2016年8月17日

かつかつの暮らしと「PAYG」

昨年のクリスマス前に仕事を辞めてしまって、その後数カ月にわたって無職無収入状態(「うつ期」のため)であった夫が今月よりフルタイムで働き始めました。これでやっと生活は楽になるかと思っていたんです。

ところが夫がこの前の給料(2週間毎の支払い)を全て家賃の支払いに使ってしまったのと同時に、税務局より私あてに2300ドルの税金を払えとの督促が届きました。

PAYG(Pay as you go)という納税システムがありまして、前年度の収入額から次年度の税額を見積もって、その額を支払わされるのですが、毎年だいたい同じ程度の収入があればそれで大した問題はないんでしょうが、私は一昨年たまたま非常に収入が多かったんです。その「たまたま多かった収入額」を元に概算された次年度の税金は、PAYG納税システムによって5000ドル近くと概算されたのですが、一度にそんな額の税金を支払える収入はもうないのですよ。

支払わないといけないとのことで4半期ごとの分割払いにしていたんですが、夫がそんな具合で収入が無くなり、私一人の収入でやりくりしながら生活していたのですから税金なんて払えるわけがありません。というか、実は支払いをすっかり忘れていたところ督促がきたということ。

口座に残っていた現金だけでは足りず、娘の貯金まで借りて2300ドルを払いました。

今年(2015-16年度)の収入は少なかったので、納税申告の結果、払わされた税金の大部分は返ってくるはずなんですけど、それがいつ頃になるのか分かりません。

とにかく問題は、現在私の財布は空っぽ、口座も空っぽ、夫の財布も空っぽで、それぞれの次の給料日まで我々は全くの文無しということ。息子と娘はそれぞれ少し現金を持っていますけど…。

クレジットカードは見るも恐ろしいことになっているので、私は絶対に使いたくないんです。夫は平気で使っていますから「恐ろしいほどの借金額」は少しずつ増えていってます。

給料日早く来て〜!

冷蔵庫もパントリーもほとんど空っぽよ。

でもね、給料日までもう食品は買えないとなったらなったでなんとかなるものなんですよ。とにかく我が家には、豆類の備蓄があるじゃないですか。もちろん米は確保してある!しかも、日本のお米以外の各種様々な米が蓄えてある。香辛料類もいっぱいある。畑には緑の野菜が食べきれないほど生えている。

人間、いざとなったらいろいろ工夫するもので、豆類で作るファラフェルやコロッケ、ハンバーグもどき、豆カレーと、ヴィーガン化している娘が喜んで食べる献立が続いております。

豆料理は、和風に煮たりするより香辛料でスパイシーな味付けにして、油で揚げたり甘酸っぱくてピリ辛のような味付けにするほうが飽きが来ないね。

人参・玉ねぎ・じゃがいもの必需品は、買っても大した額ではなりません。お店に行ったついでに、特売の野菜を少し買っても金額はわずかです。

こうしたお母さんの努力によって、金欠でも我が家族はちゃんと栄養のあるものを食べているのです。

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