2013年2月4日

米国の国歌 「Star Spangled Banner」

先日のオバマ大統領の就任式でビヨンセが国歌を口パクしたと騒動になっていたが、今日のスーパーボウル直前記者会見で、例の口パクの件を質問しようと待ち構えていた記者たちを前に、アカペラで迫力の国歌斉唱を披露して記者たちから拍手喝采を浴びたというニュースがあった。

このニュース以来、私の頭から米国国歌が離れない。ついつい口ずさんでしまう。

米国の国歌「Star Spangled Banner(星条旗)」を知らない人はいないだろう。 

米国国歌は、オリンピックやワールドカップをはじめ、スポーツの試合前に歌うと非常に気持ちを高揚させるメロディーだとは思っていたのだが、数年前に歌詞を読んで理解するまでは、何を歌っているのか実は知らなかった。

皆さんは、ご存知ですか?

この「Star Spangled Banner」という米国の国歌は、米英戦争時のある戦いの事を歌っているんです。 フランシス・スコット・キーという人が書いた「マクヘンリー要塞の防衛戦」という詩がもとになっています。

Oh, say can you see,
By the dawn's early light,
What so proudly we hailed
At the twilight's last gleaming,

Whose broad stripes and bright stars,
Through the perilous fight,
O'er the ramparts we watched
Were so gallantly streaming?

And the rockets' red glare,
The bombs bursting in air,
Gave proof through the night
That our flag was still there.

Oh, say, does that Star-Spangled
Banner yet wave
O'er the land of the free
And the home of the brave?

様々な和訳がされていますけど、私も訳してみました。

「ああ、君たちは見えるか?この夜明けの薄明かりの中で
昨日の夕暮れ、最後の光の中で、我々があれほど誇らしく仰いだものが

その旗の太い横縞と明るい星は、
昨晩の危険な戦闘の間じゅう
我々が守る要塞の上で雄々しく翻っていた

砲弾の赤い閃光や空中で爆発する爆弾は
一晩中、我々の旗がまだそこに立っていることの証しだった

ああ、教えてくれ あの星条旗は今もはためいているか?
自由の地の上で
勇者たちの故国の上で」


この国歌を歌う時、どうしたって自由のために命をかけて戦う兵士たちのことを思うでしょう?
砲撃で傷つく要塞とその上に翻る旗を思い描くでしょう?
戦う兵士たちの勇気を崇敬する気持ちが湧き上がるでしょう?
ようし、自分も頑張るぞ!と思うでしょう?

なんという歌詞!

「君が代」ではこうは行きません。

ところで、私が何年も前からiPodに入れている「Star Spangled Banner」のベスト版があります。いろんなスター歌手が様々なイベントでこの「Star Spangled Banner」を歌っていますけど、これに勝るパフォーマンスはありませんよ。 昨年亡くなったホイットニー・ヒューストンの国歌斉唱です。なんとジャージとヘアバンドで登場したホイットニー。やり過ぎない、ストレートな、見事な歌唱です。見たことない人は、YouTubeでぜひどうぞ。



お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿