2012年10月31日

ハロウィーン

猛暑の予報だったハロウィーンの今日。午後から雲が出て、ギラギラの太陽は姿を隠し、夕方からは気温も下がったので本当に良かった。

何しろ、今年のサチの衣装が不思議の国のアリスのマッドハッター(いかれ帽子屋)だったから。それも、大好きなティム・バートンの映画「不思議の国のアリス」でジョニー・デップが扮したマッドハッターのイメージ。

何ヶ月も前からイメージ通りにドレスアップするために、「オプショップ」と呼ばれる中古品を安く売る店をいくつも回って、古着を探し、この日のために準備を進めてきたサチのコスチュームは、力の入りようが違う。

大したもんなんですけど、着るアイテムの数が多いし、ジャケットまで着て、さらに首の周りにいろいろ巻いた上に、ウィッグと帽子までかぶる。暑いとすぐに汗疹が出るサチは、猛暑のハロウィーンの天気予報にそうとう心配していたのだ。

やれやれ、よかったよかった。


今年は、息子のカイもサチの勧めで参加し、メイクまでサチにしてもらった。


クリスマスよりも自分の誕生日よりも、どんなイベントよりも、ハロウィーンが好きなんだそうです。うれしそうに、毎年愛用しているカボチャのバケツを手に「トリック・オア・トリート」に出かけていきました。



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今日は出かけたくなかったのに

昨日は、ブログお休みした。何しろ、目が痒くてたまらず鼻水が止まらず、昨日一日花粉症で苦しんで体力消耗したせいか眠くてたまらないから、シャワーを浴びて8時ごろにはさっさと寝たのだ。

ところが、昨晩はひどかった。何がひどかったって?もちろん花粉症ですよ!

眠すぎるから眠ってはいるのだけど、眠りながらも目が痒い。時々目が覚めると、目ヤニのようなもので目がくっつきかかっている。

とにかく夜中ずっとくしゃみが出る。鼻水も出続ける。だから、鼻をかみ続けてベッドの横にはティッシュの山!本当に苦しい一晩だった。

がっ、しかし!

朝起きたらその理由が分かった。玄関のドアや窓が開けっ放しになっていたのだ。

「昨夜暑かったから開けといた...」と、のんきに夫が言う。

夫は、どちらかと言うと、雨が降るような天気の悪い日に花粉症の症状がひどくなる。そのような日は、おおむね気温も低めなので、夫にはマスク着用という保護手段もあるわけだが、私は気温が高く乾燥している日が良くない。風が強ければさらに悪い。

昨日は、気温が30度を超えて乾燥していた。

お願いですから暑い日には、夕方になって気温が下がって窓を開けたくなっても、絶対に開けないでください。暑くてたまらない場合は、エアコンか扇風機をご利用ください。

(抗ヒスタミン薬は飲んでるのだろうかと疑問にお思いの読者の皆さん、私は、春は抗ヒスタミン薬無しでは生活できないんですよ。薬局で手に入る最も強いやつを毎日飲んでおります。)

まあぁ、とにかく、今シーズン最悪の一夜の後、今朝もくしゃみと目の痒みは耐え難いので、今日は一日中家にいるつもりだった。

ところが、今日は10月31日。ハロウィーンである!昨日、食品の買い物に行ったのだけど、「トリック・オア・トリート」用のお菓子のことなどすっかり忘れていて必需品しか買わなかった。

お菓子を買っておかなければ今晩困る。

そこで、さっき、近くのColesへ行ってきたのです。

ああ、ところがですねえ、買い物中くしゃみが数十連発!痒くても目をこすらないようにと我慢していてもどうにもならず、ついついこすっているうちにまぶたが腫れ上がってきているのが分かる。ティッシュで鼻をかみ続けながらレジで順番が来るのを待つ。その間も、くしゃみ!くしゃみ!ティシュ!ティッシュ!

他のレジ待ちのお客さんたちから、「Bless you!(お大事に)」と声がかかる!

レジのおばちゃんは、「花粉症?」と同情のまなざし!

「とにかく早く家に帰ってシャワーを浴びなくちゃ」と切実に思う私でありました。

こういう日は、玄関ドアをちょっと開けただけでも花粉が侵入して鼻がむずむずするんですから、「トリック・オア・トリート」の皆さんも、できればおいでにならないでいただきたいのです...。


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2012年10月29日

挟み撃ち!

春は花粉症の季節だ。気温が上がって乾燥した天気の良い日は、症状がひどくなる。

今日は、まさに初夏といった感じの大変に気持ちの良い一日だった。朝は、まだ気温が低く、空気はひんやりとしていたが、まぶしい青空が広がってからは、ぐんぐん気温が上がった。

私達家族が引っ越してきたこの家のご近所の皆さんは、ガーデニング愛好家ぞろいのようだ。手入れの行き届いた、ちょっとやり過ぎ感も漂う見事な庭が並ぶこの通り。治安が良さそうだと思ったのは、引越しを決めた理由の一つでもあるのだが...。

ご近所の皆さんは、すべてリタイアしたシニアの方ばかりで、どうやらガーデニングには並々ならぬ熱意を持っておられるようだ。

引っ越して来てすぐに気がついたのだが、今日のように気持ちよく晴れた日には、ご近所さん達は草刈りをせずにはいられないようである。

今朝は、9時頃から左隣の家で草刈りが始まった。しばらくすると、右隣からも草刈機の轟音が聞こえてきた。

「おいおい、これじゃ洗濯物はとても外には干せない...」

がっかりしていたら、今度は裏隣の家からも草刈機の轟音が聞こえてきた。

右からも左からも裏からも、草の臭いと花粉が轟音とともに襲いかかってくる。私は窓がすべて閉じていることを確認して回った。

そうしていると、なんと今度は通りの向こう側の家から轟音が!

右も左も後ろも前も、誰も彼もみんな負けじと草を切る!

リタイアしたおじさん達は、時間が有り余っているのであろう。まだちょっとしか伸びていない芝生を刈り込み、最後ははさみでも使って切り残した芝を整え、エッジを真っ直ぐに切る。

そこまですることはなかろうに...。

しかし、これほど草刈りの挟み撃ちにあいながら、私は花粉症の症状が出なかった。鼻がちょっとむずむずはしたけど...。

思うに、これほど頻繁に刈りまくっているために、ご近所さんたちの芝生や草は、花が咲く暇がないのだ。花が咲かなければ花粉もできない。

なるほど、これはいい家に引っ越してきたぞ!

今回の引越し、まさに正解でしたね。


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2012年10月28日

お友達もびびった「キモイ食べ物」

我が家はとにかく狭くて暗いので、家の中でパーティーなど開くことは不可能である。サチの誕生日パーティーも、裏庭で開くしかなかろうと思っていた。

天気予報では晴れるということだったが、もしものために夫が勤める会社のテントを借りることにしていた。しかし、今日は予報どおり本当に気持ちよく晴れ、真っ青な青空の下、チョコレート系とゼリー系の食べ物が溶けまくる陽気となった。

さて、2日がかりで作った「キモイ」パーティーフードを早速ご紹介しましょう!

まずオントレーは、「ねずみ」と「指」

チョコレートトリュフをチョコレートでコーティング

チーズの指とアーモンドの爪

飲み物は、「血のパンチ(干からびた頭入り)」

アップル&カラントジュースと焼きりんごの頭たち

さあ、メインコースに入ります。メインは「ローストした手」と「ミイラ」と「ヌルヌルのミミズ」と「フィッシュフィンガー&カスタード」

手の形に焼いたミートローフ

大人気のミイラはソーセージのパイ包み

ホットドックのケチャップ和えをパンにはさんで

「フィッシュフィンガー」とは、指くらいのサイズの魚のフライ。写真を撮り忘れたので、BBCのTVドラマ「ドクターWho」から画像を拝借。

魚のフライを甘いカスタードソースで食べる...

やっぱり、「ドクター」のような特別な生き物じゃない我々には、魚のフライにはケチャップの方が合うと思います。

さて、いよいよデザートですよ。デザートは、「泥の中のミミズ」と「脳ミソ」

チョコレートムースとチョコクッキーの泥

イチゴのババロアでも見た目はまさに...

最後は、バースデーケーキの登場です。サチのリクエストで、今年も「ブラックフォレストケーキ」を作ったのだけど、どういうわけか14本のろうそくが燃え上がって火事寸前に!

燃え上がったろうそくがなかなか消えない!

2日がかりで作った「キモイ料理」の数々。

一番人気は「ミイラ」とミミズが入っていた「泥」でした。娘のサチ以外誰も手をつけなかったのは「脳みそ」。これをテーブルに運んだ時に、私が羊の脳みそだと言ったのが悪かったのか、後からいくら「これはイチゴのババロア」だと言っても誰も食べようとしなかったのは残念。私達家族が、後から美味しくいただきました。

あーあ、疲れた!

料理も疲れたけど、洗いものが大変だったよ!


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2012年10月27日

サチは今日で14歳

今日は、サチの14歳の誕生日だった。

明日の日曜日、お友達を呼んでパーティーをすることになっており、そのパーティー用の食べ物の準備のために、一日中キッチンで働き続けた私は疲れ果てている。腰痛もひどい。

だから、本当の誕生日の今日は、特別なお祝いのご馳走は作らないということにしていたのだが、お誕生日のケーキは毎年欠かさずに手作りしているので、せめてケーキぐらいは...と、痛い腰に鞭打ちつつ頑張ってイチゴのショートケーキを作った。

「パーティーでご馳走を作ってもらうのだから今日はケーキはいらないよ」と言っていたサチだが、やっぱりケーキを前にしてとてもうれしそう。作ってよかった...。

今日から数週間、娘のサチ、義母、私、息子のカイ、そして子供達のお友達や友人と、誕生日ラッシュが続くことになる。ケーキやご馳走の食べすぎにはくれぐれも注意しなくては!

14歳になったサチ

さあて、明日のパーティーだが、「ティム・バートン」がテーマだということで、食べ物はハロウィーンも近いことだし「キモイ食べ物」で皆さんを驚かす予定である。

乞うご期待!


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2012年10月25日

初めてのデートか...?

私達が引っ越してきた家は、子供達が通うハイスクールに大変近い。

だから、朝は8時30分始業のところ家を出るのは8時20分。午後は、3時に学校が終わると3時10分頃には息子のカイも娘のサチも家に帰って来る。

クラブ活動にも参加していないし、習い事もしていないし、友達とおしゃべりしたりして放課後をのんびり過ごすこともなく、いつもすぐに家に帰ってきて何か食べると部屋にこもってゲームをしたりアニメを見たりしているのだ。

「こんなんで楽しいの?時には友達と遊んだりしたら?」とお母さんは励ますのだが、年頃のはずのうちの子供たちは、家にいるのが好きなのである。

ところが、今日の午後のことだ。

(ここからの話は内緒ですよ...皆さん。)

いつものように3時10分頃に帰って来たカイとサチ。しばらくして玄関のベルが鳴った。

私が出てみると、制服を着たブロンドの髪の女の子が立っていた。

「カイはいますか?」
「いるわよ、ちょっと待ってね、カイ〜!」

カイが玄関にやって来たので私は仕事部屋へ。サチもこっそり仕事部屋へやって来た。

「お母さん、誰が来たの?」
「カイの友達よ、J***って子」
「ううん...、知らないなあ...」

女の子がカイを訪ねてくるなんて前代未聞!聞き耳を立てる私達であった。

女の子は、Slurpee(飲み物)を飲みに一緒に行かないかと誘っている。

「お母さん、Slurpee飲みに行って来てもいい?」
「もちろんいいわよぉ」
「じゃ、ちょっと待ってて。すぐ来る...」

カイは部屋に戻って財布を持って来た。その時、妹のサチを見て言った。

「おい、サチ、Slurpee 飲みに行くけど、一緒に来る?」

バカモノ〜!

妹を誘うか?こういう時に!誘いに来ているその女の子の前で!

サチは、「いや、いい!」と断った。

やれやれ...

まっ、とにかくカイはその女の子と二人で出かけた。これって、おそらく息子の初デートである。もうすぐ16歳。お母さんは、とってもうれしかったのであります。

(これは内緒の話よ、皆さん、分かってますね!)


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大変!大変!

オーストラリアでは、洗濯機の排水ホースをつなぐ専用の排水口がない家がよくある。

洗濯機用の排水口がない場合は、排水ホースをキッチンなり洗面所なりのシンクに取り付けて排水するしかない。

...といっても、たいていの家には洗濯機を置く「ランドリー」と呼ばれる小さな洗濯室があるもので、「ランドリー」には深く大きめのシンクが取り付けてある。通常は、このシンクに専用のフックを用いてホースを固定し、排水するという仕組みになっている。

下は、我が家のランドリーの様子。



この仕組み、実は危険だ。

このシンクに何か物が入っていると、排水をブロックしてシンクから水が溢れ出し、「ランドリー」は水浸し!発見が遅ければ、家中が水浸し!になることもあるのである。

我が家では、この「水浸し事件」がこれまでに何度も発生している。

子供達が幼かった頃に、汚れたタオルやソックスを、「良い子」の彼らが床に投げっぱなしにせずにちゃんとランドリーへ持って行ってシンクに入れた。結果、大浸水となった。

パニックになった私に呼ばれ、バスタオルを何枚も使って一緒に大掃除をしたから、彼らは学んだはずだ。決して、ランドリーのシンクに物を入れてはならないと。

それでも、また、忘れた頃に事件は起きる。

前回は、もう中学生になった娘のサチが、ランドリーのシンクで水彩のパレットと筆を洗った時に起きた。洗った後に、乾かそうと思ったのかシンクの中にそのままにしていたパレットが排水をブロックした。

そして、今朝のこと...。

ゴミを出すために、ランドリーのドアから外に出ようとした私が叫んだ!

「大変!大変!Flooding (水があふれてる)!」

見ると、シンクの中には息子のカイの服やソックスが浮いているではないか。

「カイぃ!なんでシンクに服を入れるのよ!」
「What...?」(カイがランドリーにやって来た。)
「シンクに物を入れると水があふれるでしょ!」
「I didn't know!」
「なに言ってんのよ!シンクに入れずに洗濯機に入れなさいよ!」
「It's already started!」

物事に注意が足りない息子は、いつもこんな調子だ。

「早く、バスタオルを持って来てふきなさい!」

あふれた水をふき取りながら、まだも言う。

「How could I know that would cause the flooding?」

バカ者!何度水浸しの掃除をしたら学ぶのだ?


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2012年10月24日

キッチン・ドリンカー

私は、「キッチン・ドリンカー」だと友人に話していたが、今日ふと思いついて「キッチン・ドリンカー」という言葉の意味を調べてみた。

このように書かれている。

― アルコール依存者のうち、おもに家庭内で過量の飲酒をくり返す女性をいう。子どもが学校に行き、夫も不在がちだったり、情緒的交流をあまりしてくれず、不満や空虚感を抱き続けてお酒に溺れるタイプがよくみられる。そのほか、育児ノイローゼを基盤に依存におちいる比較的若年の場合や、子どもの自立や更年期障害などを基盤に依存におちいる場合もある。家族に隠れて飲酒したり、酔って問題行動をおこしたりする。―

つまり、アルコール依存症に陥った主婦のことであるそうな...。

おいおい、これはちょっと違うじゃないの?

私は、確かに「キッチン・ドリンカー」なのだけど、上記のような依存症ではなく、ただ夕食の支度を始める頃に酒を飲みたくなるだけなのだ。

たいていは、最も愛飲するワインを飲んでいるが、夏場はスパークリング(要するにシャンペンですね)が飲みたくなり、冬場は赤ワインのメルローかシラーズあたりか...。

しかし、最近はグラッパとかウォッカとかブランデーなど、強い酒をチビリチビリとやりながら料理をすることが多くなっている。

これって、危ないの?

決して、料理の味見ができなくなるほど酔っ払ったりはしない。ただ、お酒を飲みながら、ちょっといい気分になって料理をするのが好きなのだ。

料理はもともと好きなのだが、お酒のせいで気持ちが良くなり、料理がもっと楽しくなる。

夕方の料理の時間にキッチンにおいて酒を飲むので、「キッチン・ドリンカー」だと吹聴していたのだが、一般的な意味はちょっと違うようである。こりゃ、「キッチン・ドリンカー」といわずに「クッキング・ドリンカー」といったほうが良いだろうか...。

でもね、皆さん、ワイングラスを片手に楽しく料理するのって、決して良くないことではありませんよ。だいたい私は、家族に隠れてこっそり飲んだりしないし、酔っ払うようなことは決してないのですから。

これからも、料理をしながらの飲酒をやめるつもりはないのです!


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2012年10月23日

自閉症児とiPad

先日、アスペルガー症候群の子供を持つ友人がFacebookで、あるYouTubeのビデオを紹介してくれた。アメリカの「60Minutes」という有名な番組のビデオだが、話すことができない重い自閉症を抱える子供たちの学習やコミュニケーションに大きな効果があるiPadとそのアプリを紹介しているのだ。

大変興味を持ったので、いつかこのビデオのことを書こうと思っていたら、一昨日の「オーストラリア版60Minutes」でもこの話題を取り上げていた。

英語ですけどごらんください。これはアメリカ版のオリジナルの方です。



話すことができない自閉症の子供たちは、家族や先生をはじめ、他人とコミュニケーションをとることが大変困難である。そんな子供たちの多くが、番組で紹介している「Proloquo2Go」というアプリを使ってコミュニケーションが取れるようになったり、様々な学習に興味を持ち、より長い時間集中し、楽しそうに学んでいる様子が見られる。

Proloquo2Go

オーストラリア版の方でも取り上げていたが、通常の紙製のカードや木製のパズルなどではなかなか困難な学習でも、iPadのアプリを使った場合は、多くの子供たちが強い関心を見せ、夢中になって取り組み、驚くほどの大きな効果をあげているのだ。

iPadやそのアプリがすべての自閉症児に効果があるというのではないとのことだが、番組では最新の脳科学において、健常児と自閉症児の脳の違いというものが分かってきており、将来の治療法の開発に期待が出てきたという話もあった。

自閉症を抱える人の脳の研究には、以前紹介したテンプル・グランディンさんも協力しておられます。

オーストラリア版60Minutesの方のビデオはオフィシャルサイトで見ることができます。
オーストアリア版60Minutesのビデオ「First Words」


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2012年10月22日

耳栓

現在、夜の10時過ぎ。

そろそろ寝たいのだけれども、寝室からは夫のイビキがこの居間にまで響いてくる。少し静かになるまで待ったほうが良さそうなので、ブログでも書くことにした。

夫のイビキは大変な大音量で、私の万年寝不足の原因の一つでもある。時には、あまりのうるささのため夫の横では眠ることができず、居間のソファで寝ることもしばしばなのだ。

夫のイビキは、特に疲れている時やお酒を飲んだ時には、その音量が凄まじい。

「グオーグオー」とか「グアーグアー」といった一般的なイビキ音に、「ゴゴゴゴグワッ」「ブルブルブルブルッ」「ブハッ!」といった轟音と暴風のような寝息も加わって、とても隣に寝てなどいられない。

引越しに続いて、しんどい仕事が2週間ほど続き、この週末も休み無しで仕事だった夫は、昨晩はさぞ疲れていたのだろう。イビキが耐え難い大音量であったので、私はとてもじゃないが眠れなかった。

私は仕事部屋に耳栓を取りに行った。新しく買った耳栓だ。騒音のひどい環境で働く人用の特別な素材の耳栓である。グニュッとつぶして耳に詰めた。すぐに耳の中で膨らんで、自分の呼吸音だけがぼんやりと聞こえる感じであった。

「おお!これは良いかも...」

私はベッドに戻った。

ところが夫のイビキは、私の横で激しくとどろき渡っている。

「なんだこの耳栓!ちっとも効果がないじゃないの!」

私はがっかりして耳栓を取り出した。

耳栓を取り出したとたん、私はびっくりして眠気など吹き飛んでしまった。

夫のイビキは、まさに鉄道高架下レベルであって、部屋が振動するほどの想像を絶する大音量だったのだ。

「ひゃあぁ!耳栓しなくちゃ!」

最近、腰痛がひどいので、夫のイビキから避難して居間の軟らかいソファで寝るわけにはいかないのです。大変なんですよ...。

おお、静かになったようだ。じゃあ、寝るとするか。

皆さんおやすみなさい。


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2012年10月21日

ドアストッパー

暑い日には、玄関ドアを開けっ放しにしていたいところだが、我が家のドアは開けておくと自然に閉まってしまう。そのような機能があるのではなく、取り付けが傾いているためだ。

とりわけ珍しいことではない。このような場合、「ドアストッパー」という物を利用する。

私達がよく使うのは、「磁石式」のストッパーで、壁あるいは床から突き出た突起部をドアに取り付けた受皿部でキャッチするというタイプ。様々なデザインがある。


しかし、最も一般的なのは「くさび形」のタイプだろう。ドアと床のすき間に差し込むストッパーで、木製、プラスチック製、金属製、デザインの凝ったもの、これまたいろいろ売られている。

ネットで探すとたくさん見つかります

ところが、我が家の玄関ドアは、このどちらのタイプのストッパーも使えない。

床はカーペットだし、ドアの後ろ側に靴箱を置いているので「磁石式」ストッパーは難しい。「くさび形」ストッパーは、ドアと床の隙間がなんと4センチもあって、一般的なストッパーではくさびの役を果たさないのだ。

そこで、「重し」タイプのストッパーを手作りすることにした。

最初は、これまたごく普通の「重し」タイプで、ピラミッド型の袋を縫って、中に砂か石を詰めたものを考えたのだが、それでは楽しくない。何か、古臭くて暗いこの家にあったものを...と考えて、作ったのがこれです。


ジャック・スケリントン・ドアストッパー!

フェルト製。クッション用の綿が詰まっていて軟らかいけど、芯のところに鉄が入っています。娘のサチが大喜び!


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2012年10月20日

引っ越してきた家

家賃が安く、子供たちが学校に徒歩で通えるのでバス代も節約できるということで引越しを決めたこの家。

何もかも小さいくて狭い。

キッチンも狭くて、シンクやベンチが何故か低い。でも背の低い私にはピッタリで気に入っている。食器洗い機もない。でも、毎日、食事の後に子供たちと並んで洗い物をするようになって、それはそれなりに楽しい時間である。

家のインテリアは、今では誰もが嫌う古臭いデザインで、大きく茂った木々のせいで家の中は大変暗い。


上の6つは各部屋の壁紙。左下の黄土色がカーペット、下中央はキッチンやランドリーなどの床タイル、照明は右下のようなタイプであって、「おしゃれ」とか「スタイリッシュ」などとは程遠い。私の好きな「シンプル」テイストの真反対であるけれども、これはこれで個性的と思っている。

トイレもバスルームも一つしかなくて朝のラッシュ時を心配したけれども、お互いにコミュニケーションを取り合いながら、いつの間にかうまく順番に使うようになり、何も問題などない。

ただ、著しく狭いシャワーは私でも狭くて使いづらいのだから、体のでかい夫は毎回「ああー、うへー、ひゃー」と不満の声を響かせている。

「食事をする部屋がない」という問題は解決した。L字型の居間をオフィス家具で区切り、狭いながらもダイニングスペースと仕事スペースと居間スペースの三つがちゃんと確保できた。

この家で私が最も気に入っているのは、やはりHills社のホイスト。これは回転式の物干しで、高さも自由に調整可能。軽く洗濯機3杯分くらいは干せる。風に吹かれてくるくると回るので、洗濯物にまんべんなく日が当たり、ラインとラインの間が広いせいもあって、あっという間に洗濯物が乾くスグレモノです。


以前の家のような素晴らしい景色は無いけれども、窓の外はすべて木と花である。

お日さまの出る北側がこれじゃ暗くなるわ...

場所は、ショッピングセンターに近くて日々の買い物に便利だし、高速道路にも近いのでメルボルンまであっという間だ。

家賃は週当たり100ドル安い。

今回の引越し、大正解だったと言える。


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2012年10月16日

早く来い来い!ユニクロ

オーストラリア最大の求人検索サイト「seek.com.au」を見ていたら、ユニクロのマネージャー募集というのを見つけた!

ユニクロのマネージャー?

オーストラリアで店出すの?

えええっ?

早速ネットで検索してみると、出すんです!ユニクロ!ついに!


何を隠そう、私はユニクロ服が大好きで、一時期家族で岡山の総社市に住んでいた頃には、サイズがでかすぎて見つからない夫の服を除いては、子供たちの服と私の服と普段着はもうほとんどユニクロだった。

何が好きって、やっぱりデザインと品質!

そして、オンラインショップで気軽に買えて、パンツ類など丈直しも注文できるから、商品が届いたら直しをせずにそのまますぐにはけるところも最高だった。

「安かろう悪かろう」じゃなくて、「安くてもおしゃれで丈夫」というのが、他の追随を許さないではないか!

オーストラリアに戻ってからは、買いたい服がなかなか見つからない私である。サイズが合わないのはもちろんのこと、ごてごてしたデザイン、ちょっと違う...とためらってしまう色や柄、安ければやっぱり品質が落ちる、品質に納得すると値段が...。

アニメ好きの息子のカイに、ユニクロのプリントTシャツを買ってやりたくても、ユニクロオンラインショップは海外には発送してくれないから、日本にいる知人か家族かに頼むしかないのだ。(バカ高い料金のかかる海外転送サービスは問題外。)

そのユニクロが、ついに、オーストラリアに店を出すのだ!

新聞の報道によると、今年中にはメルボルンに新会社「ユニクロ・オーストラリア」を設立し、来年2013年から14年8月期までの間に、オーストラリア第1号店をオープンの予定であるとのこと。

1号店の場所はまだ未定であるとのことだが、ぜひぜひメルボルンにお願いしたい。メルボルンは、日本人が比較的に少ないけれども、購買力のあるアジア系の人が大変多いわけだし、1号店には絶対メルボルン!そして、オンラインショップも!

早速、久しぶりにユニクロのウェブサイトをチェックしたら、テニス選手のジョコヴィッチと「Clothes for Smiles」と名付けられた子ども基金を設立したとのニュース!商品もチェック...!すると、ああ、欲しい服がたくさんあるじゃないか!

ユニクロ・オーストラリア1号店のオープンは2014年の8月期までに?
そんなっ、待ちきれません!
せめて来年中にお願いします!


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2012年10月15日

やっとつながったインターネット

Telstraぁあ!

いいかげんにしなさいよ!

こんなことじゃ、Optusとか他の会社に行っちゃうよ!

私達は、長年電話も携帯もインターネットも全部Telstraのサービスを利用してきた。Telstraのサービスに満足だったし、何と言ってもオーストラリア最大の通信会社であるから、一番信頼できるであろう信じてきたわけだ。

引越しにともなう電話とインターネット接続変更の手続きのことでTelstraに電話をしたのは、10月1日の月曜日であった。システム上接続が4日間途絶えるとのことだったが、電話の方は約束どおり新しい電話番号ですぐにつながった。私達家族は4日の木曜日から引越し先の家に住み始めたのだが、電話の方は何も問題はなかった。

しかし、インターネット接続は8日の月曜日から利用できるとのことであった。引越し先の家には、すでにブロードバンド用のケーブルが引かれているので、作業はTelstraサイドのみであって私達がすることは何もないとのことであった。

月曜日が来た。しかし...、つながらない。

電話で問い合わせる。

ヘンテコなアクセントの英語をあやつるオペレーターに夫が事情を説明したところ、何と私達のインターネット接続変更の申し込みが正しく処理されていなかったとのことであった。「必ず今週中に接続します!」との話だったが、先週のこともあるわけだし、木曜日に再度確認の電話を入れた。

私達の注文は、まだ「オープン」であると言う。つまり、木曜日の時点で、まだ何も作業が行われていなかったわけだ。どんな大変な作業なんだろうか!スイッチを入れるだけのことじゃないの?

とにかく、このオペレーターは、金曜日の「午後5時」にインターネットにつながるようになると約束した。

金曜日の午後5時10分。

まだ...つながらない!

最初の電話での申し込みから2週間近くもたっているのである。怒った夫がオーストラリアのスーパーバイザー(責任者)につなげ!とオペレーターに言うと、このオペレーターは、カスタマーサービスの時間を大幅に過ぎてはいたが、親切な態度で調べてくれた。そして、私達の家のインターネットは、確かに「午後5時7分」につながっているはずだと言う。

しかし、つながらないのである!

すると、今度は技術スタッフにつないだ。このスタッフは、まるで初心者を扱うように夫に対して「ああだ、こうだ」と指導をおこない、接続を試みた。

しかし、やっぱり、どうやっても、つながらない!

技術スタッフは、どうしてつながらないのか自分には分からないから、15日の月曜日に技術者を私達の家に行かせて、問題を解決すると約束した。

そして、今日のことである。

やって来た契約スタッフの男性は、私の話を聞くと、ロシア語っぽいアクセントの英語でこう言った。

「あいつらを信用しないことですよ!インターネット接続にADSLを利用しているのなら作業はTelstraのスタッフがスイッチを入れ替えるだけですから簡単なことです。でも、ケーブルを利用しているのなら、特に賃貸住宅の場合は、必ず技術者がケーブルをチェックして接続作業をしないと、あなた達のように何日も無駄に待つことになります。」

引越し先の家には、インターネットかFoxtelの有料テレビかよく分からないポイントが2つあって、私達はその両方でいろいろやってみたのだが、何が問題でつながらないのか全然分からないのだった。

そのロシア語っぽいアクセントの英語を話す技術者は、ケーブルを延長してくれ、外で作業するもう一人の男性と声を掛け合いながらなにやら機械をガチャガチャやって接続させ、モデムを設定し直してあっという間に私のPCをインターネットにつながらせると、疾風のように去っていった。

ものすごいスピード!

あっという間のできことであった。

よろしいか、Telstraをご利用の皆さん。オペレーターをすっかり信用しておとなしく待っていると大変な目にあいますよ。「あいつらを信用しないことです!」 ケーブル接続を利用しているなら、技術者に来てもらって、接続をやってもらうのが一番の近道であります。

あーあ、2週間長かった!


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2012年10月4日

「もの」がたくさんありすぎる暮らし

インターネット接続が途絶えると聞いていたのに、まだ何も変わりなく接続できるようなので、ちょっと休憩がてらに書こうと思う。

引越し5日が過ぎ、家の中のものはおおかた引越し先に運び込み終え、残るのは大型白物家電とベッドとなった。

しかしまあ思わずにはいられないのは、何でこれほど大量の「もの」があるのか!ということだ。

最も数が多いのは夫の所有物で、ガレージ、ワークショップ、オフィス、寝室にまさにゴミ屋敷状にあふれかえっていた大量の「もの」が、運んでも運んでも運びきれないほど大量にあるのだった。

夫は、何ごとも「必要だ!」と思ったら買わずにはいられない性質であって、さらに整理整頓ができないので、持っているはずだが見つからないという「必要なもの」があれば、時間をかけて探すのではなく結局また買ってしまうのだ。

そうやって買ったもの以外に、他人から譲り受けたものも非常に多い。夫はチャリティー関係の団体に属しており、他のメンバーから不要になったものをしょっちゅうもらって来る。誰かが要らないから捨てると言うと、「じゃあ取り合えず自分がもらってあげるか」と思ってしまうのだ。

団体のメンバーには高齢者が多く、メンバーが亡くなるとその人たちの服をもらって来る。だから夫は、例えばビジネスシャツなど数十枚は持っていた。

夫ばかりを責められない。キッチンには、これまた大量の食器や道具類が戸棚の中に山ほど詰め込まれていた。私が買ったものもたくさんあったが、他人からの贈り物というのがたくさんあった。クリスマスのプレゼントとしてもらった実用的ではない「もの」達である。

本...、これがすごすぎる。買いすぎだ。特に夫は!

我が家の生活が困窮し始めてからは、買いたくても何も買えなくなった。だから、最近は持ち物が増えてはいないはずなのに、やはり増えていた。夫がアルバイトでやっていたリフォームや庭仕事や大工などの「何でも屋」の仕事に必要だった様々な「もの」である。

これまで引越し続きだった私達家族。でも夫はいつも忙しく、海外にいたりして、引越しの作業にあまりかかわってこなかった。子供たちも幼くて、引越し作業は大奮闘する私と引越し業者の仕事であったのだ

夫と子供たちは、今回の引越しで、自分たちが「もの」をたくさん持ちすぎていることに気づいたはずである。

これから次の引越しまでには、不要な「もの」は売るなりオプショップに寄付するなり捨てるなりして、とにかく持ち物を減らさなくてはならない。


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2012年10月2日

疲労困憊!引越し大変...

引越し4日目が終わった。今日も息子のカイと娘のサチと私の3人だけの作業でした。

ただただ、疲れ果てております。腰痛もひどくなってますし、早く終わりたいです。でも、まだまだたくさん残っています。特に夫の持ち物と夫の服と夫のオフィス家具と白物家電全部。

Telstraに引越し先の電話とインターネット接続の手配を頼んだところ、電話は月曜日につないでくれるんだそうですけど、インターネットの方は明日から4~5日接続が途絶えるんだそうです。で、いつ接続してくれるのかは分からない。明日から4~5日ということは月曜日には接続してくれるのか?どういうこと?

まっ、インターネットにつながらなくなるわけだし、引越し作業で疲労困憊していることでもありますし、ブログは明日からしばらくお休みです。

あっ、そうそう!

引越し先の家ですけど、キッチンが大変狭くてダイニングテーブルを置くスペースが全くありません。リビングスペースは、テレビとソファを置く場所を除いて、そのほとんどをホームオフィススペースにしてしまったので、ダイニングテーブルは置けません。

私達、どこで食事をしたらいいのか困っております。夫はソファで食べればよいと言うけど、ソファに座ってひざにお皿を載せて食べるの?毎日?それは嫌だ、絶対!

コーヒーテーブルを食卓にして床に座り(座布団でも敷くか...)、日本式に食べるほうがまだましだ。

ううん...、どうするかなあ。


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2012年10月1日

男の子から男へ変貌した息子

引越し3日目である。

1週間の有給休暇を終えて仕事に復帰した夫を除き、今日から金曜日までは息子のカイと娘のサチと私の3人だけでの作業である。

私が腰を痛めるのをおそれて重い物を絶対に持たせてくれない夫がいないので、腰の具合を気にしながら十分注意して運べる物は運んだのだが、荷作りを終えた箱のほとんどが著しく重すぎる。特に、夫所有の大量の本を詰め込んだ箱はとにかく動かすこともできないほど重いのだ。

だから、軽いものを選んでせっせと運んだ。

本棚の本体はあきらめて、棚板を運ぶ。タンスは重すぎるので、引き出しを運ぶ。ちょっと重たすぎるかなと思う物は、サチと一緒に二人がかりで運んだ。

そんな私達を横目に、本棚本体や洋服ダンスを、息子のカイが一人で「ヨォッ!」とかついで運んで行く!その力の強さには、何度も驚かされた。

しかし、驚いたのは私だけではないようだ。カイ自身が最も驚いたのではないかと思う。

息子のカイは、スポーツをしない。趣味はアニメ鑑賞と漫画とゲームであるから、たいていコンピューターかテレビの前に座って時間を過ごしているわけで、力を入れて何かをするということがない。

だから、自分にこんな怪力があることに気がついていなかったのだ。カイは来月で16歳になる。夫の話では、このくらいの年齢で急に力が強くなるのだそうな。

カイは、サチも私も動かすことができない重たい箱を自分が持ち上げられるのをまるで楽しんでいるかのように、休むまもなく運び続けた。

引越し作業を始めてから、本当にたくましくて頼りになる息子である。それを言うと、ますます頑張りまくる。うれしいけど腰を痛めるのではないかと心配でたまらない母なのであります。

カイが男の子から男になった...、それが今回の引越しの一番の思い出となりそうだ。


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