2016年10月1日

夫と行くALDI

オーストラリアにお住まいの方で ALDI をご存知ない方は少ないうと思うんですけど、ちょっと説明いたしますと、ALDI とは「アルディ」と発音いたしまして、ドイツのディスカウントスーパーチェーンです。

世界中で9000店舗以上展開しているそうです。

スーパーマーケットですが売られている商品は限定的で、野菜や果物でもALDIでは手に入らない物も多いです。でも日常必要なものはまずほとんどここで揃います。一般的なスーパーで人気の商品とALDIブランドの商品を比べると、とにかく安いです。ですから1回あたりの買い物合計金額には他のスーパーで買う場合と大きな差が出ます。

また、ALDI には期間限定の目玉商品というのがありまして、コンピューター、電気製品、家具、自転車、電動工具、ガーデニング道具、衣類、ファッション小物など、何でもあり!

しかし、これらの目玉商品は在庫数が非常に少ないので、早い者勝ちということになる場合がほとんどです。別の言い方をすれば、売れ残りやムダが出にくいということ。

価格を抑えるための経費削減に努めている様子で、よく商品がパレットに積んだまま置かれていたりします。

レジ係が座ったままというのも珍しいですが、彼らはお客が買った商品を袋に詰めたりしてくれません。袋も有料ですから、自分の買い物袋を持って行かなければなりませんよ。

ALDI のレジ係は世界最速を自負するくらいですから、商品を目にも留まらぬ速さでスキャンして行きますので、お客はそれらをレジの所で買い物袋に詰めたりする時間などありません!

額に汗をにじませる頑張りで、買ったものを即座にショッピングカートに戻すだけで精一杯。代金を支払った後、荷物を袋に詰めるためのコーナーでせっせと自分で袋や箱に詰めるのです。

先日初めて夫と一緒にALDI に行きました。

夫はショッピングカート押し係を買って出たのはいいけど、ただ押しているだけ、あるいは突っ立っているだけ。買い物に来たんだから商品を選んだり、自ら手に取ってカートに入れたりすればいいのに。

私が野菜を選んでいる間、ずっとチキンのコーナーの横に突っ立っている夫。

「チキン買う?」
「イエス、モモ肉プリーズ」

(お前なあ、自分のほうが近くにいるじゃん。自分で選んで入れろよ!)

さて、レジのところにやって来ました。ベルトコンベアの上に商品を置く私の横で、腕組みして突っ立っている夫。

(おい、なんで手伝わないんだよ?)

さあて、レジ係のお兄ちゃんが世界最速チェックアウトの腕を披露してくれます。凄まじい速さでスキャンしていきます。スキャン後の商品を必死でカートに戻す私の横で、腕組みして突っ立っている夫。

(あああ... いつものように「手伝って!」と言わなければ、手伝うべきだということに気づかないんだろうか?)

代金支払い後、買い物袋に商品を詰めていると、相変わらず腕組みして突っ立っていた夫が、はたと何かに気づいたように買い物を袋に詰め始めました。

(やっと気づいたか!)

うちの夫は、いつもこんなんです。そして、うちの息子もまったくそっくり。あいつらは、一緒に買物に行ったりしても、ついて歩くだけ、突っ立っているだけ。「ちょっと手伝って!」と一言いえばちゃんと手伝ってはくれますけど。おそらく白日夢でも見てるのでしょう。

あの二人は食品や日用品の買い物に興味が無いんだと、それはわかっているんですけどね。

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