2015年11月30日

今年もまた親バカの話

娘のサチが通うハイスクールから、今年もプレゼンテーションナイトへの招待が届きました。サチが成績優秀カテゴリーの「アカデミック・エクセレンス賞」を受賞するので是非出席してくださいとのこと。これで5年連続!

でも、今年は本人がこのイベントに行きたくないというので、私達親も出席しないんです。

母「なんで行かないのよう!行けばいいのに…」
娘「もうそういうエゴはなくなったの!それに2時間も3時間もスピーチと下手な音楽を聞くなんて、時間の無駄でしょ?」

そうか…、こういう賞を受賞するのは、もう嬉しくもないのか。

親的にはですね、こういうイベントで娘の名前が呼ばれ、壇上で賞状を授与され、多くの保護者・生徒から拍手を送られるのを見るのは結構喜ばしいことなんですけど。

しかし本に人にとっては、「アカデミック・エクセレンス賞」よりも、先週から始まったVCE Year12の勉強が「超つまらん!退屈!面白くない!」ことの方が大事なのだそうです。

娘のサチは、心療内科の医者になりたいという希望があるのですけど、小学生の頃からお世話になった精神科の先生に、最初から臨床心理学を目指すのはリスクが有るから(臨床心理学はヘビーなので、臨床の経験が原因で娘の具合が再び悪くなるかもしれないということらしい)、まずは研究の仕事をしたほうが良いとアドバイスされたようです。

まあ、いずれにしてもメルボルン大学で心理学を勉強するという目標は変わらないので、彼女の勉強にかける意気込みはすごいです。あんまり勉強勉強と自分を追い込むのは、見ていてちょっと怖いし、お母さんは心配なんですけど。

後1年、どうか無事に健康に過ごして欲しいと、親としてはそこのところが正直言って一番大事ですから。

無事に最後の一年を終えた時に、本人の目標が達成できていたら、これ以上のことはありません。

2年生の時のドレスアップデー

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2015年11月29日

笑われたアメリカ英語

SBSの新しいTVチャンネル「フードネットワーク」の放送が始まり、アメリカの料理番組がいくつか放送されています。

それにしても、アメリカの料理番組って冴えないというか、かなりイマイチと思っているのは私だけ?

英国の料理番組は秀逸なものが多く、見ていて楽しく面白く、「自分も作ってみたい」「食べてみたい」とインスパイアされては書籍も買い求めずにはいられないから、お料理本のコレクションは大きくなる一方です。

ジェイミー・オリバーを筆頭に、リバーコテッジのヒュー・ファーンリー・ウッティンストール、ヘストン・ブルメンソール、ナイジェラ・ローソン、レイチェル・クー、ザ・グレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフ、リック・スタイン、…書き始めたらきりがなさそうだな。まったくもって、英国の食べ物はまずいとか言われていたのがウソのような発展ぶりです。

そんな英国の上を行くほどの食文化の発展を見せているのがオーストラリア。あのヘストン・ブルメンソールをして、今世界で一番食文化が熱い国と言わせた程なんだから。

そういう国に住んでいるせいなのか、アメリカの料理番組ってイマイチ…。

それに、彼らのアメリカ英語がやけに気になる。

「ワラ〜(water)」とか「トメイトゥ(tomato)」とか、久しぶりに聞くとなんだか違和感を感じます!

思い出すのは、20ウン年前にあるハイスクールで日本語を教えていた頃のこと。赴任してすぐ、生徒に笑われたんですよ、英語の発音を!

「なにーそれぇ!日本人なのに、なんでアメリカ人みたいな英語を話すの?」
「ちがうちがう!トメイトゥなんて言わない!トマートだよ!」

私の英語は、基本的に中学高校で真面目に勉強した賜物でして、学校で教えられたとおりに忠実に正しく発音しているつもりだったんですけど!

生徒たちに、キャー!ギャー!うわははは!と大笑いされて、とにかくアメリカ流の発音を矯正することに懸命の努力を注ぐことになったのでした。

特に「ワラ〜(water)」はいけませんよ!皆さんギョッとします。お手洗いのことも「バスルーム(bathroom)」じゃだめです。「トイレット(toilet)」と言わないと。そして、基本的に「R」を強く発音してはダメです。ほとんど舌を巻かないくらいに控えめに発音しなくては浮きます。


オーストラリア英語は、基本的に英国英語の発音や綴り、語彙がベースになっていますからね、日本人がアメリカ英語を話すと異様に聞こえるそうです。

オーストラリアは移民の国ですから、皆さん多かれ少なかれアクセントのある英語を話しています。私の英語はどんなアクセントがあると思われているのでしょうか?自分ではよくわかりませんからね。日本語アクセントは全く無いとよく言われますけど。

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2015年11月28日

洗濯物干し

小さくて古臭くて暗くて狭苦しかった以前住んでいた家は、全ての部屋の壁紙が違うという個性的な家でしたが、裏庭にあった「Hills社のホイスト」はお気に入りでした。

通常「ホイスト」というと回転式の物干しのことを意味し、最も有名なのはホイストの元祖であるHills社の製品です。高さも自由に調整可能で軽く洗濯機3〜4杯分くらいは干すことができ、風に吹かれてくるくると回るので洗濯物にまんべんなく日が当たり、ラインとラインの間が広いせいもあって、あっという間に洗濯物が乾くスグレモノなのです。

現在住んでいる大きな家にもホイストがあります。

例年、春にはめったに洗濯物を外に干すことはないのですけど、何しろほら、「花粉症が治ったかもよ」という記事を連発しているほど症状が殆ど出ないこの春。今日は土曜日で洗濯物が多い日。ついでにシーツも洗うとするか!

気温はやや低めで風がないから花粉の飛散量は少ないはず。ならば、後で泣くハメになる可能性も低いであろうと熟考して決めました。

天気の良い日の洗濯干しは気持ちの良いものですが、ホイストがあると「干す場所探し」ですとか「干し方の工夫」など考えずに済むので、どんどん楽しく干してゆけるし、干したものが風に吹かれてくるくる回り、洗剤のいい匂いが漂う空気を、くしゃみ・鼻水の心配なく吸い込めるというのは、まあ何と言いますか「至福の時間」(ちょっと違うか…)。


さあ、気持ち良く干しましたけど、なかなか晴れません。天気予報では概ね晴れの予想なのに…。

ところで、先日の強風のために落ちたユーカリの木の枝は、大きいのがなかったので目立たなかったのですけど、拾って歩くとかなりの量でした。まだまだ小さいのはたくさん落ちていますが、腰が痛くなったから取り敢えず今日はここまで。


草の上にたくさん落ちているのはユーカリの葉。一年中落ちるのですが、強風の日の後はこのようにまるで秋の落ち葉のように降り積もります。落ち葉掃きを一年中しなくちゃならないのには、結構うんざりします。

そして、この緑の葉っぱのついたユーカリの枝ですが、マッチ1本で爆発的に燃え上がります。たとえ雨で濡れていても、ガソリンを撒いたように燃えますよ。

オーストラリアで森林火災が怖いのは、山々を覆うユーカリの木が燃えやすいから!私達が現在住んでいるこの家、このユーカリの大木にぐるりと囲まれているのです。夏が怖い!

切り倒しちゃえば?

こうした木を住処とする動物保護のため、容易に切ることはできません。自治体から許可を貰わなければ切れません。こっそり切ってバレたら罰金です。チェーンソーの音をさせていると、自治体に通報するスパイ住民もいます。

それに、大木なので簡単に切り倒すこともできないし、切り倒した後始末も大変です。通常、業者に頼むことになるのでしょうが、大変な費用がかかります。

こうして集めた枝を簡単に燃やすこともできません。これにも許可が必要ですし、許可があっても燃やしてはいけない期間、曜日も決められています。私はユーカリの枝を燃やす勇気はないです。怖すぎて…。こういうことに知識と技術のある夫にまかせています。

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2015年11月27日

「花粉症、治ったのかもよ」の続報2

11月の中旬より、例年のような花粉症の症状が時々出ております。よって、抗ヒスタミン薬の服用が必要な日がこれまで2日ありました。でも「薬が効かない日」というのはまだありません。

花粉アレルギーのない方には想像できないでしょうが、この春、私の生活は激変しております。家から外に出るのが苦痛ではないというのがどれほど楽なことか!

どのような必要があるにせよ、家の外に出なくてはならない時は、覚悟と準備が必要でした。帰ってきてからの後始末(着替えとシャワー)も必要でした。家族が帰宅した時も大変なんです、花粉とともに帰ってくるので。

この時期、家の中でも花粉症用ゴーグルにマスクということも珍しいことではなかったのです。もちろん抗ヒスタミン薬を飲んでのことですよ!花粉症がひどい日というのは概ね気温が高い日ですから、ゴーグルやマスクは暑いのです。汗びっしょりになって…。

夜は夜で、ベッドの横にはティッシュの山!鼻が詰まって息が苦しくてなかなか眠れない。

それがどうよ、今年は!

暑い日でも、夕方に気温が下がれば外から涼風を入れるために窓を開けちゃったりしているんです!窓を開けるなんて皆さん、春のご法度事項ナンバーワンだったんですよ。

ベッドの横にティッシュの山などできません。口を閉じて息ができるんですよ!マスクをして寝てたなんて、今思えば笑い話のようだ!

朝ごはんにこれを食べてきたお陰です。

手作りミューズリとプレーンヨーグルト

ベイクトミューズリを、夫はグラノーラと呼ぶのですけど、熱加工したミューズリのことをグラノーラと呼ぶんでしょうか?私の作るベイクトミューズリは、甘みはココナッツオイルと一緒に混ぜるバナナと後から混ぜるドライフルーツだけです。

作り方はこちら

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2015年11月26日

昨日は夏、今日は冬

昨日は乾燥・高温・強風の3つが揃ったブッシュファイヤーと呼ばれる森林火災の危険日でした。幸いビクトリア州では大きな火事が発生しませんでしたが、南オーストラリア州では被害が出ており、二人が亡くなったとのことです。

火事にはならなくても、昨日のような強風日には必ず木が倒れます。ユーカリの木は特に折れやすいので、大きな枝が落ちて(時には丸ごと倒れて)車や家を壊し、道を塞ぎ、救助隊は大忙しとなります。

私達家族が現在住んでいる家はユーカリの大木に囲まれているので、昨晩の暴風には肝を冷やしました。

こういう日の翌朝は、まず枝が落ちていないか、木が倒れていないかをチェック!

落ちたのは小さめの枝だけ

ヒーターのパネルが取れていた

玄関前は掃除が必要

被害がなくて安堵の朝です。(お隣の家では、大木が1本、根っこから剥がれるように倒れていました。これだから一家にチェーンソーが一台は必需品!)

でもね、昨夜の暴風は熱風!日本ではまず経験できないのですが、このブログにも何度も書いたように巨大ヘアドライヤーから吹く熱風的なんです。そういう北風が吹くと一気に気温は上がりますが、昨日はスタート時の気温が低かったし34℃にしかなりませんでした。

そして先ほど外に出ましたらね、

「ひえー!寒い!」

現在、8℃か9℃位です。まだ強風が吹いていますが、それは冷たい南風です。風のせいで余計に寒く感じます。

畑の野菜や庭の草木も季節の判断を誤って、色づいたり花を咲かせたり若葉を出してみたり実をつけたりと、困惑必至!

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2015年11月25日

学年度末の作品制作

息子のカイは、ビデオゲームのグラフィッスクを作るアーティストになりたいという希望があり、AIE という学校に行っています。日本で言うところの専門学校というやつですね。

AIE(The Academy of Interactive Entertainment)は、息子が言うには、オーストラリアで3Dアニメーションやビデオゲームデザインを勉強できる学校としてはベストの学校だそうで、キャンパスがシドニー、キャンベラ、メルボルン、アデレードにありまして、これらのキャンパスに来れない人のためにオンラインキャンパスというのもあるそうです。

コースは大きく分けて4つ。
  1. 3D Animation & VFX for Film
  2. Game Art & Animation
  3. Game Programming
  4. Game Design & Production
それぞれのコースに、レベルや目的に応じて各種コースがありますが、息子のカイが今年勉強したのは「ビデオゲームアートとアニメーション(Game Art & Animation)」の1年目コースでございました。

この学校は、要するにビデオゲーム業界において即戦力となる人材育成を目的として始まったようですから、学校・教師陣とビデオゲーム業界の間には強いパートナーシップがあるわけです。

息子のカイは、この学校でしっかり技術を身に着け、先生たち(と業界の人たち)に認められれば、卒業後はちゃんと仕事を見つけられるのだろうと、お母さんは期待しております。

さて、1年目に勉強してきたこと活かして短編アニメーションを制作するという学年度末のプロジェクトが完成したそうです。4人のグループで制作した作品ですが、コンセプトデザインとプランニングは息子の作品です。

生徒がそれぞれコンセプトデザインをおこない、その中から誰の作品を作るか、また各自が誰の作品制作に参加したいか話し合いが持たれ、カイの作品が複数の生徒によって選ばれたので、途中制作メンバー強制変更の悲劇もありましたが、何とか完成しました。最初から最後までリーダーシップを発揮して、誰よりもたくさんの絵を描いたのは息子だそうです。

Facebookアイコンをクリックすると見れます。


It's done. ;)It took 2 months of overworking, and downing panadol tablets like crazy every day, but we did it. Our end of year group project is complete. :3
Posted by Kai Liston on Wednesday, 18 November 2015


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2015年11月24日

掃除、終わりなき闘い

私は好きで家事をやっているのではない。(料理は趣味としてやっているので、ここでは料理以外の家事のことを考えたい。)

家事にはどのような仕事があるのか?

掃除機掛け、トイレ掃除、バスルーム&シャワー掃除、窓拭き、蜘蛛の巣取り、洗濯、洗濯物干し、洗濯物の取り込みと片付け、アイロンがけ、食器洗い、キッチン掃除、買い物、草取り、草刈り、外回りの掃き掃除、ゴミ出し、…きりがない。

これら多くの家事仕事のうち、ゴミ出しと草刈り以外は全て私がやっている。家で仕事をしているから時間に融通がきく上、仕事が無い日は専業主婦状態なのだから仕方がないとは思うけど、やっていて楽しくはない。

まず、これらはどれもクリエイティブな仕事ではないからだ。

しかも、これらの労働で報酬は得られず、せめて家族から感謝されれば報われるけれども感謝などされはしない。

「わあっ、トイレが綺麗になってる!ありがとう!」
「シャワーを洗ってくれたのね!」
「掃除機掛けてくれて、気持ちが良いよ!」

誰もこんなこと言ってくれないし、気が付きもしない。

そして、腕や肩や手が筋肉痛になるほどの努力で洗い上げたシャワーもトイレも、片付けない人たち三人のために簡単には掃除機を掛けられない家を苦労の末に掃除し終えても、すぐにまた汚れ散らかりゴミが溜まる。

そして、数日後、同じ労働を繰り返すこととなる。

気持よく生活できる環境というのは、誰かの努力によって得ているものだということは、その誰かがいなくなるとか家を出て一人で暮らし始めるとか、そういう時まで気づかないのだろうね。

なんでこんなことを書こうと思ったかというと、昨日ピカピカに磨いておいたバスルームの鏡に、歯磨きだか石鹸だかシェービングフォームだかがいっぱい散り飛んで汚れているのを見て、「勘弁してよ…」と溜息が出たんです、ついさっき。

まさに、ネバーエンディング…。

お掃除サービス業が大盛況というのは、実に頷けることです。

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2015年11月23日

豆食の問題点

菜食主義になるつもりはないんですよ。ただ、最近あまり肉を食べたいと思わなくなっているだけ。

肉好きの我が家の男たちのために、料理に肉は使っています。魚・シーフードも時にはね。レシピサイトをやっているくらいですから、新しいお料理を考案しつつ、夕食の献立は工夫しています。

ただね、どうしたわけか、私はどうも肉も魚も卵もあんまり食べたくないんです。じゃあ蛋白質はどうしているか?昆虫食を始めたのか

まさかっ!

蛋白質源としてはですね、豆腐と豆類を食べているんです。

豆腐はいいですね。最近は、アジア食品店以外の大抵のスーパーで美味しい豆腐が手に入るようになりました。特に好んでいるのは、WoolworthsブランドのOrganic Classicスタイルの豆腐で、これが日本の木綿豆腐と味も食感も同じ。また、叩いても割れない(ちょっと大げさ)中国風の固い豆腐も料理によっては大変美味しく便利です。豆腐は毎日食べても飽きません。

また、豆類ですが、これが食材としては本当に色々使えるんですよね!

大豆(枝豆も)や小豆、いんげん豆といった日本人に馴染みのある豆はもとより、オーストラリアでは世界各地の様々な豆が手に入ります。豆の缶詰も種類が多い。(でもなぜか大豆の缶詰は見たことがないんですけど。)

ひよこ豆、レンズ豆(赤黄緑黒と色々)、うずら豆、ライ豆、等など、まあ種類は豊富です。スーパーでも、アジア食品店でも、イタリア系のデリカテッセンでも、健康食品店でも、売っている豆類はすごいですよ!

これらの豆をですね、スープにしたり、ご飯と一緒に炊いたり混ぜたり、ヒジキや昆布と一緒に炊いたり、揚げ物にしたり、お菓子にしたり。

安くて栄養があって素晴らしい食材です。

「また豆か…。」と、なかなか喜んで食べてくれなかった男たちも、最近は、喜ばずとも嫌がらずに食べていますし、一昨日作ったラマ豆(バタービーンズ)を潰してココアを混ぜた「一見チョコレートガナッシュ風ケーキ」など、夫も息子もパクパク食べていました。


バターも油もクリームも一切使わずに作った、豆のココア味ケーキです。(レシピは、適当に作ったので今はまだ書いていないんですけど、そのうちレシピサイトに載せますね。)

豆料理でも、ちゃんと美味しければ誰も文句は言わないはずだったんですけど、やっぱり苦情が出ています。

「ねえ、オレ最近やたらにオナラが出るんだけど!」
「学校でオナラが出て困るから食べたくない!」

この「オナラ問題」。学生である子供たちにとっては、大問題であるらしい。授業中に、うっかり音でも出たら、年頃の子供たちには精神的トラウマにもなりかねず…。

家の中で一人きりで仕事をしてるから気にならなかったけど、確かにね、私もプリップリッと出してますね。

素晴らしい食材なんだから積極的に食べたいのはやまやまなんですが、豆を食べてもオナラが出ない良い料理方法はないでしょうか?

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2015年11月22日

知らなかったのは私だけ?

私は手が震える人です。これは最近になって始まったことではなく、結構若い頃から手は震えました。「緊張した時」とか「人に見られているという不安」とか、そういうのとは関係なく震えるんです。

最近は、手を酷使した後には激震するので、それを見た人が必ず「大丈夫?」と声をかけてくれるほど。酷使といっても、ちょっと頑張って料理をした後などでもかなりの激震!目立つのはやはり食事の時で、料理の後ですから震えやすい。

「うわっ!すごっ!」
「おい、おい、おい、おい!」

箸やナイフを持つ私の右手がブルブルと震えるのを見て、家族が思わず驚嘆の声を上げる...。

いつだったか、あるガーデン・ティーパーティーで紅茶を頂いた時に、ソーサーにのったティーカップを受け取ろうとした私の手が激震し、カチャカチャと大きな音を立てるものだから、周囲の人々を慌てさせたこともありました。

まあ、そのくらい震えることもあるという話。

さて本題はこれから。

私は、趣味でレシピサイトをやっているので、料理の写真を撮ることがあります。私の古いデジカメは調子が悪いので、いつもiPhone で写真を撮るのですけど、iPhoneにはシャッターがなく画面の白い丸(またはカメラマーク)に触れなくてはなりません。これが結構難しい!

私のようにただでも手が震えて写真がぼやける傾向のある人は、三脚を使うべきなのでしょうが、通常は写真のために料理をするわけではなく、夕食に食べるために作ったものの写真を撮るのですから、ごった返すキッチンに三脚をセットするという手間がどうもねえ…。

脇をギュッと締めて腕を固定し、できるだけカメラが震えないようにして撮るのですけど、その体勢でカメラを動かさないように保持しながら画面の白い丸に触れるのは至難の業なのですよ。いつも10枚位は写真を撮りますが、ほとんどボケています。(泣)

中にピントの合ったものが1枚や2枚はあるので、ウェブサイトにはその写真を使うというわけなんですが、何とかならないんかねえ…と思っていた矢先のこと。

写真を撮ろうとしていた時に電話がかかってきて、慌てた私は音量ボタンの辺りをギュッと持ったらしい。

カシャッ!

あれ、今のは何?

すぐに確認してみると何と写真が撮れていたのですよ!そこで早速、音量ボタンを上側にしてiPhoneを普通のカメラのように持って(いつもは右手の指で画面の丸に触れるために音量ボタンが下側になるように持っていた)、ピントを合わせて音量ボタンを押してみたら…

カシャッ!

撮れたよ!
音量ボタンがシャッターになっているのか!
よっぽど簡単でカメラが震えにくい!
なんで誰も教えてくれなかったのよ!
今までの苦労はなんだったの!
これでピンボケ写真が減るはずよ!

ちなみに、音量ボタンは「音量を上げるボタン」も「音量を下げるボタン」もどちらもシャッターとして機能します。

これは娘のサチのiPhone

知らなかったのは私だけ?貴方も知らなかった?

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2015年11月21日

乳児用粉ミルクの爆買いと品不足

「中国人による乳児用粉ミルクの転売目的の爆買いのために各商店の棚は空っぽ!メーカーは増産に努めているが品薄状態が続いており、乳児を持つお母さんたちが困っている!」というニュースがあった。

よく聞けば、全ての粉ミルクが売り切れ状態というわけではなく、特定の人気商品が一部の人の買い占めのためにすぐに売り切れてしまうので、そのミルクを買いたいオーストラリアのお母さんたちが不満に思っているということなのだが。

問題になっている人気商品の一つが、「BELLAMY'S ORGANIC INFANT FORMULA」という商品で、メーカーのウェブサイトを見ると中国語のページもある。なるほど、この商品が中国で人気がある一つの理由かもしれない。


大手のスーパーマーケットは、一人の人が一度に買える数を制限したというが、それを無視して買い占めている人の映像がニュースに映った。じゃあ、レジの人はどう対応したのよ?


先日、Woolworths というスーパーで豆腐を買おうとレジに並んでいたら、私の前にいた女性が、まさにこの「BELLAMY'S ORGANIC INFANT FORMULA」の缶を3つ抱えていた。

するとその女性は、自分の番になるなりレジの女の子に対して、自分がどれだけの数のスーパーを回ってきたか怒り心頭な様子で感じで語り始めた。赤ちゃんの世話をしなくてはならないお母さんは粉ミルク探しができないので、おばあちゃんであるその女性が粉ミルクを探して方々のスーパー巡りをしているのだという。

「ニュースで見たけど、粉ミルク不足の話は本当なんですか」と後ろから声をかけた私を見て、いきなり「中国人が」「中国が」という言葉を使うのをやめたのは、私が中国人だと思ったのだろう。

粉ミルクを売っているスーパーや薬屋に立ち寄って粉ミルクコーナーを見てみたら、なるほど確かに一部の商品のところだけは棚が空っぽだ。しかし、オーストラリア国内の赤ちゃんが飲む全粉ミルクがなくなってしまったわけではない。無いのは一部の商品だけだ。それほど心配するようなニュースではないと思うし、爆買いしている中国人も違法なことをしているわけではない。

中国に郵送した粉ミルクは、オーストラリア価格の何倍もの値段で販売され、転売者は暴利を得るというのだから、そりゃ法律的に問題がないのであればいくらでも買い占めるよ、ビジネスチャンスなんだからね。そして、そこまで売れまくっているこれらの人気商品のメーカーだって、増産増売上増益のチャンスというわけでしょ。特に中国が一人っ子政策の廃止を決めて、今後赤ちゃんが増える可能性が出てきたわけだしねえ。

それにしても、ニュースが「中国人は悪者」調で、まるで「オーストラリアの赤ちゃんが危ない!」的だっただけに、メディアは怖いな…と思わされました。

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2015年11月20日

再犯!スピード違反

またスピード違反をカメラに撮られてしまった。6キロオーバーしていたらしい。罰金は、なんと190ドル!



前回のスピード違反は、4年前のこと。あの時は4キロオーバーで153ドルの罰金を払わされた。罰金が値上がりしてるじゃん…。

日本の皆さまには衝撃でしょうが、オーストラリアでは制限時速は守らなくてはなりません。

日本だってそうですよ?

いいえ、違います。

私の夫が日本の警察官に尋ねたことがあるんです。

「制限時速が50キロのところを50キロで行くと、後ろの車にすごく迷惑がかかるんですけど、どうしたらいいんですか?」
「ううん…、そこら辺はまあね、周囲の車の流れに合わせてください」
「じゃあ、50キロ以上出してもいいんですか?」
「ううん…、出してもいいとは言えないんですが、まあ周りに合わせてと…」

自動車教習場の教官は、はっきりと言いましたよ。

「スピードは、大体制限時速プラス10キロくらいで行ってください。制限時速で行くと後ろが詰まっちゃうからね」
「でも、スピード違反にならないんですか?」
「周りと同じ速度で行ってれば、10キロ位オーバーは捕まえないです」

この感覚は、オーストラリアで運転される場合、早く忘れてしまわなければなりません。だってここでは、制限速度はそれ以上出してはいけない速度ですから。制限時速が50キロなら50キロで行かなくちゃあいけないんです。

今回の違反は、私の誕生日の土曜日だったらしい。娘のサチを学校に連れて行き(VCE の日本語を勉強するための Victorian School of Languages の土曜日クラス)、帰りにケーキ作りの材料を買って家に帰る途中、ちょうど信号のある交差点の直後の上り坂、60キロのところを66キロ出してたって!

皆さんは、どうやってぴったり60キロで行っているんですか?つい60キロ以上出ること無いんですか?

緩やかな上り坂で、ちょっとブーンとアクセル踏みすぎたかな?誕生日だったし…。

もうっ、悲しすぎる。

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2015年11月19日

長身家族の家

私たち家族が現在住んでいる大きな家は、以前この家に住んでいた家族が、自分たちの好みと体格に合わせて改築・増築した家です。

この家族のファミリーネームから察するに、彼らはドイツ系の家族で、一度だけ会ったことがある奥さんもかなりの長身でしたが、子供4人の6人家族全員が長身ぞろい!

キッチンや洗面所のカウンターが低すぎて、腰やら背中やらが痛くなることに大いなる不満を持っていたこの家族にとって、改築の第一目的は「自分たちの背丈に合わせて使いやすい家にする!」であったらしい。

一般的なキッチンや洗面所のカウンターの高さは、85cm前後です。作業がしやすい高さは「身長÷2+5cm」だそうですから、身長155cmの私なら82.5cmが最適な高さ。これまで住んだ家では、ちょっと高めでも何とかなりました。(肩がこるんですけどね。)

ところがこの家のカウンターは、キッチンもバスルームも洗濯機があるランドリーも全て高さ95cmに作られておりまして、それは私の「みぞおち」の高さなのです!

皆さん、「みぞおち」の高さの洗面器では顔は洗えないですよ。(歯磨きはできますけど。)

「みぞおち」の高さのキッチンカウンターでお料理していると、肩がバリバリになります。高さ95cmのカウンターにまな板(厚み2cmくらい)を置いて、その上に野菜を置くと、その高さは1メートルを超えます。両腕を横に高く上げ、包丁を1メートル以上の高さに保持してさあ切れ!と言われたって力が入らないの!

最も危険なのは、火を使っている時です。

皆さん、想像してみてください。高さ95cmのガスコンロは、バーナーやゴトクの高さを入れたら1メートルですよ。これにフライパンや鍋を置くと、その高さはもう「目の高さ」!

それをどうやってかき混ぜろというの?

大男の夫をはじめ息子のカイと娘のサチにとっては問題ではありません。でもね、お母さんにとっては大問題なんです!特にキッチンは!

最初は子供用の踏み台を使ってみたんです。でもプラスチック製で今にも壊れそうだし小さくて不安定すぎ!そこで大きくて丈夫なエクササイズ用のステップ台を購入して使ってみました。

洗面所ならこれでOKです。家族からは「じゃまになる」と不満が出ましたが、そこは我慢してもらわないと。

しかしですね、キッチンでは使いものにならないの!

なにしろ、料理をしている時は自分ではなかなか気づかないでしょうが、相当頻繁に場所を移動しています。1個や2個ステップ台があっても、むしろ危険なんです。包丁持ってるし、熱いものも持ってるし、ステップにつまづいたりして…。

そこで、腰の重い夫にお願いし続けて、木製の踏み台を作ってもらいました。高さは12cmが希望だったのですけど、そうするとキャビネットのドアが開かなくなるので、10cmで我慢することに。だから、キッチンではヒール付きのツッカケを履いて料理しています。


ちなみに、ランドリーの壁につけられた鏡も、高すぎて頭しか映りません。クローゼットの服をかけるためのロッドも高くて、毎日ストレッチ運動です。

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2015年11月18日

甦る虫食の記憶

昨日、昆虫食の話を書いた後で家の掃除をしていましたら、記憶の片隅から何か小さな点がおぼろげに浮かび上がってきたような感覚がありまして、その小さな点は次第に四角い木製の箱となって姿を現しました。

あれ、なんだこの四角い箱は?

記憶の中に浮かび上がった木製の箱は、せいぜい20cm四方の大きさで、底の浅い軽い箱で、何やら茶色いものがびっしりと詰められている…。

…と、ここまで思い出す前にもう気がついてはいたんですけど、それはご近所のどなたかに旅行のおみやげとしていただいた「イナゴの佃煮」でありました。

そして、すっかり姿形を残した茶色いバッタを恐る恐る口に運ぶ幼い自分の姿が蘇ってきたんですよ。

私、昆虫を食べたことがあったんだ!

ええ、食べたんですあの時。はい、バッタを口に入れたあの時のこと、思い出しました。(ちょっと動揺…。)あれれ、今度は大学生くらいの自分が、バッタをご飯に乗せて食べているイメージが頭の中で見えるんですけど…。

あ、そうか!大学生の時、どこかでイナゴの佃煮を食べたことがある。うん、あの時はご飯に乗せて食べた!小エビの佃煮みたいな感じだったじゃない?

あれれれ、ちょっとまってよ!

今度は蜂の巣のイメージが湧いてきましたよ。蜂の子を食べてみろと勧められている幼い自分の姿が…。

こうして、昨日はですね、自分が虫を食べたことがあるということを、次々と思い出しまして、本当にびっくりしました。

日本でも、各地で昆虫を食べる文化はあるのですね。

だからと言って、私が昆虫食に前向きになったわけではございませんで、やはり蛋白質は豆と木の実と穀類から摂りたい希望は変わりません。

有名レシピサイトのCOOKPADに「イナゴの佃煮」レシピを投稿している人がいました。この方のおばあちゃんの味ですって。作リたい方は、まずイナゴ獲りに行く必要があります。

イナゴの佃煮 by euphorn34

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2015年11月17日

ダンゴムシは食べることができます

先日畑に植えたインゲンとキュウリの苗が何者かにかじられて枯れてしまいました。

根元から3センチあたりをかじられており、一気に頭に血が上った私は、近くの土の上を這っていたダンゴムシがこのような悪事をはたらくとは思いもよらず、当然のように大敵であるナメクジあるいはカタツムリのしわざと思いんだのでした。

今日、水やりのために畑に行ったら、さらに数本のインゲンの苗が死んでおりました。

その茎に黒い点々が!

あっ、ダンゴムシ!


おまえたちがやってたのか!

それからというもの、ダンゴムシを見つけては捕まえて、マグパイのジョージが住んでいるユーカリの木の方へ投げ捨てる日々。でもね、きりがないんです。うじゃうじゃいるんですもの。

そこで早速、ダンゴムシ駆除剤を買いに行っったんですが、オーガニックの野菜畑に撒いても良いような毒など見当たりません。

こういう時の頼みの綱は、Google ですね。「ダンゴムシ 駆除」と検索してみました。

すると、「ダンゴムシは食べることができます」という驚愕の一文が目に飛び込んできたんですよ!

食べることができる?

しかし、よく読んでみると、捕まえて食べることを奨励するというわけではなく、将来の食糧危機の際には食べることもできるんですよという程度の話だったんですけど、実はですね、私は現在「虫を食べる」という文字に敏感なんです。

というのも、現在我が家では、この広い敷地を利用して、食用の昆虫を飼育するビジネスを始めようではないかという話が出ているのです。

夫の友人で東南アジア系の方がいるのですが、この方がオーストラリアに昆虫食を紹介しようとしているそうで、昆虫食を広めるための一番の障害は「食材」である虫の仕入れなんですって。

ずばり、値段が高すぎるんですって。(誰も、わざわざ大金を出して虫を食べたいとは思わないだろう。)

それで、オーストラリア国内で食用昆虫飼育ビジネスを立ち上げたいらしいのですが…。

「ヒロコは、いつも家にいるんだから虫の世話ができるじゃないの?」と、夫は言うのですけど、これだけは断固として拒否致しますよ、私!

バッタやカメムシやセミやタガメや、それらの幼虫イモムシ系とは仲良くできない体質なんです。どのように飼育するのか見当もつきませんけどね、食材として販売するということは、10匹や20匹、いや100匹や200匹育てるというのとは違うでしょ?

飼育箱の中は、それこそ「うじゃうじゃ状態」になるんでしょ?こんな感じに?



この動画は、養殖魚の餌としての虫飼育なんですけど、最後のへんで人間が食べる蛋白質源食物としての虫にも言及しています。

…これを食べるの?

Wikipediaより

Google で検索してみると、いやあすごいですよ。昆虫食を奨励するウェブサイトがたくさんあります。美味しい虫ランキング「死ぬまでに食べたい美味しい虫トップ10」というサイトも発見!

画像検索してみたら…、いやもう胸焼けしそうです。

いつの日にか、肉も魚も卵も乳製品も食べられない時が来たら、私…蛋白質は豆や木の実や穀類から摂りたいと思います。


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2015年11月16日

「夢」とネガティブ思考回路

先日、夕食のテーブルで息子のカイがその日に見たという「夢」の話をしていた。カイはしょっちゅう面白い夢を見るので、アニメやゲームのストーリー作りに活かすために夢を記録しているらしい。記録できるくらい覚えているというのがすごいのだが…。

その日の夢は、自分が乗っていた飛行機の墜落事故から始まった。飛行機はジャングルに墜落。生存者はカイ一人だけ…と思ったら、1匹の猿が生き残っていた。その猿の名前は「モンブラン」という。カイとモンブランのジャングルでのサバイバルが始まった。カイとモンブランはその過程で強い絆で結ばれてゆく。そして救出!(その後の悲劇は、家族のメンバーが関係しているので、ここに書くことは憚られる…。)

よくまあ、そんな夢が見れることだ!

私の見る夢は、ほとんどが学校関係の夢で、90%は悪い夢である。大体次のようなパターンがある。

  1. 学期末が近づいて、または終業式のある最終日になって、成績表を書いていなかったことに気づいてパニックになる。
  2. 参観日の授業が上手くいかない、生徒が荒れてクラスを制御出来ない、授業内容を忘れる。
  3. 生徒の出欠記録をずっとつけるのを忘れていて、成績表や学籍簿を書けないことに気づく。
  4. 学年末が近づいた頃に、生徒に買わせた計算ドリルや漢字ドリルやテストをずっと使うのを忘れていてお金を無駄にしたことに気づく。
  5. 教室に辿りつけない、学校の建物が非常に複雑で迷う。
  6. 朝の職員朝礼に出席するのをずっと忘れていて、久しぶりに職員室に行くと自分の机がなくなっていたり、机の上に書類が山積みになっていたりする。

それぞれの夢で、パニックに陥りつつも何とか解決策を探る私は、概ねにっちもさっちもいかなくなった時点で目が覚める。目が覚めた時の疲労困憊度は言葉に出来ないほどで、ひどい時には寝言も言っているらしい。

学校の先生をやめてからもう随分長くなるのに、なんでこういう夢を見続けるのだろうか…。

また、学校以外の夢も見るとは言え、引越しの荷造りでクタクタになっているとか、病気になり体がいうことをきかなくなるとか、海の向こうで家族と離れて暮らしている私が家に帰りたくてもお金が無いとか、空港へ行ったもののパスポートを忘れて来たとか、まあとにかく悪いことが起き続けるのだから!

私の脳みそは、ネガティブ思考回路が確立されてしまっているらしい。

これは、どのようにしたら改善できるのでしょうか?

催眠療法とかで何とかできるものでしょうかね。

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2015年11月15日

テロリズムと革命の歌

過激派組織「ISIL」の戦闘員が、パリで多くの人々を殺害した事件で、すっかり気分が落ち込んでしまいました。

テロリストたちの狙いは、彼らの目的達成のために「人々を怖がらせる」ことだから、怖がらされてしまったら負けです。「悪」に負けるわけにはいきません。攻撃されたスタジアムから避難する人々が、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を合唱し、団結の叫び声を上げていましたよね。

「ISIL」のようなテロ組織に対して、「平和と自由」を支持する信念を表明する行動として、歌を歌う姿には好感を覚えました。「ラ・マルセイエーズ」という歌は、血みどろのフランス革命の時の歌ですから、歌詞が敵意丸出しで、決して暴力による目標達成に反対するものではないんです。しかし、たとえ過激な手段を選んだとしても、フランスが勝ち取っていったのは人民のための「平和と自由」だったんですから。

過激派組織「ISIL」が暴力によって勝ち取ろうとしているものは、一部の人間の理想でしかありません。彼らが支配する地域の人民にとって、彼らは「圧政者」「暴君」であり、まさにそれこそがフランスが革命によって倒したものです。

こういう悲しい出来事があるたびに思うのは、私はもっといい人になろうということ。

とりあえず今日は、フランスの人々と、「ISIL」による支配の元で苦しんでいる人々と、人権を踏みにじられて苦しんでいる世界中の人々に、心を寄せることにします。



2015年11月14日

物忘れとMac

最近、ちょっと自分の物忘れが気になる…。

ついさっきですね、洗い物をしていた時にブログに書きたいことを思いついたので、洗い物を終わらせて仕事部屋にやってまいりまして、Macの前に座り、さあ書こうとしたら気づいたんです。

何を書こうと思ったんだっけ?

忘れた…。

ついさっきまで覚えていたことを、なぜこれほどまでにコロッと忘れてしまえるのか?最悪ですよね。

でも、最近こういうことがよくあるんです。(痴呆症の始まりかもよ…)と心のなかで囁く自分がいます。怖いなあ…。

でもね、キッチンでは冴えているんですよ。手順よく、複数の料理を一度にこなすマルチタスキングは、全く衰えていません。

それとも、短期記憶とキッチンでテキパキ働けるための記憶というのは、また違った記憶なんでしょうか。

知っていたことを忘れるというのは、悲しいというか怖いです。長くオーストラリアに暮らしていると、どうしても日本語使用量が減るので忘れてしまうんです、日本語をいろいろと。

めったに使わない故事成語&四字熟語系は、その最たるもの。私、結構そういう言葉をたくさん知っていたんだけど。思い出そうとしたって出てこない…。

あ、今思い出した!

ブログに書きたかったのは「夢」の話でした。ああ、でも今から書くと長くなるので「夢」の話はまた明日にするか…。

ところで、Macですけど、そうなんです。結局、私は Windows8搭載のDELLのPCとは仲良くできませんでした。DELLが問題では無いんです。そりゃ、真っ黒いDELLのデスクトップは格好悪いし、キーボードは使い難くてカチャカチャやたらにクラッピーなプラスチックの音がして、もう使うたびにDELLを使っている自分が悔しかったけど。でも、格好悪いのはどのPCも同じこと。

悪いのは、Windows8!

何ですかあれは!

使いにくい!何処に何があるのか分からない!設定が面倒!デザインが見苦しい!ユーザーの事を本気で考えて作ったんですか?

私の可愛いG4が死んだ後、新しいMacを買う経済的なゆとりなど全く無く、食べていくのにも困窮していたのですから、我慢して家族とDELLを一緒に使っていたけど…。やっぱりね、仕事がはかどらないし、フラストレーションはたまるし!

昨年、やっと私のデスクに戻ってきたのがこれ!


オールインワンのiMacだから、場所を取らず、デスクはすっきり。美しいし、OSはどんどん進化していて、使いやすさもその都度向上!現在使っているOSは「Yosemite」で満足しています。

Macの小さくて薄いワイアレスキーボードはカチャカチャいいませんよ!フラットなマウスは手が痛くならないしね。唯一の問題だったのがMacで動く使いやすい翻訳メモリソフトがなかったこと。でも「CafeTran」という優れたソフトを手に入れたし、もうこれで何の問題もありません。

死ぬまでMac一筋です!

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2015年11月13日

趣味でやっているレシピサイト

このブログの右サイドバーにリンクも貼っているんですが、レシピを英語で紹介するウェブサイトを趣味でやっています。

以前、日本食材店の「すずらん」で4日だけ働いた時(腰痛悪化であえなくリタイア)、お客様にみそ汁の作り方であるとかうどんのスープの作り方、乾燥シイタケとか味噌とか食材のことを質問され続けたから、そういう日本食材についての情報や基本的なレシピなどを載せたウェブサイトを作って「すずらん」のウェブサイトにリンクしてもらおうと思ったのがきっかけで始めたんですが、未だ何処にもリンクしていません。完全独立!趣味でやっています!

でも、本当はね、趣味というか「使命」という感じになってきているんですよ!

私の料理は、基本的に子供の頃から実家の台所で母のお手伝いをしながら習ったものです。本来、日本の家庭料理には、文字になった「レシピ」というものはありませんよね。母が料理しているのを見ながら、料理の色や匂いで判断したり味見をしたりして少しずつ習っていくものですよ。

そうして、母の味が娘に、そして孫娘にと伝わっていくという。(今の時代なら、息子に、そして孫息子にというのもあるな。)

でも、お菓子とかケーキとかになると計量がどうしても必要です。「Baking」は、ある意味「化学」ですからね。

それで、気に入ったレシピや今後も活用したいレシピを書き集めてレシピブックを作っていたのです。いずれは、娘のサチにあげようと思って。


サチが赤ちゃんの頃のイラズラ書きがいたるところに

ところが、サチは日本語を読むのが得意ではない。孫の世代は、おそらく日本語は読めないだろう…。それで、書き留めるレシピは、だんだん英語中心になっていきました。

そして、今やデジタルの時代。

このレシピサイトは、私が子供たちに残せる一つの遺産になるだろうと思うのです。

どうせやるなら息子と娘以外の、多くの人にも私のレシピを活用してもらいたいと思いまして、Facebookでも紹介しています

そして、先日、「日本風のベイクトチーズケーキ」を紹介しましたところ、なんと700人以上のビューが!今見てみたら、「737人」になっていました!


700という数は、私にとってはすごい数なんですよ。嬉しいです!

でも、もっと嬉しいのはね、このサイトに載せているレシピで息子のカイや娘のサチが、料理を作ってくれること。通常、計量などしないで作る料理のレシピを書くのは、結構難しいですよ。普段は、色や匂いで判断し、味見をして「もうちょっと醤油!」「気持ち、塩が足りないな!」とか言って料理しているんですから。

でも、やりがいのある趣味ではあります。

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2015年11月12日

「ゴキブリを食べた弟」はフォトグラファー

今日は、義弟の話でございます。

私の夫が16歳の時に生まれた年の離れた弟リック。当時高校生だった夫は、母親の出産に立ち会ったのですよ、父親が立ち会いたくなかったから。(…ったく!)

私が初めて会った時、リックは小学校3年生。唇と鼻の周りにしょっちゅうヘルペスが出て腫れ上がっている可哀想な男の子でした。

彼のことは以前「ゴキブリを食べた弟」にも書きました。ゴキブリを食べたのはですね、リックが虫食を趣味としているわけではなく、彼が出場した人気リアリティーTVシリーズ「アメージングレース」の中国版であるThe Amazing Race : China Rushのタスクにゲテモノ食いというのがあって、レースに勝つためにゴキブリの唐揚げを食べたという話なんです。味は悪くなかったそうですよ。

このTVシリーズ「アメージングレース」出場者募集に応募した時のビデオがありました。今や家族内では伝説となっている、破砕後のワイン用葡萄のマストに浸かるリックと親友ジョッシュの映像です。



世界中を旅して大いに楽しんだ後、今や一児の父となったリックは、生まれ育ったヤラバレーに戻り、フォトグラファーとして活動しています。リックのウェブサイトをご紹介。

RickListon.com

リックの何が素晴らしいって、フォトグラファーとしての腕前はもちろんのことですが、義姉としての贔屓目で言うのではなくて、彼の誠実な人柄と誰にでも好かれるフレンドリーさだと思うんです。リックに仕事を依頼して失望させられることはありません。それだけは断言できます。

ヤラバレーの街ヒールズビルを拠点に、ウエディングやパーティー&イベント撮影、ポートレート撮影はもちろんのこと、商品、不動産、レストラン、カフェ、ホテル、農場等あらゆる商業撮影、料理の撮影など、様々な分野での出張撮影をお受けしております。

最近では、メルボルンカップで撮影した写真が、雑誌「NW」の表紙を飾ったそうです。

オーストラリア在住の皆さま、海外在住の皆さまでオーストラリアでのウエディングやイベントをお考えの皆さま、ヴィクトリア州のヤラバレーはとても美しいところです。リックは、地元の人間だから、業界人でも知らない様々な場所を知っており、強いネットワークがあります。

どんな写真撮影でも、どうぞお気軽にご依頼ください。

私がお手伝いしますので日本語でもOKですよ。よろしくね!


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2015年11月11日

ジャッジメントデイ

昨日は、私にとっての「審判の日」でございました。何がって、花粉症の!

11月も中旬の「気温が高く乾燥した日」で、花粉の飛散予報は「非常に高い」とすべてが揃った花粉症日和でしたからね。

午前中はまだ気温も低く、洗濯物を外に干しに出てもくしゃみの一つも出ず。(例年はこの時期、洗濯物は外に干さないで部屋干しするんですよ、特に天気がいい日は。)

まだ大丈夫だ…。

午後になり気温が上がってまいりまして、暖炉のあるリビングは煙突から花粉が侵入するためか、我が家の中では最も症状がひどく出る部屋なんですが、リビングに近づくと鼻がムズムズはするもののくしゃみの一つも出ず。

よっし大丈夫だ…。

夕方、洗濯物を取り込みに外に出ると、やはり鼻がムズムズしましたが、くしゃみは出ず。目も痒くならない!

やっぱり本当に花粉症は治ったのかもしれない!

夜遅く、ライオンズクラブの会合から夫が帰ってきました。私はすでにウトウトしかけていたのですけど、突然鼻がムズムズし始め鼻水が出始めた!夫は、花粉まみれになって帰ってきたと思われます。これは、やばいかも…と思っていたら、鼻をかんだ後には症状が止まりまして、普通に眠ることができました。

さて、その翌日となる昨日のこと。メルボルンの最も典型的な天候ですが、暑い日の後は寒くなる。昨日の最高気温はたったの16℃!

気温が低くても、花粉症日和の翌日は注意が必要なのですけど、朝、寝室のある2階から下に下りてすぐに始まりました、目の痒み。くしゃみも出ます。鼻水も出ます。

ああ、治ってなかったか

結局、今年の春初めて抗ヒスタミン薬を服用いたしました。それにしても、11月10日まで一度も花粉症に苦しむ事無く普通に生活出来たのは、十数年ぶりのこと。例年は、毎日抗ヒスタミン薬を飲み続けて薬漬けになっているのですから、やはりヨーグルトのおかげで免疫機能は改善されたものと信じたいです。

さて、これから年末頃に花粉症季節が終わるまで、後何日薬が必要になる日があるか。

ちなみに、私が服用する抗ヒスタミン薬は、「テルファスト180mg」です。薬局で買える一番強いやつ。


今気づいたけど、この50錠入りがすぐに空になっていたのは、私以外に息子のカイや娘のサチもこの薬を頻繁に服用する必要があるからで(夫は「クラリタイン」という薬)、そういえば今年はあの子たちがテルファストを飲んでいるのを見ないな…。

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2015年11月10日

野菜作り大変記(3)

野菜作りを続けるためには、例の発泡スチロールの固まりやガラクタがなくなって、ほとんど空っぽになった箱型野菜畑に土を入れなくてはなりません。

オーガニックの土と堆肥を2立方メートル購入。

こうして昨年の夏は、各種トマト、キュウリ、インゲン、ズッキーニ、茄子、ピーマン、後は普段結構たくさん使うハーブ類とネギを植えました。40度超えの猛暑の日に枯れてしまうような葉っぱ系野菜はやめました。(少し涼しくなってから植えたほうが良いと思います。)

前年のように、1日でも水やりを忘れると野菜がしおれるなんてこともなく、美味しいトマトとキュウリが豊作で、ズッキーニは大豊作で食べきれず、努力せずともそれなりの収穫があったのですが…。

私、再び学びました。

ズッキーニは、2株程植えとけば十分ですね。6株植えたんですけど、食べきれませんでした。茄子とピーマンは、場所をとる割には収穫量が少なく、また収穫までの時間もかかる。また、ネギやハーブ類は、料理をしていて「あっ、タイムとローズマリーが欲しいな!」「ネギが必要だったな!」と思い立った時にですね、畑が遠すぎて「面倒くさいなあ、まあ無くてもいいか…」となってしまうのです。

そこで、玄関横の花壇をハーブ畑にしてしまい、ハーブ系とネギはそこに植えることにしました。キッチンに近いということが、非常に重要だということを実感しています。



箱型野菜畑のうち一番遠い畑は、秋に植えた7株のイチゴが大繁殖してしまいまして、「まあ半分はいちご畑になってもいいか…」と思って放っておいたら、今年の春にはさらに大繁殖し続けています。イチゴを移植する畑もないので、今やほぼ全面がイチゴに覆われております。



イチゴ畑化してしまった畑を今後どうするかは思案中なのですが、この春2回めの収穫がなんとほら!


こうしてトレイに並べて冷凍しました

これで、当分美味しいイチゴスムージーが楽しめます。それにしても皆さん、畑で採れたイチゴの美味しいことったら!柔らかくてとっても甘い!まだ赤くなりきっていないイチゴでも、しっかり甘い!本当のイチゴの味がします。(…って、当たり前なんですけど。)

もう一つの箱型野菜畑では、各種トマト、インゲン、キュウリを中心とする夏野菜が大きくなりつつあります。


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