkward... ちょっと決まりが悪い」ということ。

でもね、これで子宮頸がんにならなくてすむんですよ。確かにできればしたくない検査だけど、安心には代えられない、と私は思うんです。

前回の検査から2年ちょっと...。誕生日の7日に予約を入れようとしたら、GPのヒル先生が休暇をとって休んでいたので1週間後となった。そうしたら、ナント生理が始まっちゃったので予約をキャンセル。(最近、更年期で不順なんです...。)先週やっとPap Test パプテストを受けました。

異常があったら電話するとヒル先生は言ったけど、電話がないので異常無しだったのだと思う。やれやれ...、ひと安心。

これをお読みのあなた、今すぐ予約を入れましょう。

ああ、そうそう、Pap TestのTVキャンペーンですけど、最新版がコレ!日本じゃあ、こういうキャンペーンはしないだろうなあ。

ちょっと解説しますと、ウイルス感染が原因の子宮頸がんの場合、最も効果の高い予防方法は、「性行為をしないこと」なわけですよね。でも、頸がんにならないために楽しみをあきらめることはないよ!Pap Test を受ければいいのよ!という陽気なキャンペーンです。




お帰りの前に1クリックを!



2012年11月29日

猛暑の日には電車が止まるメルボルン

現在、夕方の6時前。外の気温は39度。

晩ご飯にカレーライスを作っているのだけど、キッチンが暑いから、カレーが煮えるまで居間&オフィスのこの部屋で休んでいるというわけ。

夕方のニュースによると、今日もメルボルンの電車はトラブルの連発だ!

暑い日には電車が止まるという事実は、世界で最も優れた電車システムを誇る日本ではちょっと信じがたいことかもしれないが、メルボルンにおいては、これはもう当たり前のことのように毎度猛暑の日には電車が止まる。

あまりに暑すぎて、線路が曲がった!ということもあったが、そのような極端なことはまれで、大体は電線のトラブルが原因だ。電線のトラブルって、具体的にどういう問題が発生するのかは良く知らない。暑すぎて、電線を電気がうまく流れなくなるのだろうか。

今日のメルボルンでは、電線に風船が引っかかって電車が止まったケースもあった。引っかかった風船のせいで、電気が止まったのか?

もっと開いた口がふさがらないのは、運転手が足りなくて電車が遅れているという事実である。猛暑の日に働きたくないのは誰も同じ。ニュースでは、なぜ多くの運転手が出勤しなかったのかその理由には言及していないが、暑いから休んだんじゃないの?

仕事を終えて、早く家に帰りたい勤労者の皆さんが、駅のプラットホームで、夕方といえど激しく熱い日差しの中、軽く40度を超えている暑さの中で、じっと電車を待っている。

猛暑の日のメルボルンの風物詩...。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月28日

MIldura ミルデューラ

ヴィクトリア州にMildura ミルデューラという街がある。小さな街だ。

ヴィクトリア州の北西部の北の端、マレー川に面していて、川の向こう側はニューサウスウェールズ州という農業の街ミルデューラは、内陸の街だけあって、夏場には大変暑くなる。

夫が、今日から仕事でミルデューラへ行っている。

高気圧の影響で北から熱波が押し寄せる木曜日のメルボルンは、38度になる予想となっている。メルボルンって、熱い北風のせいで突然暑くなったり、翌日に風向きが変わって南極から吹く寒風のせいで気温が劇的に下がるというように、めまぐるしく気温がアップダウンするのだが、それはともかく...。

メルボルンで38度と聞いてミルデューラが心配になった。

「こりゃ、40度越えは確実じゃないの?」

早速天気予報サイトをチェックすると、ミルデューラの木曜日は44度の予想であった!

今日のメルボルンは最高気温27度の予想で、日陰はひんやりと涼しく、なぜかくしゃみが出ないので、からりと晴れていて最高に気持ちがいい。しかし、ミルデューラは、今日は40度の予想だ。

40度越えの中で仕事をするのは本当にキツイ。私は、教員時代に40度越えの中で授業をしたことが何度もあるが、はっきり言って勉強をする元気などうせる。そんなに暑い日は、学校を休む生徒も多い。

「ねえ、2日連続で40度越えよ。大変ねえ、気をつけてよ!」

私は、猛暑の街へと仕事に向かう夫を見送った。

ミルデューラは、キャンベラへ行くよりも遠い。途中で休みながら行くから、8時間か9時間のドライブだ。ああ、お疲れ様です...。

夫が前回ミルデューラに行った時には、豪雨に見舞われて大変だったらしい。「仕事にならないからみんな休んでいる!」と言っていたのを覚えている。一日がけでせっかく行ったのに、あまり実りのない出張となったようだった。

さて、今回は44度の猛暑。暑くて仕事にならないからと皆さん休んでいませんように!

ちなみに、私が経験した最高気温は47度。「ブラックサタデー」と呼ばれる大被害を出した森林火災があった2009年2月7日。その日、我が家のキッチン外のバルコニーは日陰でも50度近かった。畑の野菜が、古紙のように枯れてしまった日だった。


お帰りの前に1クリックを!



横に倒れた縦書き

昨日の「気が動転したアクシデント」について書こうと思うのだが、アクシデントとは突然発生したPCブラウザの不具合のことだ。

なんだ、そんなことか!とお思いのあなた、もしもご自分がこのようなアクシデントに見舞われた場合のために、ちょっと読んで行ってくださいね。

私は、長年愛用していたPowerMacのG4が死んで以来、DELLを使っている。OSは英語版Windows 7 Ultimateなので、不自由なく日本語環境でも仕事ができる。

Windows 7 Ultimateは、35の言語から選んだ好みの言語環境で使用でき、私は日本語設定にしているが、日本語の読み書きができるというだけでなく、日本語版のソフトも文字化けの心配なく使用できるのだ。

インターネットのブラウザは、やはりSafariを愛用している。使い慣れているというのもあるだろうが、表示が美しいし、使いやすいし、互換性の問題やセキュリティの問題やIEのようなわずらわしい問題が一切ない。

まっ、とにかく昨日の朝も、新しく作っているウェブサイトをSafariでチェックしていた。他のブラウザでもチェックしてみようと開いたところ、IEやFireFoxやChromeの表示が相変わらず見苦しい。日本語フォントのギザギザ感がひどすぎる。

何とかならないのか...と思い、設定を変えてみた。日本語スクリプトのデフォルトフォントを「MS P ゴシック」というのにすると、ギザギザ感は解決しない。デフォルトを「Meiryo」あるいは「メイリオ」というのにすると、ブラウザによってはアンチエリアスをかけたように滑らか文字になった。

「ああ、時間を無駄にしちゃったな...」と、再びSafariに戻り、仕事を再開するべくウェブサイトを表示させたところ、

「ええぇえ!何これぇ!」

モニターに表示されていたのは、ついさっきまで普通に横書きに表示されていた日本語を縦書きにして横に倒したものだった!つまりですね、それぞれの文字が時計の反対回りに90度倒れて縦書きになっている状態です。

私の首も思わず横に倒れる!

画面の日本語部分がすべて倒れていないところが、理解不能!何でこんなことになっているのか!Safariの表示設定はいじっていないのに!

それから、ネットで解決策を探しまくり、いろいろやってみたんですけど、うまく行った解決方法は、表示の設定で、デフォルトフォントを「縦書きにならないフォント」つまり日本語フォントじゃないものにして再起動という方法でした。

私、これまでSafariのデフォルトは「MS P ゴシック」と「MS ゴシック」でずっと使ってきたんです。これを、「Arial」に変えました。そうしたら横倒し縦書き表示はなくなりました。

日本語部分の表示は、スクリプトには「sans-serif」としか書いていないのですけど、見た感じこれまでどおり「MS P ゴシック」で滑らかに表示されているようです。

それにしても、なぜこのようなことが起きるのか、不思議だ...。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月27日

ハナ風船

今朝は久しぶりの雨となったメルボルンだが、私にとってはうれしい雨だった。何しろ気温が下がって涼しくなったし、私の頭の中では、大気中に漂う花粉が激しい雨に洗い流されていく様子が目に見えるようで、少なくとも今日はくしゃみと目の痒みに悩まされることなく過ごせそうな気がして嬉しかったのだ。

花粉症状がひどくない時を狙って久しぶりの食品買い物に出かける予定だったのに、突然「気が動転するようなアクシデント」が発生!(このことは、また後で詳しく書くことにします。)そして、結局、その悪夢のアクシデントのために午前中を無駄にした。

昼頃から、どんよりと曇っていた空が晴れ上がり、一気に気温が上がり始めた。

「げげげっ!これは暑くなりそう。早めに買い物に行っておかなければ!」

お昼ごはんをすませ、部屋干ししていた洗濯物を外に干した。洗濯物をいかに乾かすかは、花粉症患者にとってはある意味挑戦の毎日なんですよ...。今日は、外に干しても大丈夫と判断したわけ。

さあ、買い物に...と出かける準備を始めた頃から目が痒くなった。(外に出たからねえ...。)

一応、出かける時には軽くメークなどしているので、ここで目をこするとジャック・スパロウになってしまう!と、痒くてもこすらないようにと四苦八苦しながら一番近くのIGAスーパーに行くことにした。このスーパーは、Colesよりも商品がかなり高いのだが、とにかく家から一番近いのだ。

ところが、買い物を始めた頃にはすでにくしゃみが出始めた。大急ぎで、とりあえず必要なものだけを買って帰ることにして、レジに並んでいる間にもくしゃみが出る。

バッグに入れて常に持ち歩いているポケットティッシュ。常に2パックは入れていたのに、今日は出かける前にチェックするのを忘れていた。鼻水をかもうとティッシュを探すと、ああナント言うことか、1枚しか残っていない。

ここで、ティッシュを買いに行けばよいのに、もうすぐ家に帰るのだから何とか我慢しようとした私が愚かだった。

花粉症でくしゃみが出るとですねえ、そりゃあ驚くほど大量の鼻水が製造されるのです、鼻の粘膜が花粉を洗い流そうとして。そして、あっという間に鼻の中は鼻水であふれそうな状態になってしまうわけです。また、この場合の鼻水は、本当に水のようにサラサラしていることが多く、うっかりしているとタラタラーと流れ出てくるのです。

「ああ、これは危ない状態になってきた。どうしようか...」と思っていると、私の番になった。

ここでくしゃみが出ると大変なことになると自覚しているので、1枚しかないティッシュを手に持ち、もしもの時に備えつつ、必死にくしゃみをこらえながら、支払いを済ませようとしていた時、ついに、おそれていたくしゃみが出た...。

レジの女の子に見られないように、瞬時にティッシュで鼻を押さえたけど、穴の穴から大量に排出された鼻水は、ナント信じがたいことに5センチほどの風船となって吹き出た!

通常ならば、ティッシュ1枚では決して始末しきれないほどの量だった...。

私もこの歳で、少々のことでは動じなくなって、「きゃー、ハズカシイー!」というようなことはめったにないのだけど、さすがに今日はちょっと赤面しました。

ああ、毎回花粉症の話ばっかりで申し訳ないですね。
このブログ、「花粉症大変記」とでもタイトルを変えた方がいいかも...。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月26日

羅針盤のようなブログ

私、感激しました。

いつも私のブログを読んでくださっていたという「くみこさん」から、再びコメントをいただいたのです。

メルボルンに来てまだ日が浅いとおっしゃる「くみこさん」は、私と同じくティーンエイジャーのお子さんがいらっしゃるんだそうです。そして、私のブログを「羅針盤のようなブログ」とコメントしてくださいました。

「羅針盤のようなブログ」とは、またナント素晴らしい表現!

そして、私にとっては、もうこの上ないお褒めの言葉!

私は、「うつ」になりやすい典型のようなタイプの人間で、何事にも猪突猛進しやすく、以前も書いてけど、「絶対こうするべき!」とか「こうでなかったら、私は落伍者…」という気持ちになりやすく、「途中でやめたら卑怯もの」とついつい自分を追い込んで行きやすい。

こういうタイプの人間は、何か始めると、そのことに強迫観念を抱きやすいのです。

私は、ブログを始めるにあたって、「できるだけ毎日書こう」と思っていたのだけど、それが「毎日書かなければならない」に変わり、「せめて読者を増やしたい」と思ってブログランキングに参加したのに「ランキングを上げなくてはならない」に変わり、ブログのことが頭の中に取り付いて離れなくなりました。

ブログを止めて執着心がなくなったら楽にはなったけど、そういう時に限って書きたいことがたくさんできたりする。

でも、またブログを書き始めると、再びブログに執着し始めて苦しくなるぞ!と思うから、書きたいことがあっても書かないほうが良いと思い込んで我慢したりしていた私。まあ、バカバカしいことで思い悩むのですよねえ、いつも...。

まあ、とりあえずしんどいことは止めてみた。
無理して続けないほうが良いと知っているからね。
止めてみたら、またやりたくなった。だから、また始めてみる。
ただし、今回は教訓を学んでいるので、強迫観念を抱かないようにブログに執着することのないように、「書きたい時だけ書く」主義で行きます!

こういう当たり前のことに気づかせてくださった「くみこさん」のコメント。ありがとうございました。

というわけで、皆さん、再びよろしくね。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月19日

このまま続けて意味があるのか

皆さん、いつも私のブログを読んでくださってありがとうございます。ここ数日、更新しておりませんでしたので、心配してくださった方もありました。

花粉症のせいで書かなかったのではありません。「うつ」が再発して寝込んでいるわけでもありません。

最近、このブログをこのまま続けていくことに疑問を感じていたのです。

海外の異なる文化の中で生活していても、住んでいる間にあらゆることが「普通の日常」と化して、当たり前のことと感じるようになってきます。20年近くも住んでいればなおさらです。それでも、ちょっとしたことに異文化の面白さを感じることがあるので、そうしたことについて自分なりの考察を面白おかしく書いていこうと思って始めたのがこのブログです。

ですが、最近の私は「ブログ」というものにとらわれ始めていると感じていました。

「ブログ」に書くための面白い話題や出来事はないかと四六時中考えています。

書きたいことが見つかると、私の文章は長くなる傾向があります。内容に関して、間違いがないように調べたりもします。もっと詳しく書こうと思い、時間をかけて情報集めをしたりもします。

こうして、一日のうちのかなりの時間を「ブログ」のために使ってしまっているのです。考えたり、探したり、調べたり、写真を撮ったり、文章を練ったりして...。

時間を使うべき「ブログよりも大切なこと」があるだろうに、まるで強迫観念のように「ブログ」が気になり始めていました。何か、面白い記事を書かなくては!というような思いで、「ブログ」のことが頭から離れなくなってきていたのです。

こうした傾向も、「うつ」になりやすいタイプの人間によく見られることなんですけどね。

まあ、こんなことで思い悩むというのも何かのサイン。ちょっと休んでみようと思います。

「しばらくお休みします」と言いながら、すぐに再開するかもしれませんが...。再開した際には、またよろしくお願いしますね。

それじゃあ、また。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月12日

花粉症アタック

昨夜は、私の花粉症史上最悪の夜だった。 

抗ヒスタミン薬として、以前はClaratyneという薬を飲んでいたのだけど、2年ほど前これが効かなくなったので、GPのヒル先生に相談したら薬を変えるように勧められた。ヒル先生が勧めたTelfastという薬を飲んでみたら、これがなかなか良く効いたような気がしたので、それ以来Telfastを飲んでいる。 Telfastの最も強いタイプ180mgを一日一錠飲んでいるのだが、時々薬が全く効かないような日がある。昨晩はそんな感じだった。 

もちろん、窓もドアもすべて締め切ってある。シャワーも浴びて、痛いけど鼻うがいもした。しかし、くしゃみと目の痒みは止まらない。 くしゃみって、結構カロリーを消費するし、体力をかなり使うでしょう?昨晩のくしゃみ回数は、軽く100回を越えていたんです。くしゃみ1回100メートルダッシュ並みのカロリー消費と聞いたことがある。もうねえ、あなた、私はくたくたでした。

あまりにくしゃみがひどいので、のどの奥が痛くなり、鼻血も出始め、そのうち鼻が完全にブロック!口でしか呼吸ができなくなった。さらに、呼吸が喘息のようにゼエゼエと 苦しくなり、「こりゃかなりやばい状態よ!」と自覚したのが夜の9時過ぎ。

抗ヒスタミン薬のTelfast180mgは、午前中に1錠飲んでいたのだが、そのような状況ではどうしても薬が必要となる。 (もう1錠飲んでも大丈夫なのかしら?) 箱の注意書きを読んでみると、推奨用量を超えた量を飲んではいけないと書いてある。この薬の推奨用量は、24時間に1錠である。 (どうしようか...) ネットで過剰摂取の場合の副作用を調べたら、死亡した例はないとのことだったので、もう1錠飲んだ。

しばらくしたら、くしゃみが止まった。 1時間ほどしたら、完全にブロックしていた鼻が通ってきて呼吸が楽になった。そして、何とか眠ることができた。 夜中に何度も目が覚めて洟をかんだけど、何とか眠れたのはやはり追加の1錠のおかげだった。

朝起きたら、目が腫れ上がっていた。眠りながら目をこすっていたのかもしれない。目の周りは黒ずんでシワシワになっていた。こんなひどい目(目の周りが)になったのは初めてだった。 でもね、これは悪夢の一日の始まりに過ぎなかったのです...。

今朝は、息子のカイと娘のサチを皮膚科の専門医に連れて行かなければならなかった。予約は8時。

朝早く起きて夫と子供たちのランチを作っていると、くしゃみが連発する。今朝は、家から外に出なくてはならないのだから、家の中でこんなことでは困る。 (薬...、どうしようか?) 昨夜、追加の1錠を飲んで過剰摂取状態のはず。でも、この状態で外出したらどんなことになるか想像しただけで恐ろしい。だから、私は、ちょっと怖かったけどさらに1錠飲んだ。

そして、皮膚科の専門医のクリニックへ。くしゃみは車の中では出なかったのだけど、受付に着いた頃に始まった。

待合室で数十回連続くしゃみ!ティッシュ!ティッシュ!鼻血!
くしゃみ!くしゃみ!ティッシュ!ティッシュ!
(家に帰りたいよー!)

もう詳しいことは書きませんけどね、受付のおばさんにも専門医のドクターにも気の毒がられて...。子供達は、「お母さん、大丈夫?」と優しい声をかけたりはしてくれません。周囲の視線に、二人顔を見合わせて「ハズカシー!」って表情でした。ひどいっ!ああ、ホントに悲しい1時間だったなあ。

その後、子供達を学校に送り届け、家に戻り、洗濯やキッチンの片づけを終わらせて、さあ今度は食品の買い物です。Colesへ行かなくちゃ...。

パントリーも冷蔵庫もほぼ空っぽ。今日はどうしても行かないわけにいかなかったので、行ったんです。花粉症用マスクをして...。 

くしゃみ!くしゃみ!ティッシュ!ティッシュ!涙!涙!くしゃみ!くしゃみ! 

あっという間に、マスクはべっちょり!買い物どころではないんですよ、洟をかまなくちゃいけないから。

(早く終わらせて家に帰ろう!家に帰れば楽になる!)

それにしても、あんな立派なショッピングセンターの建物に、一体どこから花粉が侵入してきているのだろうか。

ああ...、とにかくホントに大変だ。

クリスマス頃には、花粉シーズンも終わりになるはず。あと2ヶ月もすれば楽になる...。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月11日

「いい天気」は生き地獄

メルボルンにお住まいの皆さん、からりと晴れたゴージャスな日曜日の今日、いかがお過ごしになりましたでしょうか。

ピクニック、BBQ、ドライブ、ビーチでお散歩、ガーデニングなどなど、今日のようなお天気の日には、家の中にこもってなどいたくはありませんよねえ。外に出て、真っ青な青空の下で、気持ちの良い初夏の空気をいっぱいに吸いながら、アウトドア・アクティビティーを楽しみたいと誰もが思うことでしょう。

私だって、そう思います。

でもね、現在11月、ヘイフィーバーシーズンは最悪の時期に入っております。草や芝や遠くの農場の牧草や、草達があらゆる場所で花を咲かせ花粉を飛ばしまくっているのですよ...。

今日は、特に風が強いわけでもなく、ご近所の皆さんが芝刈り機の爆音をとどろかせてもいなかったのに、どうしてこんなにくしゃみが出るのよぉー!目が痒いのよぉー!

こんなに気持ちの良いお天気なのに、ドアも窓も締め切って、家の中にこもっている私。

しかも、家の中にいるのに花粉症用マスクと花粉症用ゴーグルをつけていないと、あまりにひどいくしゃみのために何にもできない。

耐えられなくなると、シャワーを浴びる。

大変です...。

どなたか、花粉症の治療薬を開発してください。よろしくお願いします。

そうでないとねえ、ホント、もう、やってらんないですよ!


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月10日

ドロシー・ロー・ノルトの言葉

私は、海外にお住まいの方のブログを読むのが好きだ。もともと、外国の文化にとても興味があった。

現在は、オーストラリアのメルボルンに暮らしているけれども、子供達が生まれてからは、何度か家族で日本に行った以外は、どこにも旅行をしていない。

イタリアやスペインをはじめ、トルコやフィンランドやスコットランドや、行きたかった国がいっぱいあるのに...。メルボルンは地球の果てだから、行きたい国々は全てとても遠い。

だから、そうした国々に住んでいらっしゃる方々のブログを読んで、皆さんの暮らしの様子からその国々の文化を少し知ることができるのは、とても楽しいのだ。

そして、今日ふと思ったのだが、ブログを書いていらっしゃる方の多くが、子育て真っ最中の若いお母さん達だ。親兄弟姉妹と遠く離れた外国で、異文化の中での子育てに奮闘中というのが、読んでいて微笑ましくなる。

自分が子育てに奮闘していたころのことを思い出して、今日は久しぶりに子供達が幼かった頃の写真を出して見た。大変だったけれど、楽しいことのほうが多かった。

でも、夫と一緒にビジネスを立ち上げてからは、本当に忙しくなり、特に夫がほとんど家にいないような「母子家庭」のような生活になってからは、ストレスがたまって本当に大変だった。「ウツ」にもなったし...。

余裕が無くなり、「優しいお母さん」じゃなくなることも良くあった。「ガミガミ母さん」や「イライラ母さん」にしょっちゅう変身していた私。

神経が高ぶって、イライラが抑えられないような時、自分を落ち着かせるために読んでいたのが、ドロシー・ロー・ノルトの有名な詩だ。

Children Learn What They Live
By Dorothy Law Nolte

If children live with criticism, they learn to condemn.
If children live with hostility, they learn to fight.
If children live with fear, they learn to be apprehensive.
If children live with pity, they learn to feel sorry for themselves.
If children live with ridicule, they learn to feel shy.
If children live with jealousy, they learn to feel envy.
If children live with shame, they learn to feel guilty.
If children live with encouragement, they learn confidence.
If children live with tolerance, they learn patience.
If children live with praise, they learn appreciation.
If children live with acceptance, they learn to love.
If children live with approval, they learn to like themselves.
If children live with recognition, they learn it is good to have a goal.
If children live with sharing, they learn generosity.
If children live with honesty, they learn truthfulness.
If children live with fairness, they learn justice.
If children live with kindness and consideration, they learn respect.
If children live with security, they learn to have faith in themselves and in those about them.
If children live with friendliness, they learn the world is a nice place in which to live.

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、 子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる


我が家の子供達は、現在、気難しいティーンエイジャーで、体は私よりもはるかに大きくて大人同然。でも、まだまだ子供です。久しぶりにこの詩を読んで、最近叱ってばかりで褒めることを忘れていたと反省しました。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月9日

薬代に200ドル超え!

今や、生活費の高い都市ランキングで世界第7位というメルボルン。家賃も、電気ガス水道料金も、電話料金も、食料品も、とにかく何もかも高い!ものすごく高い!

今月は、引っ越す前の家の電気料金と水道料金の残りの請求が来たし、引越しのために電話会社のTelstraへの支払いが通常よりもかなり多かった。さらに、車の登録料700ドルというのが来た。

おまけに、家族・友達・親戚関係の誕生日の連続で出費がかさんだ。

ティーンエイジャーの子供達の食欲は凄まじくて、できるだけお金をかけずに栄養のバランスが良いちゃんとしたものを食べさせようと料理を頑張っているが、最近は1週間250ドルではとてもやっていけない。もちろん外食など一切しない。

もうすぐクレジットカードの支払いもしなければならないし、いくつか月々の支払いが残っている。来週は、子供達を皮膚科の専門医に診てもらいに連れて行かねばならない。

すでにギリギリの状態なのに、どうやってやりくりしていこうかと頭を悩ませているのだが、こういう時に限って、私達家族の薬がなくなった。同時に全部の薬がなくなることはめったに無いのだが、今回はまさに「マーフィーの法則」である。

子供達はニキビ治療の薬を飲んでいる。私は、抗うつ薬を毎日飲んでいる。夫は、コレステロールを抑える薬と10年以上前にパニック障害の治療に飲み始めた薬を今でも飲んでいる。そして、我が家の四人全員がアレルギー体質であって、この時期は花粉症のために抗ヒスタミン薬を欠かすことができない。

薬はどうしても必要なので、仕方なく買いに行った。100ドル以上は行くだろうと覚悟していたが、今日買った薬代は、200ドルを超えた!

ああ...。


生活が困窮してCenterlinkから生活保護の給付金をもらっていた頃は、「ヘルスケアカード」というものももらえた。このカードがあれば、GPでの診療費も無料だったし、薬が大変安く買えた。家族全員の薬を買っても50~60ドル程度だった。

現在は、夫の収入額のために私達家族は毎月ギリギリの生活ではあっても、低所得世帯向けの様々な恩恵は受けられない。

私がもっとしっかり稼げばいいのだよな。何とかしなくちゃあ...。

ウツの方は、もう大丈夫な気がするんです。腰は...、ううん...腰はねえ、就職するにはかなり厳しいと思います。

だから、日頃やっている翻訳とウェブデザインの仕事を増やすしかないだろうとは思うんですよ。でもね、こういうことを考えると、たちまち心臓がバクバクするのはどうしたものかなあ...。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月8日

16歳になったカイ

息子のカイが今日で16歳になった。

残念ながら、夫は仕事で朝早くから出かけており、夜は仕事関係の食事会があるので、一緒にお祝いはできない。だから、カイとサチと私の三人だけの夕食。せめて美味しいものを作って食べさせてやろうと思い、夕食はカイの好きな餃子と肉じゃがと白ご飯とお吸い物を作った。

誕生日のプレゼントも、今年はちゃんと用意した。私達家族はまだまだ経済的に楽な生活ではないので、大したものはあげられなかったが、私から贈ったものは、「デスクランプ」と「目覚まし時計」と「ラップトップサポート」の三つ。いずれも実用的なものばかりですねえ?ええ、まさにそのとおりです。

夫からは、漫画用のペン。カイは、これが一番うれしそうだった。何しろ、将来の第一目標は、漫画家かアニメーターというのだから!

しかし、大きくなるにつれて現実的なことも考え始めており、大学では滑り止めにエンジニアリングも勉強するのだそうだ。漫画家もアニメーターもダメだったら、エンジニアにでもなるというのだが、そんな動機で勉強してやっていけるのか...。

まあ、それはともかく、私は今日一日、バースデーケーキのことで頭がいっぱいだった。だって、チーズケーキショップのベイクトチーズケーキよりも美味しい「ジャパニーズふんわりスフレタイプのチーズケーキ」を作ることにしていたから。

さて、皆さん、お待たせいたしました。チーズケーキの話です。

私、頑張りましたよ。ちゃんと作りました。ケーキ型に生地を流し込む時に、ボウルごとケーキ型に落とす!という信じがたいハプニングがありましたが、奇跡的にちゃんと形になりました。(少し小さくなったけどね...。)

これです!


ちょっと焦げすぎているのは、焼いている間に仕事をしていて、タイマーの音に気づかなかったために10分以上焼きすぎてしまったから。でも、このくらいならOKでしょう?

しっとり、ふんわり、ほわほわに焼きあがってとってもうれしかったのですけど、チーズケーキはひんやり冷やしたほうが良かろうと思って、冷蔵庫に入れておいたらへこんでしまいました。こんな風に...。


でもね、へこんでしまっても、このチーズケーキはふんわり&しっとりで、最高に美味しかったですよ。子供達も、「おおっ!これは美味しい!」と、パクパク2切れずつ食べていましたから。

ベースは、以前から作ってみようと思っていた Donna Hayの「クラシック・ベイクトチーズケーキ」のレシピを参考に、アーモンドミールと小麦粉で作りました。でも、このベースはちょっとごつすぎて、ジャパニーズスフレタイプには合わないと思います。

もう少し軽いベースになるように、次回は分量を工夫して見ます。

まあ、とにかくですね、やっぱりベイクトチーズケーキは、「どっしり&ずっしり&ねっとり」タイプよりも、「ふんわり&しっとり」のジャパニーズタイプが一番美味しいです!

16歳になったカイと妹のサチ


お帰りの前に1クリックを!



ベイクト?チーズケーキ

昨日、夫が私の誕生日のためにチーズケーキショップで買って来たチーズケーキであるが、味はとても美味しいのだけれども、とにかくリッチで口当たりが重く、少し食べただけで「ウッ...」と胸焼けしそうになるケーキであった。

口当たりが重いというのは、もう少し説明してみると、「固めたクリームチーズ」という感じであって、食べるとねっとりとしている。

「私は、ベイクトチーズケーキの方が好きだな...」と感想を述べると、夫が、これこそがベイクトチーズケーキだと言う。

ベイクト?焼いてあるの?

チーズケーキショップのベイクトチーズケーキ
チーズケーキショップで買って来たケーキを良く見てみると、表面がうっすらと焼いた感じになっている。

早速、チーズケーキショップのウェブサイトをチェックしてみると、おおっ!確かに「Baked Cheesecake」と分類されている。夫が買って来たのは、Wildberry トッピングのベイクトチーズケーキだった。

Googleしてみると、もう少しきつね色に焼かれているものも多いけれども、やはりベイクトチーズケーキというのは、このねっとりタイプを言うらしい。

さらに調べると、日本でおなじみのふんわりタイプのチーズケーキは、スフレタイプとも呼ばれ、「ジャパニーズ・チーズケーキ」と呼ばれることもあるのだそうだ。

そうだったのか!

よしっ、それならば、私はジャパニーズふんわりスフレタイプを作ろうではないか!

これから作り始めますよ!それでは、のちほど。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月7日

家族の会話を復活させた誕生日(2)

私は、先日以来ずっとお寿司が食べたいと思い続けていて、誕生日の夕食は「手巻き寿司」を子供達に作ってもらおうと思っていた。

でもねえ、子供達も夫もこんな険悪な態度だし、私は怒りを吐き出して気分はいいのだけど、家族がこんなことになって自分が悪かったなどとは思っていないし、機嫌取りをする気もないし、もうこういう状況では、「幸せな誕生日のお祝い」などあきらめるしかないでしょう?

(仕方がない、自分で作るか...)

私は、手巻き寿司の準備を自分ですることにした。とにかくお寿司が食べたいのですからね。

そこで、早めにご飯を炊いておこうと思いキッチンへ行くと、ちょうどそこへ息子のカイがやって来た。そして、相変わらず口を利かないのだが、カイは、私が誕生日に食べたいと言っていたフルーツサラダを作り始めたのだった。

娘のサチもやって来た。サチはエプロンを身に着けていた。料理をするつもりなのだ。そこで、私は夕食は手巻き寿司にして欲しいと頼んだ。

「I have no idea what to do...」
つれない返事ではあったが、口を利いたサチに、私はいつも私が作っている寿司ご飯と具のことを話し、作り方を手短に教えた。

居間でテレビを見ていたら、夫がピンク色の包装紙で包んだ何かを持ってやって来た。
「Happy birthday, Darling!」

それは、JKローリングの新作「The Casual Vacancy」という本だった。まあ、ナント、夫からプレゼントをもらったのは久しぶりだった。

カイも、同じピンク色の包装紙に包んだ何かを持ってやって来た。
「お誕生日おめでとう。これ、俺とサチから」と、カイはめずらしく日本語で言った。

「ホームランド」という米TVドラマのDVDだった。

サチがやって来た。
「キチンはどうしたらいい?」
「いつも照り焼きにしてるから、照り焼きにすればいいんじゃない?」
「テリヤキはどうやって作る?」

私は、照り焼きのタレを作って見せながら手短かに作り方を教えた。サチは、簡単に教えればちゃんと作れるだけの料理についての知識と経験がある。

こうして、我が家に会話が復活したのでした。


サチが作った手巻き寿司の具は、照り焼きチキン、塩茹でニンジン、きゅうり、卵焼き、アボカド、スモークサーモン。

大好きなスパークリングワインとともに、美味しくいただきました。うちのサチ、14歳になったばかりだけど、料理に関してはかなり大したもんなんです。これからは和食にもどんどん挑戦してもらいたいものです。

さて、ケーキとデザートです。今年は、ケーキは手作りじゃないのが残念ですけど、このチーズケーキは美味しかった。美味しいのだけど、やっぱりチーズケーキはリッチで重い。だから、カイが作ったフルーツサラダがさわやかで大変美味しく感じられたのでした。


そして、どういうわけだか知らないけど、こうしたご馳走を食べながら、カイとサチの話題は岡山県の総社市に住んでいた頃の学校の給食の話になり、私達家族はめずらしく長い長いおしゃべりタイムを楽しんだのでした。

さらに、食べ終わった後、片づけも洗い物もちゃんとやってくれたカイとサチ。お母さんは、プレゼントよりも料理よりも、実はこっちの方がうれしかった。

良い誕生日になりました。嵐の後の青空のような気分です。

ありがとう...。

さあ、明日はカイの誕生日。あの美味しかったチーズケーキショップのチーズケーキよりも美味しいチーズケーキを作るんだからね。がんばります!


お帰りの前に1クリックを!



家族の会話を復活させた誕生日(1)

食器洗い機の無いこの家に引っ越してきて以来、朝から晩まで皿洗いをしている気分になり、最近イライラしていた。平日の朝はみんな忙しいし、家で仕事をする私が皿洗いをするのはそれは良しとするが、ちょっと水を飲んだグラス、学校から帰って何か食べたボウルや皿、ラーメンを作った鍋、汚れたまな板などが、次々とキッチンの小さなシンクの中や周囲に放置される。

夕方になって、夕食の準備にキッチンに行くと、山積みになっているそれらを洗って片づけなければ何もできない小さなキッチン。

子供達と夫のこうした無責任な態度は家事全般に言えることであって、「開けたら閉めない」「出したら戻さない」「汚したら洗わない」「点けたら消さない」彼らに、ついに私の怒りは爆発!

不満をぶつける私、ふて腐れる子供達、逆切れして私を批判する夫。

実を言うと、我が家のメルボルンカップ4連休は、暗くて重苦しい空気の漂うものでありました。

ですから、今日は私の誕生日だと言うのに誰も何も言わない。朝もむっつりと黙ったままで、皆それぞれ仕事に学校にと出かけて行った。

(今日が私の誕生日だということを、忘れているのか?無視しているのか?)

明日は、息子のカイの誕生日だ。今年のバースデーケーキは、どういうわけか「チーズケーキ」を作って欲しいとのリクエストだったので、私は材料を買いに出かけた。買い物から帰ってくると、今日も夫がすでに帰宅していた。

買って来たものを入れるために冷蔵庫を開けると、チーズケーキショップの箱が!


「チーズケーキ買って来たの?」とたずねる。
「YES!!!  It's your birthday!!!」
明らかに苛立った大声が返ってきた。

「カイが明日はチーズケーキを作って欲しいって言ってたから、今チーズケーキの材料を買いに行って来たのよ」
「OH... whatever!!!」

夫の態度にカチン!と来たものの、ここで事態を悪化させるようなことを言ってはだめだ!こういうときは、ポジティブな返答をしなくては!

そこで私は、「じゃあ、チーズケーキショップに負けないチーズケーキを作らなきゃ!」と言った。

夫は、私を無視して仕事を続けていた。

しばらくすると子供達も学校から帰ってきた。二人ともほとんど口を利かない。そして、いつものように、すぐにそれぞれ自分の部屋にこもってしまった。

夫は、仕事の電話をかけ続けている。

(あーあ、こりゃとんでもない誕生日だわ、今年は...)

ガックリくる私でありました。

(2)へ続く...


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月6日

競馬のおかげで4連休

毎年11月の第一火曜日には、「メルボルンカップ」競馬がメルボルンのフレミントン競馬場で開催される。

この日は、通常「カップ・デー」と呼ばれ、メルボルンにおいては祝日であり、学校も会社もお役所も休みとなるということは昨年も書いたので、「メルボルンカップ」競馬についての詳しいことは昨年の記事をお読みください。

さて、第一火曜日の前日の月曜日だが、当然お休みではない。しかし、この日を休んで土日月火と4連休にしたいと思うのは皆同じ。というわけで、カップ・デー前日の月曜日に学校や会社を休む人が大変多い。

我が家の子供達が通うハイスクールでは、毎年前日の月曜日に生徒が来なくて授業にならないということで、今年は「カリキュラム・デー」となった。「カリキュラム・デー」は、生徒達はお休みである。教職員にとってはもちろん勤務日であって、この日は研修を行ったり、授業の準備をしたり、スクールレポート(成績表)の準備をするなどの仕事をするわけだ。

おかげで、子供達は堂々の4連休となった。

夫は仕事に出かけたが、行く先々で担当者が休んでいたり、会社自体が休んでいたりして、昼頃には家に帰って来た。
「誰も働いていないよ...」とのことであった。

夫も子供達も、競馬には全く興味がないので、うちの家族にとってメルボルンカップ・デーはただの祝日。でも、私はレースそのものは毎年テレビで見ている。

今年の「メルボルン・カップ」は、英国のチャールズ皇太子と奥さんのカミラさんがいらっしゃるということでも話題になっていた。

この日は、朝からお祭りムード。大勢の人が、競馬そのものよりも、着飾ったり仮装して集まり酒を飲んで大騒ぎするのが目的で競馬場にやってくる。テレビ各局の朝の番組もメルボルン・カップが一番の話題であり、チャンネル7などは、番組のキャスター&プレゼンター達がドレスアップしてフレミントン競馬場からシャンペンを片手に生中継という力の入れようであった。

肝心の馬の方だが、レース前は、昨年写真判定で鼻毛の差勝利を勝ち取ったDunadenとAmericainという馬に人気ジョッキーのCraig WilliamsとDamien Oliverがそれぞれ乗るということで、この2頭が断トツ人気だったようだ。(...というか、この2頭の名前ばかり聞いていた。)

DunadenとAmericain以外には、有名トレーナーのBart CummingsとかGai Waterhouseとかいった人達が話題となっていたのだが、勝ったのはGreen Moonという馬だった。

人気馬を引き離して余裕のレースで勝った Green Moon

Green Moonという馬のオーナーは、メルボルンでは有名なLloyd Williams ロイド・ウイリアムズという大金持ちのビジネスマンで、この人所有の馬がメルボルン・カップを勝ったのは4回目なのだそうである。

まあ、DunadenとAmericainなどの海外から参加の馬達を抑え、地元の馬が勝ったというので喜んでいる人も多いらしいが、オッズが相当高かったそうであるからそれだけ人気も無かったということで、この馬に賭けた人も少なかったのに違いない。

レース後の、なんだか白けた雰囲気は、そのせいだったのか...。


お帰りの前に1クリックを!



2012年11月4日

ニュージーランド航空の機内安全ビデオ

もうすぐ映画「ホビット」が公開ですが、この映画の撮影が行われたのはもちろんニュージーランド。映画「ロード・オブ・ザ・リング」の時と同様、「ホビット」でもCGや特殊メイク及びミニチュア製作などを手がけたのは、いまや世界的に有名なWETAです。

ニュージーランド航空がこのWETAとのパートナーシップで制作した機内安全ビデオが話題になっています。

ニュージーランド政府観光局の公式ウェブサイトも素晴らしかったけれど、この機内安全ビデオも見事なできばえ!ニュージーランドに行ってみたくなります。

映画の監督ピーター・ジャクソンも登場しますよ。「ロード・オブ・ザ・リング」の後、ダイエットに成功してすっきりとやせたジャクソン監督は、イケメン化していましたけど、少しリバウンドしたようだな...。




お帰りの前に1クリックを!



2012年11月1日

今シーズン最悪

何もやる気が起きない。

ただ、もう苦しいだけ。

窓もドアも締め切っているし、エアコンで空気のフィルターもやっているし、外には全く出ていないのだけど...。

今日は気温が低くて寒いほどだが風が強いのがいけない!空気は花粉でいっぱいだ。
こういう日は薬も効かない。

くしゃみもひどいが目のかゆみが耐えられない。

洟をかみすぎて鼻血まで出てる...。

腹が立つけど、花粉に怒ってみてもしようがない。


今日はそんな日。


お帰りの前に1クリックを!