2016年8月31日

コーヒーが美味しい

先日の記事「ついに買ったモカポット」でもご紹介したビアレッティ(Bialetti)のモカポット「モカエクスプレス」ですけど、おかげさまで毎朝本当に美味しいコーヒーを堪能しております。

今まで飲んでいたのはコーヒー味のお湯だったなと、思わずにはいられないのです。(もちろんインスタントコーヒーなどというものは論外よ。)モカエクスプレスで淹れるコーヒーは、まさに納得の美味しさ。

それはね、単にコーヒー豆を多めにして淹れた濃いコーヒーというのとは違うんです。

味の深みというのがもう全く違うの。

買ってよかったわ。

そういえば、先日イタリアで地震がありましたよね。大きな被害が出て、多くの方が生き埋めになって亡くなられました。家を失った方々は、テント(これが大型の家みたいなテント)で生活されています。

先日TVニュースでそうしたテントで暮らしていらっしゃる被災者の方々の朝の様子が映しだされたのですが、火をおこして五徳の上に置かれていたのは、アルフォンソ・ビアレッティさんの絵のついたモカポットでした。


イタリアのアイコンの一つでもあるこのモカポットですけど、本当に簡単に美味しいコーヒーが淹れられる偉大な発明品です。


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2016年8月30日

まさかの「ひよこ豆うんざり宣言」

冷蔵庫やパントリーに保存している食料も少なくなってきまして、肉類はベーコンとハムとサラミ(夫がマーケットで購入したもの)しかなかった昨日。

おっと、それは正しくなかったな。ロースト用のラム肉(夫がマーケットで購入したもの)はあったんですけど、それは父の日(今度の日曜日)に料理することになっているので手を付けてはいけないのです。

ハムとかベーコンとか、そういう娘の最も嫌う食材を晩ご飯に使う良い献立も浮かばず、私は「カリフラワーとひよこ豆のカレー」を作ることにいたしました。このカレーは私の好物でもあるのです。菜食主義化している娘も食べるしね。

作り方には結構凝りまして、最初玉ねぎを色がつくまで炒めて甘みを引き出し、ニンニクとショウガ、さらにマスタードシードやクミンシードを投入して根気よく炒めと、我ながら頑張ったのですよ。

さあ息子を駅まで迎えに行った夫が帰宅しまして、夕食の時間です。我が家では、各自自分で皿を持ち、好きなだけ盛りつける習慣になっております。

すると、夫の口から衝撃の一言が!

I'm getting sick of chickpeas!!!

「ひよこ豆にはもううんざりだ!」ということですよ。

こういうことを大声で言われると傷つきますね。追い打ちをかけたのは息子の「うんうん」という相槌!

「そう…、ひよこ豆は嫌ですか」
「豆っていうのはねえ、何千種類もあるんだよ。それなのにひよこ豆ばっかり…」

いや、あの、大豆や小豆、いんげん豆やバタービーンズやカネリーニやレンズ豆なども一応いろいろ使っているんですけど…と、反論する元気も無くなったわ。

夫は私が作る料理に文句をいうことなどほとんどありません。いつも美味しく食べてくれるというか食べ過ぎてくれるんですけど、昨夜は虫の居所が悪かったのか、よほど肉が食べたかったのか。

前の晩はちゃんと豚肉料理だったのに。

ちなみに、「カリフラワーとひよこ豆のカレー」は超絶美味でした。しかし、残ったカレーとバスマティライスは冷凍庫に直行です。夫と息子の弁当に入れるわけにはいきませんからね。

どうぞランチは自分で何か買ってください。

「うつ」気味の人は、こういうちょっとしたことで心が折れてしまうので、「ようし、ひよこ豆がダメなら何かもっと美味しいものを作ってやろうじゃないの」という気持ちにはならないんですよ。

作る元気がなくなって「今日はお母さんは晩ご飯を作れません宣言」が出ることになるのです。

家族は気をつけてものを言わないと後が大変よ。

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2016年8月29日

縮んじゃった

スーパーに買物に行くと、私はしょっちゅう商品に手が届かないという問題に悩まされます。なんでお客様の手が届かないほど高い棚にモノを置くのか!

言っておきますけど、私は身長155センチで、背が高いとは言わないけど、私よりも背が低い人は大勢いるんです。

手が届かない時には、棚の安定度を確かめた後、一段ほど登ったりもしていたんですが、ある日娘のサチと一緒に買い物をしていた時にそれをしようとして怒られた。

お母さん、ヤメテそんなこと!
私に言えば取ってあげるでしょ!
子供でもそんなことしないよ!
もう絶対にしないで!

まあな、たしかに棚を登るアジア人のオバサンというのは、これはよろしくないわよね…。

ですから、その後は必ず誰かに頼むようにしています。「一段登れば手が届くのに…」という誘惑に耐え、誰か背の高い人が通りかかるのを待つのです。頼むと誰でも親切に助けてくれますから。年配の男性なんかそれこそ非常に喜んで助けてくれますよ。若いお兄ちゃんでも、やや照れながらも「1個でいいんですか?」と逆に聞いてくれたりして親切にしてくれます。

先日は、なかなか背の高い人が通りかからず困っていたら、私と同じくらいの背の女性が声をかけてくれました。

(イヤイヤ、あなたには届かないでしょ?)と確信しつつ、「いえね、あのソースが1本欲しいんですけど手が届かなくて…」と言うと「これですか?」と言ってヒョイと取ってくださった。

去っていくその女性の後姿を見ながら思ったのよ。

私はあの人よりも小さいのか!

さて、今朝のことです。

先日からずっと気になっていたバスルームの換気扇。シャワーの上の天井についている丸い換気扇のカバーが汚れていて、掃除をしなくちゃあと思いつつ、当然手が届き来ませんからついつい怠けていたのですけど、「今日こそは掃除するぞ!」とダイニングルームに行きました。

いえね、ダイニングの椅子に乗らないとバスルームの天井には手が届かないんですよ。日ごろ愛用している階段式のステップでは届かなくて、そのステップよりもわずかながら高いダイニングの椅子を使うのです。重いその椅子を2階のバスルームまで持って上がるのも一苦労です。

さて、よいしょっと椅子に上がり、つま先立ちになって換気扇に手を伸ばす。

あれえっ、おかしい、手が届かない!

1センチほどのことなんですよ。でもどんなに背伸びしても1センチほど足りなくて換気扇のカバーが外せないいの。

そんなバカな!前回はちゃんと自分で外せたのに!なにこれ、おかしい!なんで手が届かないのよ!

背が縮んだか?
腕が縮んだか?
天井が高くなったか?
床が沈んだか?

実は今、結構がっくり来ているのです…。

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2016年8月28日

映画「Lion」

3年ほど前に新聞に記事が載ったので、このSaroo Brierleyという男性のことをご存じの方もいらっしゃるでしょう。日本にいっらっしゃる皆さんは、まずご存知ではないと思います。

この人は、5歳の時にインドで迷子になり、その後オーストラリア人夫婦に養子として引き取られ、タスマニアで愛情をいっぱい受けて育ちました。成人した後、インドにいる本当の家族を見つけたいと決心して、なんとGoogle Earthを駆使して家族が住んでいた村を見つけ出し、迷子になって25年ぶりに母親と再会したという人なんです。

父親が家を出て行ってしまい極貧となった母親と4人の子供たち家族。母親の収入だけでは食べていくことすら困難で、子供たちは学校に行くこともできず、物乞いをしていたそうです。

一番上の息子は時々電車の床掃除をさせてもらって小銭を稼いでいたそうで、5歳のSarooちゃんは、ある日お兄ちゃんについて駅まで行きました。用事のあったお兄ちゃんに「すぐに戻ってくるからここで待っていろ」と言われ、プラットフォームのベンチで待っているうちに待ちくたびれてしまいました。

いくら待っても戻って来ないお兄ちゃん。実はお兄ちゃんは、電車にはねられて亡くなっていたんですが、そんなことは知らないSaroo ちゃんは、ホームに停車している電車にお兄ちゃんがいるのかもしれないと思いました。

電車の中でお兄ちゃんを探すうちに眠くなってしまったSarooちゃん。目が覚めると、電車は見知らぬ土地を走っていました。

こうして迷子になり、数日間のサバイバルの後に幸運にも警察に保護されたのですが、5歳のSarooちゃんが話す情報だけでは家族を探しだすことはできず、結局オーストラリア人夫婦に引き取られたのです。

オーストラリアに来ることは簡単なことではなかったと言っておられました。だって、インドに自分のお母さんと兄妹弟がいることは確かなのに、外国に連れて行かれたんですから。これは、Sarooさんのインタビューです。



Sarooさんは、この経験を本にされました。


そして、この度、この本を元にSarooさんのストーリーが映画になりました。「Lion」という映画です。Sarooさんを演じるのは、「スラムドッグ$ミリオネア」や「マリーゴールド・ホテル」などで活躍中の英国俳優デーヴ・パテール (Dev Patel)で、このデーヴ・パテールがこの映画「Lion」で話すオーストラリア英語が見事であると今話題なのです。

オーストラリア英語のアクセントは真似るのが難しいとされておりまして、確かにアメリカ人俳優や英国人俳優がオーストラリア人役を演じた際には、「なんかヘン」なんですけど、デーヴ・パテールの英語は違和感がなかったです。予告編を見る限りではね。


オーストラリア国内では、来年1月公開だそうです。

日本でも公開されるといいのですけど。

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2016年8月27日

お弁当作り

かつて短期間日本に住んでいた頃、私は時々「うつ」が悪化して晩ご飯を作れないことがありました。そんな時、よくお世話になったのがコンビニのお弁当。コンビニでなくてもスーパーでもお弁当を売っているところがありましたから、本当に助かりました。

日本にお住まいの皆さんにとっては当たり前の便利さでしょうけど、あの「お弁当」というのは素晴らしいのよ。

オーストラリアにもコンビニはありますけど、日本のコンビニとは比較にならないんです。食べ物に関しては、ぜんぜんコンビニエントじゃあないんです。

菜食主義化しているうちの娘は、私が作るお弁当は拒否しておりますので作らないんですが、息子が学校に持っていくお弁当作りはずっと続けています。最近うちの夫がフルタイムで働き始めたので、夫のお弁当作りも再開。

お弁当といっても、多めに作る晩ご飯のおかずを詰めて、足りなければゆで卵とか野菜炒めや和え物をチョチョッと作って、ご飯と一緒に詰めるだけなんですよ。おかずはやはりしょうゆで味付けしたものが多いです。

お弁当は学校や職場でチンして温めて食べるから、サラダや酢の物は別容器に入れて欲しいとリクエストされました。

こうして、我が家の男達は、毎日お弁当を自分でバンダナ(弁当袋の代わり)で包んで持って行きます。

毎日の弁当作りと聞くとものすごく大変なように聞こえるかもしれませんが、私は夜のうちに作っておきますから、ずっと続けていると晩ご飯の後片付けの一部になって、それほど大変ではありません。

メルボルンでは、ランチにサンドイッチ一つ買っても高くつきますしね、お弁当作りはこれからも頑張って続けるつもりです。

昨日はね、弁当に私の自信作「ひよこ豆のコロッケ」を入れたんですよ。おかずが足りないので、ご飯の上に鰹節と炒り胡麻をしょうゆで味付けしたのを載せて「のり弁当」にしました。

そうしたら、夫はコロッケを食べ残して来て、私の目の前でその食べ残したコロッケをゴミ箱に捨てた!

「どうしたの?好きじゃあなかったの?」
「えっ? ううん…、ちょっとドライで…」

夫は豆類があまり好きではないらしいんです。

このうっ!こっそり捨てるか、仕事場で捨ててこいよ!

普通、作った人の目の前で捨てるか?

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2016年8月26日

ひよこ豆コロッケ

昨日は久しぶりに朝からずっと翻訳の仕事に追われて座りっぱなし。

午後になって一区切りしようとキッチンへ行ったら、突然コロッケを作りたくなった。こういうことってあるでしょ?忙しい時に限って、そういう手間隙かかるものを作りたくなること。

コロッケには私はいつも牛ミンチを使うんですけど、そんなものを入れたら菜食主義化しているうちの娘は手も触れないだろうと思いまして、牛ミンチの代わりに冷凍してあった茹でたひよこ豆を使うことにしたんです。

最近、我が家ではひよこ豆が米に次ぐ食材となっていましてですね、肉の代わりに何にでも入れちゃうところからの発想です。

玉葱とニンニクのみじん切りをオリーブ油で炒め、これに粗く刻んだひよこ豆を投入して炒めると、どんどん乾燥してくる!

「これは良くないぞ!」
「ひよこ豆はすでに茹でてあるんだから炒めるのはやめよう!」

塩&こしょうで強めに味付けしたところ、これがとってもイマイチ。

そこで少し隠し味に固形ビーフストックを切り刻んで加えてみた。やっぱり肉の味がほしい私。ところが、まだまだイマイチ。

そこでファラフェルのことを思い出し、カレー粉を加えてカレー風味にすることにしました。

味は格段に良くなったけど、何か足りない!

「甘みだ!」

そこで小さじ1杯ほどの砂糖を加えると、なんだか昔食べた肉屋のコロッケの味。

これを茹でてつぶしたジャガイモと混ぜると、なんとねえ本当に過去最高の味のコロッケが出来上がったのです。オーブンで焼いてヘルシーコロッケにしたりせず、ちゃんと油で揚げました。


食感は普通のコロッケと変わりません。菜食主義ではない方にもおすすめのひよこ豆コロッケです!

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2016年8月25日

真冬の蚊取りマット

メルボルンの蚊は一年中元気です。

私は自他ともに認める「モズィーマグネット」でありまして、一応説明すると「モズィー」というのはモスキートー(Mosquito)のオーストラリア的呼び名、マグネットは磁石ですから「磁石のように蚊を引き寄せるモノ」ということなんですけど、ホント苦労が耐えません。

私の仕事部屋のすぐ外には何と噴水があるのですが、この水がたまっている部分をうちの夫が小さな沼池化してしまった。入れ知恵をしたのは義母。

義母は、ご丁寧にも蓮の苗まで持ってきて噴水に下に入れたのです。

私は噴水の沼池化には大反対で、時々塩素でも入れて緑化を防ぎ、蚊の繁殖も防ぐべきではないかと意見をしたのですが、私の言うことなど聞いてくれませんからね。

すっかりドブドブの沼池化した噴水は格好の蚊の繁殖地となっておりまして、仕事部屋で仕事をしていると冬でも蚊に刺される私。

仕事部屋の上は我々夫婦の寝室がありまして、ここでも蚊に刺されまくる私。夫は私のおかげで蚊に刺されるという被害にあうことがないので、この辛さを知らない。

真冬でも蚊取りマットが必需品とは、皆さん、信じられないでしょ?

比較的暖かい日など、モズィー達は元気百倍!そういう日に蚊取りマットをセットし忘れると、夜中に布団から出ている顔の部分(主におでこ)をボコボコにやられて目が覚めるのは必至。

こういう時のために、ベッド横のテーブルには一年中液体ムヒを常備しているという私なのです。

春めいてきた今日この頃。昨夜はすっかり蚊取りマットを差し込んだコンセントの電源を入れ忘れ、おでこをボッコボコにされて目が覚め、そのおでこにビチャビチャと液体ムヒを塗りすぎてすっかり目が覚め、夜中でも大イビキを轟かせる夫のせいで再び眠ることができず、私は避難部屋に直行いたしました。

この避難部屋には、クモやミリピード(Millipede)というヤスデの一種はいるんですけど、蚊はいないんです。暗くて寒くて静かで、やっぱり最高によく眠れます。

これから本格的に暖かくなると、蚊取りマットだけじゃあ足りず殺虫スプレーまで散布する必要がある我々夫婦の寝室。やっぱりもうあそこでは寝られないな。

本格的な蚊の季節が来たら、避難部屋のシングルベッドの周りに蚊の侵入を防ぐネットをぶら下げようと画策中なのでございます!

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2016年8月24日

パン屋さん

棚に並べられた美味しそうなパンから好みのものを自分で選んでトレーにのせ、レジで代金を支払うというやり方のパン屋さんは、うちの子供達が幼かった頃には私の知るエリアには一軒もありませんでした。

パン屋のパンはガラスの向こう側にしか無くて、人見知りする内気なうちの子供達は、そういうパン屋で自分でパンを選んで買うなんてことはできないのでした。

一時期日本に短期間住んでいた時のこと。近所にCO-OPの店があって、その中にパン屋さんがありました。そのパン屋さんでどのようにしてパンを買うのかを説明すると、うちの息子と娘がどれほど目を輝かせたか、貴方も想像できるでしょ?

食いしん坊のうちの娘など目移りして選べないのよ。あれも美味しそう、これも美味しそうでね。

日頃食品の買い物はそのCO-OPでしていましたから、買い物に行くと必ずそのパン屋さんにも寄って、息子も娘もそれぞれにトレーを持ち、トングを持って好きなパンを選び、自分でレジへ持っていくのです。娘はパン選びに夢中になるあまりトレーからパンを落としたこともある!(毎日食事時に何かをこぼす子でしたからね。)

オーストラリアに戻ってきてからは、そんな楽しみはなくなりました。パン屋さんに行ってガラスケースの向こうにいる人に「どれどれのパンをいくつください」などと言う勇気がないんだから。

そんなある日の事でした。

ノックス(Knox)のショッピングセンターに何かの用で行った時、日本のパン屋さんのように自分でトレーを持って好きなパンを選べるパン屋さんをみつけたのです。なんとカレーパンやクリームパン、あんパンやとんかつサンド、チョココロネなど、子供達が大好きだったパンが勢揃い!興奮して買いましたよ!

もう10年も前のことです。

そのパン屋さんは「包店 Breadtop」という名前だったのですが、このパン屋さん、ボックスヒル(Box Hill)に1号店ができた後、フランチャイズ店が次々にオープンして、最近はメルボルン周辺の大きなショッピングセンターには大抵あります。


そして、昨年から今年にかけて大きく新しくなった、リングウッド(Ringwood)のイーストランドというショッピングセンターにもお店がオープンしました。

今では目を輝かせて「お母さん、パンを買ってもいい?」などと言ったりしませんんけど、この店の前を素通りというのはなかなか難しいようです。私も、あんパンが食べたくなると寄っています。

ケーキやお饅頭や日本の食パンのようなふわふわしたパンもありますよ。

今日このパン屋の前を通った時、オーストラリア人老夫婦がいかにも楽しそうにパンを選んでいるのを見かけて(トレーを持つのはもちろんおじいさん)、うちの子供達が幼かった頃のことを思い出したのでした。

この店のすぐ近くにはアジア食品店があって、大抵のものは全てそこで揃いますし、本当に便利になりました。

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2016年8月23日

ラジオ体操エクストリーム

運動不足を感じつつも膝のトラブル続きでウォーキングなどできない私は、せめてラジオ体操(第一)で身体を動かすことに努めております。

ほとんどの日本人なら、小中高の学校生活における反復訓練のおかげで、自動的に身体が動くほどにしみついているラジオ体操ですが、私はその後の教員生活においてはラジオ体操を指導まで行っていたわけで、おそらく死ぬまであの音楽を聞けば自動的に身体が動くであろうと思われます。

先日のこと、このラジオ体操をゆっくりやってみましたらストレッチ効果が格段に向上いたしましたので、ついついスピードをさらに落とし気味になり、ついでに伸ばしたり曲げたりを限界まで頑張るようにしてみたら、皆さん、これがすごいのよ!

太極拳をやっている感じのゆっくりした動きで、例えば「腕をふって脚を曲げ伸ばす」運動をしてご覧なさい!腕は振り上げることができないので、いろんな筋肉を使って持ち上げているのが実感できます。脚の曲げ伸ばしにしても、超ゆっくりとおこなうと(限界までしっかり曲げ伸ばす)かなりハードな運動になるのですよ。

私は、これを「ラジオ体操エクストリーム」と名づけ、せめて一日一回おこなうようにしておりますが、「あなどるなかれ!」ラジオ体操でも息がハアハアと上がる運動量となるのです。(私の体力の問題もあるんですけど。)

しかし、「ラジオ体操エクストリーム」には、問題が一つ!

体にしみついているはずのラジオ体操なのに、ゆっくりやっていると頭の中で流れる音楽が役に立たず、次の動きがわからなくなるんです。

そこで、全国ラジオ体操連盟のウェブサイトからラジオ体操の図解をコピーしまして、忘れちゃった時にはこれを見てやっています。画像はこちらのウェブサイトから使わせていただきました。私もラジオ体操の普及に寄与しているわけだから、使っても怒られはしないだろうと。


やってみてご覧なさい。エクストリームを実感できること請け合いでございます。

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2016年8月22日

人種差別の国「オーストラリア」

オーストラリアという国は、人種差別の国として有名なんだそうです。

ヨーロッパ人がオーストラリア大陸を発見して植民地化し始めた後、アボリジニと呼ばれるオーストラリア先住民を大虐殺しました。入植の邪魔になるアボリジニを殺すというだけでなく、スポーツハンティングとして娯楽としても殺していました。

白豪主義と呼ばれる白人最優先主義とそれに基づく非白人への排除政策は、なんと1975年まで続いていました。法律的に人種差別を禁止し、多文化主義を国策として掲げるようになってからも、アボリジニや非白人への差別はもちろん続きました。今でも白人至上主義的な人種差別意識は、はっきりと残っていると言えます。

オーストラリアで暮らすようになって20年以上になる私ですが、これまでに何度も差別を経験しています。そのために外出が億劫になったりしたこともあるし、一時期「うつ」で些細な事にも敏感になっていた頃は、買い物に行って白人オーストラリア人とやり取りするのが怖かった頃もあります。

オーストラリアにやって来た最初の年、旅行先で知り合った中国系マレーシア人の女性が私に言った言葉は今でも覚えています。

「馬鹿にされないように、いつでもちゃんとした身なりをしていなさい。」

きちんとメイクをし、良い服を着て、堂々としていれば、ひどい扱いをされることは減るはずだと、白人オーストラリア人と結婚して2人の子供がいたその女性は言ったのです。

彼女の言葉は正しかったですよ。

明らかに劣った人間として低く見られ、差別的に扱われた経験は、少なくとも5回あります。ヴィクトリア州の田舎の町のパン屋で無視されたり、マイヤーというメルボルン内のデパートで中年女性店員に不当な扱いを受けたりしました。最近では、スポットライトという店に手芸用品を買いに行った時に、非常に馬鹿にしたような態度で対応されたんですが、私が英語を話せることが分かるとその中年女性店員の態度は少し丁寧になりました。

国の政策が多文化主義に変わってから、学校の同じクラスに様々な人種の子供がいるような環境で、異なる文化や人種を尊重することの大切さを教育された若い世代は、比較的マシな気がします。

それでも、この国には確かに、アジア人やアフリカ人や特にアボリジニに対する差別意識が残っています。そういう差別意識というのは、興奮したり感情が高ぶった時に思わずでてしまうらしく、オーストラリアン・フットボールの試合などで口汚く罵ったり差別的な言葉を叫んだりする人がよくいます。昨日もまたニュースになりました。

ニュースになったのは、誰かがその問題の場面をビデオに撮っていたからで、証拠があったからニュースになったわけですけど、こういうのは全く珍しいことではないらしいです。ほんとうに残念なことですけど…。

昨日のニュースは、白人女性が応援するチームの対戦相手チームの選手(アボリジニの選手)に「サル」と叫んだりバナナを投げつけたりしたという問題でした。

馬鹿にされないように、きちんとメイクをし、良い服を着て出かけるようにしていますし、最近は自分が差別的な扱いを受けることはほとんどないのですけど、差別的な扱いを受ける人を見かけることはありますよ。もう少し度胸があったらその場で注意してやるんだけどな…。

差別を受けた経験のない日本人が外国で初めて差別を受けてトラウマになるということがあります。

人種差別にかぎらず、差別というのは存在するのです。頑張りましょう。

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2016年8月21日

近代五種競技とは

スポーツ好きのオーストラリア人も、このスポーツのことを知っていた人はほとんどいなかったでありましょう。

長年にわたりオリンピックTV観戦を楽しんできたこの私も、この競技名はもちろん聞いたことはあったけど具体的にどのような競技なのか知らなかったです。

近代五種競技(Modern Pentathlon)

オーストラリアの選手が金メダルを獲得したのがきっかけで突然知名度がアップ!こんな面白い競技があったのかと、一部で話題になっています。

なんでも、近代オリンピックの創始者として有名なクーベルタン男爵の考案・提唱によって始められたんだそうですね。Wikipedia によりますと、古代ギリシアで行われていた古代五種(レスリング・円盤投・やり投・走幅跳・短距離走)になぞらえて、射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニングの5競技をおこなう「近代五種」という競技が作られたんだそうです。

競技方法は、まずフェンシング、水泳(200メートル自由形)、次に馬術(障害飛越競技)で得点を稼ぎ、最後にランニング&射撃のコンバインドをおこなう。フェンシング・水泳・馬術で勝ち取った合計点の得点差(1秒4点)でスタートし、射撃と800メートルのランニングを交互に4回行ってゴールした順番が最終順位となるということです。

一人で複数の陸上競技をおこなう十種競技とか七種競技は比較的知られていますが、この「近代五種競技」というのは、スポーツの分野が全く異なる射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニングの5つをおこなうんですから、一体どのようにトレーニングするんでしょうか?

金メダルを獲得した女子選手は、お父さんがコーチでお兄さんも「近代五種競技」の選手で、トレーニング環境のために一家でハンガリーに引っ越していたとか。トレーニング場所の確保だけでも大変で、費用もかかるのだそうです。

それ故に競技人口も少なくて、知名度もひときわ低かったわけですが、この度一気に知名度は上がりました。しかし、「私もやってみたい!」と思った子供たちがいたとしても、果たしてこの競技に挑戦できる環境があるのかどうか。5つのうちの一つ一つのトレーニング場所はあるのでしょうけどね、5つ全てのトレーニングとなると難しいのでしょうね。

リオ・オリンピックも明日で終わりです。今晩の男子マラソンは、頑張って見るぞ!

と思っていたのに、マラソン開始はメルボルン時間10時30分。もうその頃には眠気に襲われてマラソンレース観戦など到底無理な感じ。

ですからマラソンはあきらめて、代わりに夜中に起きて男子バスケットボールの3位決定戦オーストラリア対スペインを見ることにしました。

目が覚めた時には試合は大方終わっていたんですが、緊迫した接戦。ハラハラ・ドキドキは苦手なのよ。

まあとにかく結果はご存知のように1点差での敗北。

ハートブレークでなかなか再び眠ることが難しかったわ…。

ああいう幕切れは辛いな。サッカーのPKも大っ嫌い。あれは辛すぎる。

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2016年8月20日

抗うつ薬とオリンピック観戦

私はかれこれ10年以上も抗うつ薬を飲み続けているのですけど、この薬のおかげで感情の振幅が小さい生活を送っております。

号泣必至的な映画を見ても大して涙は出ないという副作用もありますけど、薬のおかげで心臓バクバクで倒れかかったり、身体がこんにゃく化して震えたり、ズドーンとうつの暗底に突き落とされるとか、そういう恐ろしい目に合わずにすんでいるわけです。

これまで気分的にもう薬をやめても大丈夫かもしれないと思ったことはあるのですが、娘が摂食障害を患ったり自傷を始めたり、夫が双極性障害でおかしくなったりする度に、抗うつ薬に救われてまいりました。

最近は娘も安定しているし、夫はフルタイムで働き始めたし、息子もアルバイトを始めたりと、私の生活にも平穏が戻ってまいりました。喉に物が詰まったようになって突然泣きむせぶこともありません。気分が落ち込んで夜眠れないということもありません。非常に安定していたんです。さっきまでは。

しかし、オリンピックがいけなかった!

「ハラハラ・ドキドキ」というのが問題です。子供の頃から「ハラハラ・ドキドキ」には弱くて、プロ野球の試合など見ていても「だめだ、ここで打たれたらもう終わり!」のような展開になると台所に逃げ込んだりしたものです。

「ハラハラ・ドキドキ」という状態ではですね、脳内で不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンが分泌されるわけです。これがドバっと出すぎるのか、バランスを取るセロトニンが出ないのか、これら脳内物質が上手く機能していないから私は薬を飲んでいるわけですよ。

こういう人が「ハラハラ・ドキドキ」必至の競技やゲームを見ようとするとですね、不安感が耐えられないレベルに達してしまい見ることができません。

吉田選手のレスリングも、バスケットボール男子準決勝オーストラリア対セルビア戦も「負けるかもしれない、負けたらどうしよう」という不安がとんでもないことになりまして、とても応援することはできませんでした。

どちらも残念な結果になりましたが、吉田選手の涙に胸が締め付けられてちょっと具合が悪くなっていたところへ来て、今日のバスケットボールでややパニック発作状態になってしまった!

楽しむべきオリンピックで具合が悪くなるって、それはいけませんね。でも、これって私本人の意識の持ちようということではないんです。自分ではどうすることもできないんです。

オリンピックのことは忘れるに限るな。ああ、まだ心臓バクバクしてる…。

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2016年8月19日

スーパーヒューマン

リオ・オリンピックでは、ここ数日陸上競技が注目を集めています。ウサイン・ボルト選手とか有名選手が出場する競技は大人気ですけど、陸上競技というのは体操競技と同様に「同じ人間として信じがたい能力」というのを目の当たりにしますね。

先日、走り幅跳び決勝を見た後、優勝した選手が飛んだ8メートル38センチというのがどの程度の一歩なのか、我が家の居間の窓際から巻き尺で測ってみました。キッチンを通り越して階段の下まで。世界記録の8メートル95センチなんでですね、階段を下りた先のランドリーの入り口までの距離でした。

あの窓からここまで一歩で飛んだのか?

驚愕しましたよ。

走り高跳びは、2メートル40センチくらいの高さを飛んでいるわけです。それはね、我が家の居間の天井より少し低いくらいでした。「一体どうやってあの高さのバーを飛び越えているんだよ」と、私は信じがたい思いで天井を見上げました。

棒高跳びにしても、6メートル以上を飛び越えているんです!自分の家で実際に測ってみたらどんなに高いか分かりますよ。

砲丸投げ、今朝やっていましたけど、アメリカの選手が22メートル50センチ位投げたの。投げた砲丸の重さは16ポンド(約7.3キロ)と解説者が言うのですけど、それってボウリングのボールよりも重いのよ!それをどうやって22メートル以上も投げるんだよ!

スーパーヒューマン、まさに超人です。

お子さんがいらっしゃる方は、自分の家で巻き尺で測ってみると面白いですよ。オリンピックとかに全く興味のない我が家の3人も、「あの人達はねえ、あの窓のところから階段を下りた所まで飛んでいたんだよ」と私が指差すその距離をみて、心底驚いておりました。

超人たちのパフォーマンス、もうしばらく楽しめます。

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2016年8月18日

夫の悪癖に救われた

うちの夫はポケットに小銭をためます。

この習慣はうちの夫に限ったことではないらしく、私が知るオーストラリア人男性たちはみんな買い物の際に出る小銭をポケットにためるらしい。

ちなみに、私の知る日本人男性たちは財布の小銭入れにちゃんと入れています。

こうしてポケットにたまった小銭は、帰宅後に財布やハンカチとともにポケットから取り出され、テーブルの上なりカウンターの上なりに置かれるのはいいけど、大抵そのまま置きっぱなしになるのよ。

こうして家のあちこちで小銭を目にすることになるのです。

これを一々片付けるのは面倒だし、私の財布に入れようにも量が量だし…。

そこでですね、我が家では十年以上前からキッチンに大きなガラス容器を置いておりまして、置きっぱなしになっている小銭はそれに入れるようにしているんです。

洗濯物に混じっていた小銭や落とし物の持ち主不明小銭も、そのガラス容器に入れます。お小遣いをもらえないうちの子供達は、お金が必要になった時にはその容器からイエローコイン(1ドルあるいは2ドルのコイン)を取り出していたものです。

我が家族は、諸事情により生活に困窮することが何度かありましたが、このガラス容器に入ったコインに救われたことが度々ありました。

「次の給料日まで食品の買い物はもうできません!」状態だった私ですけど、食品は何とかなっても薬は必要です。私はいまだに抗うつ薬を服用しているのです。こういう時に限って薬が無くなってしまった。

しようがない、クレジットカードで買うか…と考えていた時に目に入ったのがコインの容器。半分ほどしかたまっていないけど、よく見ると結構な数のイエローコインが入っておりますし、金額的にはかなり行けるかもよ!

ということでですね、銀行に行きました。

ATMの横に、コインをドサッと投入して希望のカード(口座)に入金できる便利な機械がありました。ガラス容器に入っていたコインはかつてのように予め選別しておく必要もなく、ドサッと入れてあとは待つだけ。そして、なんと驚くべき金額が表示された!

90ドル!

貴方、90ドルもあったら給料日まで余裕で食べていけますよ!我が家のパントリーには、まだまだ豆がいっぱいあるんだし。これで安心して薬も買えました。夫の悪癖にバンザイ!

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2016年8月17日

かつかつの暮らしと「PAYG」

昨年のクリスマス前に仕事を辞めてしまって、その後数カ月にわたって無職無収入状態(「うつ期」のため)であった夫が今月よりフルタイムで働き始めました。これでやっと生活は楽になるかと思っていたんです。

ところが夫がこの前の給料(2週間毎の支払い)を全て家賃の支払いに使ってしまったのと同時に、税務局より私あてに2300ドルの税金を払えとの督促が届きました。

PAYG(Pay as you go)という納税システムがありまして、前年度の収入額から次年度の税額を見積もって、その額を支払わされるのですが、毎年だいたい同じ程度の収入があればそれで大した問題はないんでしょうが、私は一昨年たまたま非常に収入が多かったんです。その「たまたま多かった収入額」を元に概算された次年度の税金は、PAYG納税システムによって5000ドル近くと概算されたのですが、一度にそんな額の税金を支払える収入はもうないのですよ。

支払わないといけないとのことで4半期ごとの分割払いにしていたんですが、夫がそんな具合で収入が無くなり、私一人の収入でやりくりしながら生活していたのですから税金なんて払えるわけがありません。というか、実は支払いをすっかり忘れていたところ督促がきたということ。

口座に残っていた現金だけでは足りず、娘の貯金まで借りて2300ドルを払いました。

今年(2015-16年度)の収入は少なかったので、納税申告の結果、払わされた税金の大部分は返ってくるはずなんですけど、それがいつ頃になるのか分かりません。

とにかく問題は、現在私の財布は空っぽ、口座も空っぽ、夫の財布も空っぽで、それぞれの次の給料日まで我々は全くの文無しということ。息子と娘はそれぞれ少し現金を持っていますけど…。

クレジットカードは見るも恐ろしいことになっているので、私は絶対に使いたくないんです。夫は平気で使っていますから「恐ろしいほどの借金額」は少しずつ増えていってます。

給料日早く来て〜!

冷蔵庫もパントリーもほとんど空っぽよ。

でもね、給料日までもう食品は買えないとなったらなったでなんとかなるものなんですよ。とにかく我が家には、豆類の備蓄があるじゃないですか。もちろん米は確保してある!しかも、日本のお米以外の各種様々な米が蓄えてある。香辛料類もいっぱいある。畑には緑の野菜が食べきれないほど生えている。

人間、いざとなったらいろいろ工夫するもので、豆類で作るファラフェルやコロッケ、ハンバーグもどき、豆カレーと、ヴィーガン化している娘が喜んで食べる献立が続いております。

豆料理は、和風に煮たりするより香辛料でスパイシーな味付けにして、油で揚げたり甘酸っぱくてピリ辛のような味付けにするほうが飽きが来ないね。

人参・玉ねぎ・じゃがいもの必需品は、買っても大した額ではなりません。お店に行ったついでに、特売の野菜を少し買っても金額はわずかです。

こうしたお母さんの努力によって、金欠でも我が家族はちゃんと栄養のあるものを食べているのです。

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2016年8月16日

パラリンピック2016

リオ・オリンピックも2週目です。

体操はチャンネル7がかなり放送してくれたおかげで見ることができましたが、柔道は全く見るチャンスはなかったです。それでも、チャンネル7はロンドン・オリンピックを放送したチャンネル9よりも様々な種目を放送しているし、オーストラリア選手が出場しない種目もどんどん放送するなど放送姿勢がよろしい!

テニスも終わっちゃったし、これから期待したいのはバスケットボールのオーストラリアチームがどこまで勝ち進むかと、サッカーでブラジルが男女とも優勝できるかどうかというところ。そして、最終日の男子マラソンですよね。

オリンピックが終わった後にはパラリンピックが開催されるわけですが、そのパラリンピックの予告紹介動画が秀逸だったので、ぜひ紹介したいと思います。

オーストラリアのチャンネル7が制作したんじゃなくて、英国のチャンネル4が制作したコマーシャルのようです。「We're The Superhumans」とタイトルが付けられています。体に障害があっても、私達は何でもできるんですよ歌うこの動画から感じるポジティブエネルギーは本当に素晴らしいです。おもわず「すごい!」と叫んでしまう映像満載ですから、最後までご覧くださいね。



パラリンピックも楽しみです。

今日は昨日にもまして天気が良くて身体を動かしたい気分です。庭の草取りでもやろうっと!

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2016年8月15日

春がきた

今日は本格的に春がきたと言っても過言ではない天気です。気持ちが良いです。ヨーグルトおおかげか、くしゃみも出ないし目も痒くないし。ワトルはそこらじゅうで満開で、黄色い花粉を飛ばしまくっています。


我が家の敷地内に植えてある草木にも花が咲き始めました。梅やプラムは蕾が大きく膨らんできています。




このデイジーを見ると盲導犬パピーの「モリー」を思い出すなあ。


写真を取りながら気づいたけど、私ったら青や紫の花ばっかり植えている。



こういう日には、どうして洗濯をしたくなるんだろう。

もうすぐ洗濯物を外に干しても乾くようになりそうです。でも、そのためにはジャングル化している洗濯物干し周囲の草刈りをしてもらわないと…。


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2016年8月14日

あれは食べない、これも食べない

この記事をお読みの貴方には、お子さんがいらっしゃいますか?

お子さんは何でも食べますか?好き嫌いがあるとしても、大抵のものなら食べるという方、それはね大変幸せなことですよ。

うちの娘は、2年前、摂食障害で苦しみました。悪夢の日々の詳細をここに書いたりはしませんが「食べることができない」というのは大変なことでした。命にかかわるわけですから。

その後、ほぼ普通に食べることができるようになったのですけど、食に対する非常に強い関心と強迫的な心理傾向はずっと続きました。自然食品に始まってスーパーフードや見たことも聞いたこともない外国の食品や香辛料や調味料の数々を試したりと、新しい料理に挑戦し楽しんでいた頃は良かったんです。おかげで我々家族は、珍しい料理を楽しむことができましたし。

ところがですね、娘はその後、菜食主義化しちゃったんですよ。肉魚シーフードなど「顔のあるもの」は食べないというので、お母さんは晩ご飯の献立に工夫が必要になりました。そして、豆類をたくさん食べるようになってきたんですが、豆類はガスの問題があるとかで娘はたくさんは食べません。それでも、卵や豆腐や乳製品を食べるのだから、タンパク質やビタミンB12の摂取に関して心配はしていなかったんです。

ところが、最近になって乳製品も食べなくなった。ミルクティーすら飲まなくなった。

残るのは卵と豆腐と豆類とナッツ類なのですが、豆類はとにかく量を食べないし卵もめったに食べない。これからVCEの試験(メルボルン大学に入れるかどうかがかかっている)に向けて脳みその健康状態が心配なお母さんは、いかにして娘がタンパク質(必須アミノ酸)とかビタミンB12、カルシウム、鉄分などの栄養素不足にならないようにするか必死なんです。

娘はサプリメント否定派ですから利用する気は全くありません。

食べろと言っても自分が食べないと決めたものは絶対に食べない。ハンバーグみたいな何が入っている良く分からないような料理は、使った食材をチェックしてくる。信頼関係を損なうのは避けたいので、だまして食べさせるようなことはしたくないし。

VCEの試験が終わるまでは、娘と衝突することは避けたいと思っています。ただでもイライラ神経質になって来ていますし、こんな時に食べ物をめぐって家の中で緊張状態を作り出すことは絶対に避けなくちゃ!

お母さん、今は我慢よ。試験が終わったら何でも食べるようになるかもしれないんだし。とにかく今は娘が食べる食材でしっかり栄養が取れる料理を作ることよ!(我が家の男達のために肉も時には使うこと。)

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2016年8月13日

夕暮れのヴァルキューレ

作曲家ワーグナーの超大作「ニーベルングの指環」四部作の2作目「ヴァルキューレ(Die Walküre)」をご存知でしょうか。

「ヴァルキューレ(Die Walküre)」の音楽モティーフの中で、「ヴァルキューレの騎行」を知らない人はまずいないと思うのです。映画「地獄の黙示録」で、ベトコンの拠点村にヘリコプターで奇襲攻撃を掛ける際に流れていた音楽ですよ。あの映画のおかげで超有名になりました。

昨日の夕暮れ時、私は畑で晩ご飯のサラダ用にほうれん草やロケット、ケールなどを摘んでいたんです。すると、遥か彼方から毎度おなじみのコッキーの野郎たちの「ギェェェ!ギェェェ!ギァァァァァ!」が聞こえ始め、「コッキー達も寝床の木に帰る時間か…」と思ったのです。

ところが、昨日はね、寝床に帰るコッキー達の数がすごかった。

いいですか!あいつらは1〜2羽でも耳をつんざく怪獣音で有名なんですよ。

「ギェェェ!ギェェェ!ギァァァァァ!」と耳を覆っても頭の芯にまで響くギャアギャア声を発しながら飛んできた数羽のコッキー達。その怪獣音は次第に音量を大きくし始めました。

何ごと?

コッキー達が飛んで来る方角を振り向いた私が見たものは、「ギェェェ!ギェェェ!ギァァァァァ!」と鳴きながら飛んだり、途中で木の枝に止まったりしながら押し寄せてくる黄色いトサカ羽を持つ白い鳥の群れ。

次から次から押し寄せてくる!

「ギェェェ!ギェェェ!ギァァァァァ!」
「ギェェェ!ギェェェ!ギァァァァァ!」
「ギェェェ!ギェェェ!ギァァァァァ!」

私の頭の中では「ヴァルキューレの騎行」が鳴り響き始めました。10羽、20羽、30羽…、盛大に響き渡る「ヴァルキューレの騎行」とコッキー達の狂った怪獣音で恐怖心すら感じるほど。

私の頭上数メートルのところを飛んで行くんですから当たるわけはないのに、腰をかがめ頭を低くし、コッキーの群れが飛び去るのを待つ私!

我が家の周囲のユーカリの木に住んでいるワライカワセミ(Laughing Kookaburra)達も「ワハハハ!ウワッハハハ!」と叫び始め、その他の鳥の「キイキイ」「ピイイイピイイイ」なども加わって、もうそりゃ騒々しさは想像を絶する感じ!

時間にしておそらく1分もなかっただろうと思うけど、まさにアポカリプス的夕暮れでした。心臓がバクバクしたわ、ホント。

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2016年8月12日

ついに買ったモカポット

先日、コーヒーを入れようとした時、長年愛用しているメリタの陶器フィルターが行方不明でコーヒーがいれられず、しょうがないから急須と茶こしを駆使していれようとしたけどそれは無理でした。

これをきっかけについに買ったのですよ、ビアレッティ(Bialetti)のモカポット「モカエクスプレス」!


いざ買おうとして困ったのがサイズ選び。様々なカップサイズがあるのです。ネットで調査の結果、3カップサイズを購入したのですが、これがですね非常に小さいのよ!

エスプレッソ3カップ分ということで、これに温めた牛乳を加えてマグカップ1杯分とするのに最適という情報だったのですけど、あまりに小さいので大きいサイズに交換してもらいに行こうかと思ったくらい。

しかし、ネット上の情報を信じて、説明書どおりにエスプレッソを入れてみました。結構な量のコーヒー豆を使います。

圧力をかけて抽出するので、ドリップコーヒーよりお湯に溶け出す成分の量が多くなり、コーヒーは当然濃厚かつカフェインも強い感じ。出来上がったコーヒーを私の特大マグカップに入れると、なんと約3分の1ほどしかない!

「こんな少しのコーヒーじゃあダメじゃん!」
「やっぱりもっと大きいサイズにするべきだったわ!」

がっかりしながらも、とりあえず温めた牛乳を加えてマグカップを満たし、これじゃあコーヒーというよりコーヒー牛乳だわ…と失望しつつ、とりあえず一口。

にがい!

強すぎです!

ドリップコーヒーに慣れた私には、これは強すぎ! 私はね、強めのコーヒーが好きなんですよ。それでもやっぱり、これは強すぎ!

ですから少しお湯で薄めて飲みました。

モカポットでいれるエスプレッソは、コーヒーとは別物の飲み物だと考えたほうが良さそうです。

そこで、使用する豆の量を少し減らしていれたエスプレッソを、特大マグカップではなく通常サイズのマグカップにいれ、これに温めた牛乳を加えてみました。

皆さん、このコーヒーは、自分で入れたコーヒーとしては史上最高のコーヒーでございましたよ。メルボルンの美味しいコーヒーを出すと有名なカフェで飲むコーヒーの味でした。口に含んだ時に感じるコクというか深みというのが全く違います!

私は絶対にコーヒーに砂糖を加えたくない人ですが、このモカポットでいれたカフェラテ(牛乳たっぷり)に砂糖を加えたのを冷やして飲むと、これがまた超絶美味しい!

モカポットでコーヒーをいれる度に「ううむ…」と唸らされております。

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2016年8月11日

コルチゾン注射でびっくり

左膝裏が痛むようになってから2ヶ月。もうこれ以上様子を見ていても膝裏のベーカー嚢腫は小さくなる様子はないし、脚を安静にしても歩いたり立ったりすればすぐに痛み始めるし、ちょっとしゃがむのにも一苦労だから庭の草取りもできないし、あまり期待はできないけどとりあえず医者に相談することにしたのは先日のこと。

私はですね、右膝の半月板損傷による痛みに長いこと苦労したため、昨年の手術に至るまでには専門家なみの知識を習得しておりましたが、この度の左膝裏の痛みははっきり言って原因不明。膝の関節内に痛みは全くないし、脚足は結構柔軟に動かせるんです。

可能性としては膝裏の筋を傷めたための炎症か、反張膝傾向があるのでそのせいか、変形性膝関節症か。

まあとにかく相談してみようと、会ったのは以前お世話になっていたヒル先生ではなく、昨年から相談するようになった若きリム先生。まるで自分の息子のような若さです。(ヒル先生はね、時々間違った薬を処方したりするのと、ちゃんと説明してくれないのでだんだん不信が募り、相談するのは止めたんです。)

息子のように若いリム先生は、私の訴えをよく聞き、膝をあっちに曲げたりこっちに伸ばしたりしながら慎重に調べた後、顔を曇らせました。

「ううん…。べーカー嚢腫というのはですね、膝に何らかの問題がある場合に関節液が溜まって膨らんだもので、それ自体が病気ではないのです」
「ええ、ベーカー嚢腫についてはよく知っています」とは言わず「ふむふむ」と黙って聞く私。

「怪我をした覚えはないんですよねえ。リウマチというのも考えられないし…。膝の関節に大きな問題はないと思うんですよ、非常に柔軟で問題なく動かせますし」

私はぐっと我慢して自分の知識をひけらかすことはせず、ただ可能性として「溜まっている関節液を抜くこと」あるいは「炎症を抑える薬の投与」を受けられないかと提案いたしまして、若きリム先生はコルチゾン注射をやってみようと決意なさいました。

膝関節に注射針を突き刺してコルチゾンを注入するのは、そりゃ痛かったです。注射の直後に膝が非常に痛みまして、注射をしたリム先生は大変な心配顔になりましたが、とりあえず様子を見ることにして私は帰宅の途についたのでした。

途中でミルクを買って帰ろうと思い、近くのスーパーに立ち寄りました。

いつものようにリンピング(足を引きずりながら歩く)をしようとしてあれっ?と思ったの。リンピングする必要が無いんだもの!

あれっ?あれあれっ?

どうしちゃったの私の膝。ほとんど痛くないよ。ほとんどというのは、そりゃまあ膝裏が腫れているんですからビリビリとはするんです。でも、普通に歩けるの。

コルチゾン注射って、これほど急激に効くものなんでしょうか。

その後、左膝裏に腫れはまだあるものの、ほぼ痛みを気にせず普通に歩けるようになっております。こんなことなら早く相談するんだったわ。

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2016年8月10日

国勢調査サイトがダウン

本日8月9日の夜は国勢調査(Census)ですよ!皆さん国勢調査フォームに記入しなくちゃあいけません!今年からはオンラインでおこないますけど、コンピューターを持っていないとかインターネット接続環境がない、あるいは従来の紙製の記入用紙の方が良いという方には郵送しますから、ウェブサイトから申し込むか電話で申し込んでください。

以上のような趣旨のお知らせが郵便で届いたのは1週間ほど前のこと。

その後、「従来の紙製の記入用紙を申し込もうと電話をかけてもつながらない」という苦情が殺到したそうです!

あわてなくても大丈夫です。国勢調査は8月9日の夜におこなえなくても罰金は課されません。8月10日以降に記入用紙を申し込んでもOKです。

というメッセージをFacebookやTwitterで発信し続けたらしいけど、紙製の記入用紙が欲しいという様な人々にはメッセージが届かないのよ。

それにしてもですね、国勢調査を「8月9日の夜」と決めてオンラインでやるっていうのは「結構すごいなあ、オーストラリア!進んでいるなあ!」と私は思ったのです。

どれほどの巨大なコンピューターを用意したのよ?国民が一斉にアクセスしても対応できるサーバーとは、なかなかやるじゃん!(インターネット接続は遅いし、しょっちゅうダウンけど。)

そして、いよいよ8月9日、国勢調査の夜がやって来ました。

夕方のニュースの終わりにアナウンサーが「今夜の国勢調査を忘れないようにしましょう」と言うのを聞いて、私は早速コンピューターに向かいました。

結構時間がかかりましたが内容は簡単でした。ただ一つ「5年前の8月9日に住んでいた家の住所を記入しなさい」という所で困ったんですけど。何しろ私達家族は引っ越しに次ぐ引っ越しを繰り返してきたので、5年前の8月9日に住んでいた家なんて覚えていない!

しかしね、このブログのおかげでどこに住んでいたかを思い出すことができたんですよ。

さて、やっと記入が終了し「送信ボタン」をクリック。

送信中ですしばらくお待ちください(Please wait, request in progress)

というメッセージが出ました。しばらく待ちましたが一向に送信が完了しません。まあオーストラリア中の国民および在住者がやっているんだから、ちょっとぐらい時間がかかるでしょうよ。

ところが、10分たっても20分たっても、1時間たっても送信は完了しない。

「こりゃクラッシュしたな!」
「サーバーがダウンしたに違いない!」
「どうしよう、キャンセルも保存もできないくらい完璧にクラッシュしてる!」
「ウインドウを閉じるしかないけど、フォームを最初から記入し直しというのだけは避けたい!」
「国勢調査って何時までにしないといけないんだろう?」

そこへ、今夜友人と映画を見に行っていた夫が帰宅いたしました。

「車のラジオで言ってたけど、国勢調査サイトはクラッシュしてしまい今夜中の修復は不可能だそうだよ。明日の朝、今後の対応について発表するって言ってたけど…」

何だよそれ!

結局ウインドウを閉じるしかないんじゃないの!そしてサイトが復活してからフォームの記入をやり直し?今晩記入したのが保存されていればいいんだけど可能性は低いか…。ああ面倒くさい!

そして、今わかったことですけど、紙製の記入用紙は国勢調査サイトからも申し込みができるようになっていたそうですけど、サイトはそれだけでクラッシュしていたそうです。

オーストラリア国民約2400万人と在住者が何人いるんだろ?

その半分が8月9日の夜にアクセスしたとして、クラッシュしない方が不思議なんだよ!

<続報>

朝になりましてニュースをつけたら、もちろんトップニュースは「国勢調査サイトのクラッシュ」についてでしたが、大勢の国民が一斉にアクセスしたからクラッシュしたんじゃなくて、海外からの4回にもおよぶハッキング攻撃というか不正アクセスのためにサイトをクラッシュさせたんだって!

国民および在住者の個人情報が一気に盗めるこの好機を狙ったハッカーの所在を調査中。

ちなみに、国勢調査そのものはとりあえず延期されました。

盗まれた個人情報は犯罪に利用される可能性が大きいですからね。オンラインで国勢調査をやる場合はセキュリティの問題は一番重要だと思いますので、オーストラリア政府はどのように対応するのでしょうか。

大金をつぎ込んでオンラインのシステムを作った以上、やっぱり紙製の記入用紙でやりますということにはなりませんよね。

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2016年8月9日

簡単に作れたファラフェル

オーストラリアに住むようになってから好きになった食べ物の一つに「ファラフェル」というのがあります。

ひよこ豆(Chickpeas)で作った小さいコロッケのような、見た目はミートボールのような揚げ物です。カレーのような風味でなんとも言えない美味しさ!お店で売られているのは油っこすぎるんですけど、時々マーケットなどで手作りの「ファラフェル」が売られていたりすると買わずにいられません。

何で作られているのか全く知らなかったのですが、娘が菜食主義化したために我が家では豆をよく食べるようになったので、豆料理レシピを探していたところ「ファラフェル」という私の大好物がひよこ豆からできていることを発見!

「ファラフェル」のレシピを最初に見つけたあるアメリカ女性のブログ記事によると、「ファラフェル」を作るには生のひよこ豆でなければならないのだとか。缶詰の豆やすでに煮てある豆では上手くいかないとのこと。

豆をよく食べるようになってからというもの、缶詰ではなく乾燥豆を買ってきて自分で煮ておりますので、乾燥ひよこ豆も我が家のパントリーには常備してあります。(豆は安いのよ!しかも栄養たっぷり、食物繊維もたっぷり!)

そこで、私は昨晩乾燥ひよこ豆2カップを(オーストラリアの計量カップは250ml)水に漬けておきました。ひよこ豆は水を吸ってボウル一杯にあふれるほど膨らみました。

しっかり水を切ったひよこ豆に玉ねぎ1個と細かく切ったパセリたっぷりとにんにくを3片、塩&スパイス類を加えてフードプロセッサーでガーッとやったのを丸めて油で揚げました。


おいしーい!

かかった時間はほんのわずか。材料費もほんのわずか。それでこの美味しさ。皆さんも作ってみてよ、絶対気にいると思う!

今夜の晩ごはんは、この「ファラフェル」と「トマト&きゅうりのサラダ」と娘のサチが作った「玄米&ワイルドライス&麦&キヌア&ケールの中東風サラダ」でした。完全に野菜だけでも栄養はバッチリ!


「ファラフェル」はこのまま食べても美味しいし、平たいパンにサラダと一緒に挟んだり巻いたりで食べたり、いろいろ楽しめます。


「ファラフェル」の作り方

<材料>
乾燥ひよこ豆 2カップ(250ml計量カップを使用)*水に漬けて戻しておく
玉ねぎ 1個 *ザクザクと切っておく(後からどうせガーッとやるので)
パセリのみじん切り たっぷり
にんにく 2〜3片
塩 小さじ1半くらい
粉のクミン 小さじ1〜2
粉のコリアンダー 小さじ1〜2
粒コショウ 少々
ケイエンペッパー(とうがらし) 少々
*水っぽくなっちゃったら小麦粉を少々入れてもOKよ。

<作り方>
材料をフードプロセッサーでガーッとやって、お好きな粒々度にしましょう。それを丸めて油で揚げるだけ。私はやや小さめのを36個作りました。

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2016年8月8日

避難部屋アップグレード計画

「夫婦別寝室」は良い睡眠確保の秘策であります。

私の最大関心事の一つである「睡眠」については、このブログでも度々話題にしてきましたが、私の避難部屋ことスペアベッドルーム(客用寝室あるいは別名「物置」)は、どうやら非常に優れた寝室であるようなんですよ。

いえね、先日1週間ほどオーストラリアに滞在していたドバイ在住の義妹が、このスペアベッドルームに宿泊したのですが、オーストラリアに来て以来、実家や友人宅でよく眠れずかなり疲れていたこの義妹は、我が家のスペアベッドルームで爆睡!11時半起床という信じがたい快眠ぶり。

翌日も爆睡は続き、どうやらこのスペアベッドルームは快眠促進効果のある不思議な部屋だと分かったのです。そういえば、息子の友達もこの部屋に泊まって爆睡していたっけ!

この部屋は、家のどの部屋からも最も離れたところにあり、上下水道管や冷暖房の外機からも遠いので、とにかく静か。(それでも、2階の私達夫婦の寝室で寝ているい夫が轟かすイビキの轟音は聞こえてくるけど。)ガレージの裏側にあってカーテンを閉めてしまえば真っ暗。そして、一番低い所にあるため室温が低い。スペアのベッドもほど良い固さで形状記憶フォームの枕も非常に快適。

こうしたいくつかの要因が考えられるのですけどね、まあとにかくよく眠れるんだわ。

義妹が滞在中およびその前後は、私は避難場所がなかったわけですから部屋を震わせるほどの轟音の横で寝たんですけど、やっぱりあれよ!

無理っ!

長年の睡眠問題の原因が全てそろった環境に戻って、ちゃんと眠れるわけないのよ。

「ゴゴー、ぐわぐわぐわ、ガッガガー」の轟音はもちろんのこと、「ぷはっ!ぶるぶるるる!」というクチビル振動音やその音を発する口から吹いてくる風も問題なんです。しかも、夫は時々寝言も言う。ゴニョゴニョゴニョ…じゃないのよ、言葉もはっきりと叫んだりするの。

巨体が寝返りを打つ度にベッドがぐわんぐわんと揺れるのも非常に困る。眠りの浅い私はそれで目が覚める。

夜中に目が覚めてゲームなんかしている夫の iPhone の明かりでも目が覚める。

やはり、こうなったらもうスペアベッドルームをですね、避難部屋とかじゃなくて恒久的私の寝室にしてしまおうと思うんです。

夫は、私のこの計画に嬉しくない様子。「夫婦はやっぱり一緒に寝るのが良いんじゃないの」と思ってるらしい夫の気持ちを尊重して、これから残りの人生を睡眠問題に苦しむか?

ううん…。

やはり睡眠第一だよ。

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2016年8月7日

いつも悲しいオリンピック年

リオ・オリンピックでは、競技スタートが朝の9時とするとメルボルンでは夜の10時。私にとっては寝床へ向かう時間です。この時間からテレビを見始めるというのは、ほぼ不可能ですよねえ。

それなのに、昨晩はいきなり自転車のロードレースがありまして、7時間近くかかるらしいと聞いてゴールを見るまで起きていることは無理だと分かりましたけど、最初のあたりだけはせめて見たいと。

その後は、夜中に目が覚めた時にでもiPhoneで見ようと思いまして、チャンネル7のアプリをインストールしようと思ったの。ところが、私のiPhoneのiOSが古くてインストール出来ないらしい。じゃあiOSをアップグレードしようとしたらiPhoneの機種が古くて新しいiOSを入れられない。

「新しいiPhoneを買え!」ということか?

仕方がない、チャンネル7のウェブサイトで結果を見ようと思ったら、ウェブサイトにアクセスするとアプリをインストールしろという画面が出るばかり。

そこで、チャンネル7は諦めてオフィシャルサイトへ。

オリンピックのオフィシャルサイト、あれは何なんですか?できが悪すぎでしょ?使い勝手が悪くて見たいものが探せないし、私のiPhoneはクラッシュしてしまうんですけど。

ロンドン・オリンピックのオフィシャルサイトは上出来だったのに…。

結局、朝起きてからチャンネル7のテレビ放送を見ようと思ったら、水泳の有望選手のインタビューを連発する!そして、サッカーのオーストラリア女子チーム「マチルダズ」対ドイツ戦とバスケットボールの米国対中国戦この2つだけを放送し続け、その合間に他種目の結果や状況を放送するかもしれないと思った私は甘かった。

オーストラリア選手が出場する注目種目以外の競技や他国選手の活躍ぶりを見たい場合は、やはり今年も有料放送のFOXとかに加入しない限り無理みたいです。

オリンピックはビジネスよ。各国の放送通信関係の会社がちゃんと儲けられるように作ってあるのだわ。

サッカーのワールドカップの年とオリンピックの年は、毎回有料放送のFOX加入を考えはするんですけどね、そこまでして見たいか…と自問自答すると、まあ良いかと思って諦めちゃうのです。

「オンライン・ストリーミング放送という手があるでしょ?」とお思いですか?ここオーストラリアのインターネットは、ブロードバンドがナローバンドとも言われることからお分かりのように、ストリーミング放送を快適に見ることはなかなか難しいんですよ。

しかもね、チャンネル7がストリーミングで放送するのはテレビで放送しているものでしょ?

プロキシ接続を駆使して他国のウェブサイトでストリーミング放送を見るという手もあるか…。

そこまでして見たいか?

自問自答中です。

ああ、日本選手のニュースも一つ聞きましたよ!コハイ・ユチミューラ選手は鉄棒から落下したんですって?厳しい表情のユチミューラ選手の顔が、ニュースサイトに載っていました。体操日本男子チームに暗雲だって。

注意: コハイ・ユチミューラ(内村航平)

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2016年8月6日

オリンピックとチャンネル7

リオ・オリンピックなんて何年も先のことと思っていたのに、始まりましたね。

始まる前から、不手際、トラブル、犯罪、政治問題などなど、まあとにかく悪いニュースがずうっと続いていました。開会式前のコパカバーナビーチでの聖火リレーさえも途中であっさりキャンセルされて、バスジャックまで起きて、一体どうなることかと思っていたけど、開会式は無事に終わりました。

私はね、今朝は夫が仕事のため早く起きたのでつられて早く起きたせいで、長丁場の開会式中についつい居眠り。メルボルンでは午前9時から放送が始まったんですけど、最初のショーのほとんどを見逃してしまいました。

しっかりと目が覚めたのは、各国選手団の入場直前だったのよ!

選手団の入場に関しては、前回のロンドン・オリンピックではチャンネル9のお粗末な放送で怒りまくりましたから、今回も期待はしていなかったのです。各国選手が入場している間中、ただただ延々とオーストラリア選手ばっかり映し続けたチャンネル9のことは、「オリンピックとチャンネル9」で読んでください。

リオ・オリンピックの放映権を持つのはチャンネル7です。

そして、チャンネル7はね、ちゃんと全ての国と地域とチームを解説付きで映しましたよ。途中でCMを入れたから、それでカットされたチームがあった可能性はありますが。その国あるいは地域の簡単な説明や注目選手、あるいはオリンピック参加の歴史など、全てちゃんと解説して全選手団を映したのは評価したいと思います。

今回は日本選手団もちゃんと映りまして、注目選手のひとりとしてコハイ・ユチミューラ(内村航平)選手も紹介しました。

ポルトガル語表記のアルファベット順でしたから、入場する順序も英語の場合と違いましたね。そして、地理には強い私も知らない国名があったりして、勉強になりました。

聖火台への点火を行う最終ランナーが誰になるのかが話題になっていて、サッカーのペレだろうとか言われていましたがペレは健康問題で不参加となり、私はブラジルのアスリートはよく知らないから全く予想がつきませんでしたけど、マラソンのデ・リマさんと解説が言うのを聞いた瞬間に思い出しました。

ああ、あのアテネオリンピックの悲劇!

私はマラソン&駅伝のファンですから、オリンピックのマラソン競技は全て見ています。忘れもしませんよ。先頭を走っていたブラジル選手が(確かあの時ゴールはかなり近かったはず)ふざけた衣装の男に邪魔されてタイムをロスしたばかりでなく、後から来たランナーに結局抜かれて金メダルを逃したのでした。

私が覚えているのは、そのブラジル選手がアクシデントのせいで金メダルを逃したというのに不平不満文句を一切述べず、これは神様が「お前はまだ金メダルを取るべきではないとおっしゃっているのだ」とか何とか発言したことですよ。

あのブラジル選手がこの人だったか!

デ・リマさんは、スポーツマンとしてブラジルでは大変に尊敬されているのだそうですね。なるほど、その人を最終ランナーに選んだのか。素晴らしい選択ですね。

リオ・オリンピックの開会式は、見事なデザインの聖火台点火と壮観なスペクタル花火で終了いたしました。

それにしても長かった…。東京ではせめて3時間位で終わって欲しいな。

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プロバイオティックスのすすめ

20年も長きに渡り、毎年春のヘイフィーバー(草の花粉アレルギー)に苦しみ続けた私が、昨年のシーズン中に抗ヒスタミン薬を服用したのが2回だけという、ほぼ花粉症を克服したと言っても過言ではありません。

10月ブログ再開直後の「花粉症の季節ですが」に始まり、11月の「「花粉症、治ったのかもよ」の続報2」まで度々話題にしたしましたが、克服した理由はどう考えても一つしかないの!

自家製ヨーグルト!

プロバイオティクスたっぷりの自家製新鮮ヨーグルトを食べて体質が改善したと、もうそれしかないんです!

お店で買うヨーグルトとは比較にならない生きた乳酸菌がたっぷりの新鮮ヨーグルト。これを家庭で失敗なしに簡単に作れる「イージーヨー(EasiYo)」についてはこちらの記事をお読みいただくとして、もう絶対ヨーグルトのおかげに違いない!

ですから、今年はうちの夫もヨーグルト療法に取り組む所存です。

8月に入って晴れた日の日差しの明るさに暑い日々の到来を感じて不安になり始めた私達は、いよいよ本格的に自家製新鮮ヨーグルトの摂取をはじめました。

近年、乳酸菌にかぎらず人間の健康に恩恵をもたらす体内微生物に関する医学的な研究が進んでおりまして、多くの病気と微生物との関係が分かってきております。

つい先日は、ABC放送の「カタリスト(Catalyst)」という番組で、病気と体内バクテリアの関係について取り上げていましたけど、驚いたのはある腸の病気で苦しむ女性に健康な他人の大便(から作った液体、おそらく健康なバクテリアがたっぷり入っていると思われる)を肛門から注入するという治療法が紹介されました。大きな効果を上げているんですって。つまり健康な人が持っている腸内バクテリアでその腸の病気を治しているわけです。

研究が進んでどのバクテリアが有効なのかが分かれば、その特定のバクテリアを培養するなりして注入薬が作れるようになりますよね。

自閉症と体内バクテリアの関係についても触れられていました。詳しいことはこちらで

「イージーヨー(EasiYo)」は、最近 Coles が再び販売を始めましたので購入がさらに楽になりました。いつも買っていた低脂肪タイプが売られていないのは残念なんですが、低脂肪タイプのギリシャヨーグルトは売られています。

ヨーグルト作りとグラノーラを焼く日々の始まりです。

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2016年8月5日

バナナの消費がハンパない

今日は息子が10時からアルバイトなので、仕事先に車で送ってついでに食品の買い物をしてきました。

言っておきますけど、オーストラリアではティーンエイジの子供たちがアルバイトをする場合に、親がアルバイト先までの送り迎えをすることは決して珍しい事でも甘やかしでもないんですよ。

車で10分もかからない息子のアルバイト先(うちの夫の勤め先でもある)まで、公共の交通機関でいこうと思ったら、バスを3回乗り換えるかバス2回と電車1回という方法しかないので、待ち時間を考えると1時間以上かかりますし。

それはともかく。

買ってきたものを片付けながら、果物を入れておくフルーツボウルを見てつくづく思ったのよ。我が家のバナナの消費はハンパないなあと。

バナナは安いから良いですよ。

10年ほど前ですけど、一時期住んでいた日本から戻ってきた頃、バナナは高額果実でした。大型台風でクイーンズランドのバナナ農場が壊滅的な被害を受けてバナナ価格が高騰!それなら海外からバナナを輸入すればいいじゃないかと思うけどそうしないのかできないのか…。

あの頃は、小さいバナナ1本が2ドル以上していて、我が家族にとってはめったに食べられない贅沢品となってしまいました。子供たちはバナナが好きで、特にエルビス・プレスリーの大好物であったという「ピーナッツバター&バナナのサンドイッチ」が大好きでしたが、本当にバナナは良くて週に1回くらいしか食べられなかったです。

最近は、1キロが2ドル前後と安いし、栄養たっぷりの果物の王者でもあるので、バナナをしっかり食べても別にいいんだけど、何事も食べ過ぎというのは良くない気もする。

食品の買い物に行く度に必ず2房買ってきますけど、もちろん1週間持ちません。ミルクやパンなどとともに、無くなっていると家族から不満が出る食品の一つであるバナナ。度々買って来て、その都度フルーツボウルはご覧のような状況になるというのに…。


これがまああっという間に無くなっちゃうんだよ。(リンゴやナシを入れられないじゃん!)

いくらなんでも食べ過ぎか!

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2016年8月4日

母親63歳&父親78歳

高齢初産の新記録だそうです。

オーストラリアのタスマニアの女性が、海外で体外授精&胚移植(IVF-ET)を受けて妊娠し、この度無事赤ちゃんを帝王切開で出産したとのニュースです。この女性は63歳ですからね、また父親は78歳ですから、卵子および精子は他人提供のものです。

32週目で帝王切開で出産した子供は、もちろん新生児集中治療室での人生スタートです。(健康な赤ちゃんであることを祈ります。)

どこの国のどのIVFクリニックで治療を受けたのでしょうか。おそらくインドとのことですけど。

私はね、治療を施したクリニックもこの親も非常に無責任だと思うんですよ。親の「子供を産みたい」という願望が最も優先されていて、生まれた子供の健康や幸福、子供が成人するまで養育する親の義務については二の次になっているではありませんか。

不妊治療について批判するつもりはありません。子供を産みたいと望むのに授からない人達の苦しみや悲しみは想像できますし、そうした人達にとって不妊治療というのは大きな意味を持ちます。

しかし、そうした人達の「子供を産みたい」という願いを食い物にして儲ける不妊治療クリニックも多々あるんですよ。人工授精にしろ体外受精にしろ、不妊治療は高額な費用がかかります。不成功に終わった時の精神的苦痛は、回を重ねるごとに大きくなるであろうことは想像に難くありません。

そうして不成功を繰り返して精神的に追い込まれ、経済的にも苦しい状況にある人達に、可能性の低いさらなる治療を奨励して利益を上げるクリニックの倫理問題を取り上げたドキュメンタリーを見たことがあるんです。

そのクリニックの医者は、私の目には「医療倫理に欠けた、患者への思いやりや誠実さに欠けた、利益優先の人間」に見えました。

この度、高齢初産の新記録となったこの女性も、これまで何年もIVF治療を続けてきたのだそうです。オーストラリアのまともなクリニックであれば、60歳を超えた女性へのIVF治療は行わないと思いますから、彼女は海外で治療を受けたのでしょうけど。

どうしても産みたかったのですね。

生まれた赤ちゃんが成人する時には、母親は83歳、父親は98歳となっているわけですが、どうぞお二人が健康で、赤ちゃんも幸せに育ちますように。

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2016年8月3日

物事は考え方次第

かつてうちの娘のサチが幼い頃、毎度の食事時にお母さんはヒヤヒヤし通しでした。娘は必ず何かをこぼすのだから。ご飯やおかずをこぼすのはもちろんのこと、ミルクや水などの飲み物をこぼすから要注意だったのです。

「ほら、こぼれるよ!」
「ああっ肘があたるよ!」
「サチ、そこにお水があるの分かってるの!」

そんなある日、私の妹が言いました。「ねえちゃん、ヤイヤイ言いすぎ!」

だってねえ、注意喚起しないとサチは絶対こぼすのよ。しかし、注意喚起してもこぼすのだから、ヤイヤイ言うのを我慢するようにしたんです。一生こぼし続けることはなかろうと。

そして、娘が小学校1年生のある日のこと。当時は日本に住んでいたのだけど、ついに晩ご飯で娘が何もこぼさなかった。

「今晩は、サチが何もこぼさなかったねえ!」

6歳のサチは、喜ぶお母さんに冷たい視線を向けたのでした。

さて、サチに関してついヤイヤイ言ってしまうことがもう一つありました。(一つどころじゃなくていろいろあったけど、現在も続く問題の一つがこれ。)

サチの洗濯物は、ズボンにしろブラウスにしろ片側だけが裏表になっているのです。大したことではないと思う貴方は、毎日洗濯物を干す必要がない人でしょう。毎日毎日、洗濯物を干す時にこの片方だけ裏表になっている衣類にかかる一手間が、イライラを引き起こすのだよ。

「チッ、まったくぅ!」
「サチめ、一体どういう脱ぎ方をしてるのよ!」

何度も同じ注意を繰り返すと、ティーンエイジの娘のご機嫌を著しく損ねはするものの、娘が「これからは気をつけます」という素直な態度を見せることはありません。

そこで、ヤイヤイ言うのをやめて一体いつまでこの「片側だけ裏表」が続くのかを楽しむことにしたの。

最後に注意したのは夏休み頃だったから、かれこれ少なくとも7ヶ月もこの「片側だけ裏表」は続いております。

こういうことをお母さんが密かに楽しんでいるとは知らないでありましょう。洗濯に出ていた娘のブラウスと長袖Tシャツは、今日もしっかりと「片側だけ裏表」であった。連続記録はいつまで続くか!

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2016年8月2日

棒針編みで巨大ブランケット

私は、テレビの前に座る時には、ただじっと座ってテレビを見るということができない。非常に時間を無駄にしている気がするので、どうしても手を動かしていたい。

ということで、テレビの前に座る時には編み物をするんです。

靴下にも飽き、ちょっと変わった編み地のショールも完成し、最近スピードが非常に速くなったせいで何を編んでもすぐに終わってしまうのが嫌になり、今度は「編んでも編んでも終わらないほどでっかいもの」を編もうと、ブランケットを編み始めていたんです。しかも棒針で。

通常の棒針ではとてもそんな大物を編むことはできませんから、こういう時はコードを付けたり外したり出来るタイプの輪針を使います。コードの片方の端には棒針、もう片方の端にはストッパーを付けたものを2つ用意しまして、幅150センチのブランケットを編みながら、毎晩ツール・ド・フランスを観戦しておりました。

ツール・ド・フランスは終わってしまいましたが、夕食の片付けが終わった後にちょっとテレビの前に座る時にはせっせと編み続けておりましたら、使っていた青色の毛糸が無くなってしまった。

茶色はまだ残っているのだけど、さあどうしようか。ブランケットはかなり大きくなっているようだし、ちょっと広げてみるか…と思いまして、しっかり広げたらびっくりよ!

いつの間にこんなにでっかくなっていたの!

十分すぎるほど大きいので、青色の毛糸が無くなった所でとじて終わりにしました。

シングルベッドに広げてみるとなんとピッタリの大きさ!偶然にしては嬉しい仕上がりサイズです。


編み地はショールの時に使って気に入った2色編みです。2色の模様なのに1色ずつ交互に編むだけで編み込み模様になります。テレビを見ながら編んでいても簡単ですから間違いません。


まず一色で「すべり目&表目」の繰り返し。裏側は全部表編みで帰ります。

次は色を変えて「表目&すべり目」の繰り返し。裏側は全部表編みで帰ります。

端っこはもちろんすべり目というわけにはいきませんから表目で編みますので、場合によってはどちらかの端が「表目&表目」と続くことになります。

それを交互に繰り返すだけで2色の模様編みになるんです。

たっぷり数週間楽しめたブランケット編みでした。

ただねえ、

色を失敗したな…

この2色の毛糸が余っていたのでそれで編み始めて途中で買い足して編んだんだけど、やっぱり自分の好きなグレー系とダークレッド系で編むべきだった。

さあて、今度は何を編もうかな。乞うご期待!


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2016年8月1日

体力のっ…限界!

大横綱の中の大横綱であった元千代の富士の九重親方の訃報で、眠気が吹っ飛びまして、昨晩は寝付くのが非常に遅かったために寝不足の私です。

私はもちろんのこと、オーストラリア人のうちの夫も、千代の富士の現役時代の強さを知っておりまして、一番好きなお相撲さんでした。(「でした」と過去形で書くのが正直悲しいな…。)

脱臼グセのついた肩を筋肉の鎧をまとうことで克服したというのは有名な逸話ですけど、本当に強かったわ。顔もハンサムで、ブヨブヨ太っていなくて、ガッシリとした筋肉質の身体はミケランジェロの描く勇者のようだった。

そして、伝説の貴花田との勝負も私はライブで見ましたよ。あの一戦はですね、まさに一時代の終わりを告げる一戦でした。身体が震えました。

体力のっ…限界!

横綱が絞り出したこの有名な一言も、潔くて格好良かった。

すい臓がんの手術をしたと聞いた時には、大変ショックでした。すい臓がんはまず助かりませんから。夫の友人もすい臓がんで亡くなりましたし。

それなのに、九重親方は手術後とても健康な様子で仕事に復帰され、すい臓がんでも治る人がいるのかもしれないと思ったりもしたんですが、やはりがんは転移していたんですね。


永遠に語り継がれる大横綱、千代の富士。

大好きでした。

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