2016年9月30日

わき見スライス超危険

昨日は晩ご飯にチキンを焼きました。本当に久しぶりに「焼いた肉と蒸した野菜」というオーストラリア料理の定番で、料理する者には超簡単で食べる者は大喜びという晩ご飯でした。

お野菜はお隣のドンさんから頂いたもので、ドンさんの畑で取れたブロッコリとシルバービートリーフという緑の野菜とニンジン。全部ただ蒸しただけです。お昼に作ったピラフの残りも付けました。

しかし、菜食主義化している娘は焼いたチキンは食べないし、私はどういうわけか春雨サラダが食べたかったので、春雨サラダも作ったんです。

春雨サラダを作る時に大活躍するのが野菜スライサーですね。キュウリやニンジンを細く千切りするのには、やっぱりスライサーでしょ?

私が持っているのは、愛工業のカラフルなやつで、色でどのタイプのスライサーかが分かるので便利です。


ちゃんとプロテクターもついていますが、キュウリの千切りくらいならプロテクターなど無くても安全に切れます。これも慣れよね!

シャッシャッシャッと超高速でキュウリをスライスしていた時、後ろの方でうちの夫が話しかけました。ゴミを集めて入れるのにスーパーのナイロン袋が無いとかナントカ...。

「最近は自分の買い物袋を持っていくからねえ、ナイロン袋が無いのよ」と、後ろを振り返って返事をしつつ、キュウリを高速スライスする手は休めない私。

痛っ!

やっちゃいました。キュウリを持つ右手の人差し指の先端です。

大きさにして3x5mmの皮膚がスライスされてなくなっていました。

経験の無い方にはわからないでしょうが、この大きさはかなりの出血を引き起こします。すぐにティッシュを取りに行き、止血を試みつつ、まず私がしたのは、キュウリの千切りに紛れ込んでいると思われる私の指先の皮探し

それが見つからないのよ!

でも、自分の指先の皮を食べたくないし、家族に食べさせたくもないし。ですから、まあこのあたりに紛れ込んでいるだろうと思われるあたりのキュウリを少し捨てました。

しかしねえ、指の先端というのはバンドエイドも貼りにくいし、貼ってもすぐに血で真っ赤に染まるから、貼り直さなければいけないし。とりあえずティッシュとバンドエイドで巻いてテープで止めて、その上から草取りの時に使っている調理用ゴム手袋をはめ、春雨サラダ作りを続行したんですけど。

ゴム手袋をしての料理は難しいわよ。洗ったり、皮をむいたり、切ったり、混ぜたり、鍋を取り出したり、引き出しを開けたり、調味料を出したり、手をあらゆることに使うでしょ?

あまりに不便なので、血が止まった指先に液体絆創膏「サカムケア」を塗ったんです。

激痛!

むちゃくちゃ痛かったけど、例の乾いた接着剤みたいなのに傷口が覆われた後は、普通に右手を使えるようになりました。

スライサー使用時のわき見は危ないです。気をつけます。

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2016年9月29日

イベントとお天気

うちの夫はコミュニティーマーケットの運営に熱心に取り組んでおりまして、出店者もショッピング客も増えては来ているんですが、こういう屋外で開かれるマーケットというのはお天気が大きく影響しますよねえ。

メルボルンの冬期は雨がよく降りますから、毎月マーケットの開かれる第3土曜日のお天気が心配なのです。せっかく前日から準備をして(パンを焼いたりお菓子を作ったり野菜を洗ったりいろいろ)当日朝早くからテントを張って商品を並べたりしても、寒くて雨が降ったりすれば客足は遠のくということでね。

実はですね、夫は知り合いのお手伝いで「ビール&サイダーフェスティバル」というイベントの運営にも関わっているんです。このイベントは明日の金曜日にヤラグレンのレースコースで開催予定です。

金曜日ですが、翌日の土曜日はオーストラリアン・フットボールのグランドファイナルが開かれる日で、その前日ということでビクトリア州では祝日なのです。

すごいでしょう?11月の第1火曜日がメルボルンカップ競馬で祝日であるというのも驚きですけど、フットボールの祝日というのもあるんです。

ところが、9月の終わり頃というのは天気がすぐれない日が多くて、下手をすれば真冬並みの寒さなんて可能性もあるので、イベントの計画段階からお天気は心配の種でした。

そうしたところが、昨日、南オーストラリア州に半世紀に一度という激しい嵐がやって来て、州全土が停電に陥るという一大事に!局地的な大雨と強風で被害が続出!

南オーストラリア州を通り過ぎた嵐は当然ヴィクトリア州にやってくるのですから、どうなることかと心配しましたけど、雨も風もメルボルン周辺ではひどくありませんでした。

しかし、第2波の嵐がやって来ているんだそうです。

本日午後から明日金曜日は雨になる見込みで、ヤラグレンは冬並みの寒い日になるらしいんですよ。

ここんとこずっと雨が続いていてレースコースの芝生はぐっしょりグジョグジョ。ここへさらに今日の午後から雨が降る。

足元がひどければゴム長靴を履いて行けばいいと誰かは言っていますけど、グジョグジョの芝生の上で傘をさしながら味わうビールのお味は、さぞや美味しいであろうと...。

冬並みの寒さなら、冷たいビールの注がれたグラスを持つ手も震えるであろうと...。

子供連れでも楽しめるお子様コーナーもあるって、そんな雨の中で何をするんだ?

天気予報大外れを期待するしかないイベント運営チームの皆さんです。

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2016年9月28日

原因はオーブントースター

やっぱりそうでした。

オーブントースターを使うと電気が落ちると確信いたしましたので、オーブントースターのプラグを電源から抜き、まずプラグやコードや外側全体をチェック。焼け焦げや破損などがないか点検しましたが、どこにも問題らしきものは見当たらず!

今度は中側です。

「パンくずの除去やラックの掃除は定期的にやっているんだから、問題があれば気づいていたはずなんだけどなあ...」と思いつつ、内部を点検。いつものようにザッと見るのではなくて、昨日はiPhoneを懐中電灯代わりにしてちゃんと見ましたよ。

うわっ、なんだこれ!


上側の2本のヒーターエレメントがグニャリと曲がっているんです。もともとは真っ直ぐだったんです。

写真では奥側の方がひどく曲がっているように見えますが、実際は手前側の方がひどく曲がっていて、ケーシングに接触しています。

感電事故は命取りとなるのがオーストラリア。オーストラリアの電気は、電圧が240Vですからね、「ビリッときちゃった」ではすまないんです。

しかし、このヒーターエレメントがケーシングに接触しているからといって、そこから漏電しているとは考えにくいですよねえ。おそらくエレメント内部のコイルが接触しているせいでショートしているんじゃあないかと、私は思うんですけど。

セーフティースイッチ(安全ブレーカーとも言う?)さん、偉いなあ!

おかげさまで、このような問題を発見することができ、危険なオーブントースターを廃棄して新しいトースターを購入する必要があると分かりました。さらなる出費です!(涙)

それにしてもねえ、このSunbeam製の「ミニベイク&グリル」というオーブントースター、長持ちしません、すぐ壊れます。でもちょうどいいコンパクトサイズでパンくずトレイ付きのオーブントースターはこれしか売っていないのよ。

まあね、毎日毎日酷使しているんだから、長持ちしろというのが無理なのかもね。

とりあえず今は、フライパンでトーストしています。

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2016年9月27日

電気が落ちるんです

悪夢、再びです。

電気がまた落ちるようになっています。ブレーカーが落ちるというんでしょうか、セイフティースイッチというやつがですね、落ちるのです。

以前にもこのようなことがありました。

セイフティースイッチを上げてもまたすぐに落ちてしまうので、「どこかで漏電しているのか」「使用している電気製品の中に問題を起こしているのがあるのか」「パワースイッチ(壁のコンセントのスイッチ)に不具合が起きているのがあるか」と、シロウトなりに色々考えて対策を試みても解決せず。

結局、電気工事の方に修理を依頼したものの、その方も問題を見つけるだけでも大変な苦労でした。長時間調べ続け、問題があるかもしれない(微妙なんです)コンセントの修理をした後も問題は続きまして、調べに調べて、どうやら家から遠く離れたゲート(電動式で鉄のゲートが動くやつ)のところの接続に問題があるらしいと分かったのでした。

それ以来ゲートは使っていません。開けっ放しです。

そして今回、ゲートはもちろん元のスイッチを下ろしたままですから関係ないはずなんですけど、どうして落ちるんだろ?

ただ今、いつ落ちるか心配しながらこの記事を書いています。

どうも誰かがキッチンでケトルあるいはトースターを使っている時に落ちるような気がするのだけど、どうなんだろ?

電気が落ちるとコンピューターが使えないのはもちろんだけど、WiFiが使えないのでインターネットがダメ!キッチンはほぼ総ダウン!(ガスコンロがあって良かった。)ヒーターは使えなくなるけど、我が家には暖炉があるから薪をくべてなんとかなる。

停電の時とかね、こういう問題が起きる度に、我々がどれだけ電気に頼って暮らしているか思い知らされます。

問題解決のためには、問題が何なのかを見つけなくてはなりません。

それが問題!

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2016年9月25日

お母さんはお疲れ気味

毎月なんとか家計をやりくりしているというのに、今月は夫の車(三菱マグナ)の登録料&保険料の支払い通知が来ました。750ドルほどでしたが、これは痛いのです。

物価高騰のオーストラリアでは、家賃も食費も光熱費も高騰を続けておりまして、収入が増えない我々家族にしたら、月々やっとの暮らしです。

そこへ来て、毎年忘れていた頃にやって来るVicRoadからの登録料&保険料の支払い通知。ああ...大変。

それでもなんとか支払って、電話代も光熱費もなんとか払った。来月分の家賃はまだ払えないんだけど、とりあえずなんとか食べていけてる。

こういう経済的なストレスってねえ、「うつ」の原因になりやすいんですよ。

ところが、そこへ再び届いたVicRoadからの郵便。

嫌な予感がしたんですけどね、それは私の車(トヨタカローラ)の登録料&保険料の支払い通知でした。750ドルほどです...。

アウチ!

これで家計のやりくりは益々難しくなった。

そして、最近メンタルが落ちている私をさらに疲れさすのが食事の支度。

菜食主義化し乳製品を食べなくなった娘(過去に摂食障害を患い、現在も精神的に不安定)のことを考えた献立、そして我が家の男達のことも考えた食事を作る努力に疲れてきた。

娘が普通に食べてくれたらどんなに楽か...。

疲れてるわ、私。


もう一つ、最近うんざりしているのはねえ、息子や娘の送り迎え。学校やアルバイト先や駅までの送り迎えです。

息子や娘にとっては、プライベートタクシーがあるようなものですが、もういい加減自分で運転してよ!

息子はもうすぐ20歳、娘は18歳なんですよ。

娘は、近所に住んでいる同級生の一人が自分で運転して通学しているので、時々乗せてもらってるようですが、息子も娘も自分で運転することに興味がないの。

二人とも身分証明証として必要だったためにLearner's Permit(仮免許)は持っているのに、自分で運転してみようとしたことが一度もない。

息子は学校で恐ろしいビデオを見せられて運転するのが怖いと言うし、娘はいまだ精神不安定で運転どころではないのだけど。

甘やかしてる?

そうかもしれませんけど、息子の場合は駅やアルバイト先へ行くための公共交通機関が無いの。いやいや、無いないわけではなくて、復数のバスを乗り継げば行けるけど。

娘はバスには不安があって...。電車もですけど。パニック障害経験者ならお分かりですね。

ああ、疲れる...。

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2016年9月24日

ブランジェリーナ離婚と児童虐待疑惑

最近、アンジェリーナ・ジョリーさんとブラッド・ピットさんの離婚関係記事を目にしない日はありませんね。

こういった有名人のゴシップをこのブログの記事にする気はないんですけど、このお二人の離婚のニュースはABC放送(日本で言うならNHKよ)の夜7時のニュースでもトップニュースの一つだったくらいですから。

妻側から一方的に離婚申請の書類を提出したということで、しかも慰謝料も子供の養育費も金銭的な要求は一切なしで、求めるのは子供6人全員の単独の養育権というのを聞いて「何があったんだろう」とは思っていたんですよ。

まず殆どの子供を持つ夫婦の離婚では、養育権に関しては「共同で子供を育てていく」ということにするのが普通でしょ?相手から子供を育てる権利を奪うというのは、特に彼らのような有名人の離婚の場合、裁判で認められるのは非常に難しいのだそうです。

それなのに、ジョリーさんがピットさんの養育権を認めないという形で離婚を申請したというのは、しかも雇った有名離婚調停弁護士の方が「これは難しいわよ」と止めなかったというのは、親としてのピットさんに何か問題があったのだろうと誰でも思うじゃないですか?

そうしたら、ピットさんの児童虐待疑惑報道が出ましたね。

フランスから米国に家族で移動する際に利用したプライベートジェット機上で、子供(一番上のティーンエイジの息子)に大声を上げたとか、暴力的な言葉を使ったとか、実際に殴りはしなかったけど手を上げたとか、児童福祉機関に通報されていたとか...。

こうした記事は全くのデタラメであることが多いですけど、もしもそういったことが実際に起きて、子供を暴力的な父親から守るために妻が離婚を希望したということだったとしたら、私が思ったのはね「羨ましいなあ」でした。

なんで羨ましい?

私なんて、父親に実際に暴力をふるわれた記憶はないんですけど、手を上げたり物を振り上げたりして殴りかかろうとされたことなど度々でしたし、言葉による暴力は日常茶飯事、子供の健全な養育にふさわしくない父親の行動および言動の中で育ちましたから。

私の母親は良い親でしたけど、経済的な問題もあったし、時代が時代で、母がピットさんのような行動を取れるはずもなく。

彼女もいっぱいいっぱいだったのでしょうけどね、長女の私に愚痴をこぼし、父の悪口を言い、こんな男と結婚した後悔を度々嘆き、私はまだ幼かった頃から彼女のストレスのはけ口にならざるを得なかったです。

こういう家庭環境は子供に大きなトラウマになります。

今でも思うのよ、母が父と早く離婚してくれていれば、私の人生も変わっただろうにと。少なくとも「うつ病」にはならなかったと思うのです。

世の中には、さっさと離婚した方が子供のためになるケースも多いです。親になったからには、子供のために強くならなくちゃあいけないんです。

ブランジェリーナ離婚の記事を目にする度に、自分のトラウマに苦しめられております...。

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2016年9月23日

燃やせ!燃やせ!

昨日は仕事が休みで家に居たうちの夫ですが、朝まだ小雨が降る中、重たい腰を上げて草切りを始めました。

我々家族が住んでいるのは義妹所有の大きな家ですが、家も大きいけど敷地も広いので、普通の家庭にあるような手押し式の草刈り機では対応できません。「ライド・オン・モウアー」という人が乗って運転するタイプの大きな草刈り機でおこないます。

中古で買ったけどそれでも高かったですよ。大きな家に住むと出費がねえ。

それはともかく...。

草を切り始めたのはいいけど、ユーカリの木の枝や夫が知人友人に頼まれて切った枝とか木の株などを山のように積んでいたものが草切りのじゃまになったらしい。

普通なら邪魔になる部分は避けて、その周りをぐるりと切るだけなのに、昨日はそれを燃やすことにしたらしいです。(ちなみに、我々が住むエリアでは、敷地内で物を燃やすには許可が必要です。)

木の枝や掘り起こした株を燃やし始めたら、その辺りに転がっていた枝も集めてきて燃やそうと思ったらしい。そのうち、ゴミ屋敷状態のガレージに転がっている板の切れ端や不要な木材や合板も持ってきて燃やし始めたらしい。

そのうち、「ええい!もういいわ!これも燃やそう!」と思ったのでしょう、あれもこれも持って来て燃やし始めました。私が庭の向こうで燃え上がる大きな炎に気づいたのは、この頃。

我が家のガレージはですねえ、車が4台は入る巨大ガレージでして、その3分の1は2階があって物置になっています。この巨大ガレージは、1階も2階も夫所有の各種手道具&電動工具類(全く使用せず)とこれまでDIYや便利屋さんの仕事のために買って一部使用した材料や、夫が知り合いの引っ越しを手伝った際に処分に困った物を「もったいないなあ、ボクがもらっておくか」「いいですよ、ボクが捨てておいてあげます」と請け負って持って帰ってきたガラクタから本物のゴミから不用家具類で溢れかえっていたのです。

木材もねえ、いつか使うかもしれないと捨てずに置いておくから溜まりに溜まっていてね。

そうしたもののうち燃やせるものを次々に持って来て火の中に投げ込む夫!

風が強いから、見ている私は怖かった!



そうこうしているうちに、最近引っ越した夫の親しい友人の老夫婦が処分に困って夫が持って帰って来ていた、アンティーク家具だというドレッサー(マホガニー調の脚がカーブしたコロニアルスタイル)をバリバリと砕いてはガレージから持って来て火の中に投げ込む夫。

「燃やしちゃっていいの?」

といった時にはもう遅いのよ。

「そんなのまで燃やすんなら、薪置き場ある合板の切れ端や古い家具を砕いたやつとかも燃やそう!」と、大喜びの私はこぬか雨に濡れながら、腐りかけたそれらを引きずって持って来て火の中に投入。

私は途中で家に入りましたけど、夫は昼過ぎまで枯れて腐っていた木まで持って来て、燃やすわ、燃やすわ、燃やすわ、燃やすわ!

おかげさまで、ゴミ屋敷状態であったガレージもかなりスッキリしましたし、敷地内に落ちていた枝も枯れていた木もなくなって、草切りを終えた草地はもう映画のロケにでもOKな小奇麗さなのですよ。

次は、燃やせないガラクタをどうするかだな。燃やせないガラクタを捨てるにはお金がかかるからね。

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2016年9月22日

夫婦別寝室の功罪

このブログで度々話題にしてきております私の睡眠問題ですが、先月以来の完全夫婦別寝室ライフで毎晩快眠!

睡眠不足による体調不良問題は解決したかに見えたわけですが、夫婦別寝室のというのは功罪相半ばであると実感している次第です。

寝室というのは、もちろんもっとも重要な役割は「睡眠&休息」でありますが、夫婦関係にとっても重要なのですよね。我々くらいの年齢になると、良好な夫婦関係には「十分なコミュニケーション」というのが重要になってくるのです。

よく話題になる「夫婦の会話」というやつですよ。

ところが、別々の寝室で眠る(別々に夜を過ごす)ということで、この「夫婦の会話」の機会が著しく失われるのです。

朝はそれぞれに忙しく、ゆっくり会話などしているゆとりはありません。

夕方は、夫が帰宅する頃は私はキッチンで忙しく、近頃ダイニングテーブルが娘のサチの勉強机兼作業台と化しているため「食卓を囲んでの家族の会話」というものありません。

夕食の後は、夫は居間でNetflixですし、私は片付けと弁当作り。その後やっとソファに腰を下ろしたところで夫のNetflix視聴を邪魔してはいけませんので、おしゃべり厳禁!

そして、夫は「おやすみ」と言って早めに寝室へ。私はしばらくテレビを見たりインターネットしたり編み物をしたりしてから自分の寝室へ。

これの繰り返しでは、本当に会話なんてする機会はないのです。

今朝は早めに目が覚めたので、我々夫婦の寝室に行きました。仕事が休みでゆっくり寝ていると思っていた夫は、やはりいつものように目が覚めており、iPadでYouTube動画を見ていました。私は、久しぶりに自分のベッドに横になったんですが、やっぱり自分のベッドは気持ちいいなあ!

本当に良いマットレスというのは違いますよ。硬いのだけどトップは柔らかく、選ぶ時には時間がかかったし、当時の我々には高額だったけど、良いものを買っておいてよかったといつも心の底から思うほどの快適さです。

そして、久しぶりに夫とゆっくり話をしました。

こういう時間が大切ですね。

夫のイビキの轟音が凄すぎて近寄りたくない場合はさっさと別寝室に行って寝るしかないけど、出来れば自分の快適ベッドで眠りたいなと思いましたし、夫が休みの日くらい同じベッドでゆっくりと一緒に時間を過ごすことも大切だと再認識しました。

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2016年9月21日

ついに割れた指先

お湯を使うことが増える冬は、手が乾燥して指先が割れやすくなります。

経験のない方には分からないでしょうが、ひび割れのような割れ目が指先にできてですね、「水で濡れてふやける&乾いて固くなる」を繰り返すうちに割れ目が大きく深くなり、激痛を引き起こすのです!

今年の冬は、愛用するQVブランドのハンドクリームをキッチン仕事の後や手を洗った後には必ずつけるようにしていたおかげか一度も割れなかったのに、春の今頃になって割れちゃったのよ!(涙)

右手親指の外側先端部と人差し指の第1関節の横の辺りの2ヶ所...。割れやすい所です。

最近頻繁に行っている草取りのせいではないかと思うんですが、どうして土や泥に触れると手が荒れるんでしょうね?

土の粒子とか土に含まれる何かとの摩擦で細かい傷がついたり手の油分が取られちゃうのでしょうか?荒れるというかもうカッサカサになりますから。手に付いた土を落とすために擦るのもいけないのかなあ。

私の手は極端に小さくて合うサイズの手袋が見つからないので、ついつい素手で草取りをしてしまいます。それはよろしくないと分かっているんだけどねえ。

とにかく割れちゃったものはしようがない。液体絆創膏を塗って悪化を防ぎましょう。

小林製薬の「サカムケア」は指先が割れちゃう人にとってはまさに「神薬」です!


接着剤の臭いがするので刷毛で塗る時には「こんなのを傷口に直接塗ってよいのだろうか」と一瞬躊躇してしまいます。そして塗った後の染みるような激しい痛みが結構やみつきになるというか。(何言ってるんだ!)

はっきり言って傷口に接着剤を塗ってカバーしているという感じで、水仕事でもしみたりしないし、絆創膏のように濡れてふにゃふにゃになったりしないし。というか、指先って指先専用絆創膏でもカバーしにくいでしょ?

端っこの方が剥がれかかってきたら、私はさらにその上に「サカムケア」を塗って傷口をガードします。傷口が塞がったら、固まった接着剤のようなのをベロリと剥がせばもう大丈夫。

逆剥けや指先のひび割れにお悩みのあなた、もし「サカムケア」をまだお使いでないなら、一度使ってみるべきよ!

ちなみに、私はeBayで台湾のセラーから購入しました。オンラインショッピング、こういう時にありがたいわあ。

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2016年9月20日

花粉症の季節ですが 2016

毎年9月から12月までは、ほぼ毎日のように抗ヒスタミン薬を服用しないと生きていけないほど花粉症に苦しんでいた私が、昨年は期間中に薬を服用したのは1回だけ!

50錠入りを1箱買ってあったのに、1錠しか(2錠だったかも...)飲まなかったんです!

これはもう花粉症をほぼ克服したと言っても良いと「花粉症治ったかもよ」宣言していた私ですが。

どうやって?

詳しいことは昨年の「花粉症の季節ですが」で始まる一連の記事をお読みいただくとして、今年はどうなっているかの報告です。

花粉症克服のカギを握るのは、ほぼ毎日食べた自家製の新鮮ヨーグルトでしたが、ヨーグルトで花粉症克服論には懐疑的であったうちの夫は、昨年の症状がややひどかったためか、「ダメで元々である」と自ら確証実験をおこなうと申しまして、冬頃から毎日ヨーグルトを食べ続けております。

私が作る EasiYo(日本語商品名「イージーヨー」)というヨーグルトでなければいけません。名前がですね、日本語にすると「簡単(イージー)よ!」という意味にもなるので覚えやすいのがいいですね。

EasiYo は今年になって Coles の各店舗でも購入できるようになったので、わざわざ Woolworths や BigW に行かなくても良くなりましたけど、BigW は安いですから時々行って大量購入しています。

それはともかく...。

夫はこのヨーグルトを自家製のあまり甘くないグラノーラ(ベイクド・ミューズリー)と一緒に食べるのです。市販のは甘くて高カロリーですし。下の写真のようなのを朝食に食べたり夕食後のデザート代わりに食べたりしています。時々バナナや冷凍ベリー類などを一緒に混ぜて食べることもあります。

グラノーラの作り方はこちらから

現在9月も終わりに近づいていますが、これまでのところ花粉症の症状は出ていません。夫は私とはアレルゲンが違うらしく、天気の悪い湿った日に良くくしゃみ20連発とかするんですけどね。くしゃみも出ないし鼻もかまないです。

乾燥した気温の高い日に症状がひどくなる私にとって、10月11月はかつてお外に出られない時期でありましたが、さあて今年はどうなるか!

もしも、今年も平気だったら、EasiYo と花粉症についての論文でも書くかな!

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2016年9月19日

もう戻れない(コーヒー編)

今朝はゆっくりコーヒーを淹れる時間がなかったので、久しぶりにメリタのフィルターでコーヒーを淹れました。

いつものように、愛用していた陶器製のフィルターを私の特大マグカップにセットし、フィルターペーパーを置いてコーヒー豆を入れ、静かに少しずつお湯を注いで作るコーヒー。

もう十何年もこうしてコーヒーを淹れてきたんです。朝のコーヒーは必ずミルクを入れて飲みます。

ところが…。

「なんだ、このコーヒー。やたらに苦いし水っぽい」

そして、味が「硬い」んです。

モカポットで淹れるコーヒーの苦味はまろやかで、味が「丸い」の。

この味が「硬い」とか「丸い」とかいうのは、コーヒー好きの方になら分かって頂けるかと。

仕組みはよくわからないのですけどね、モカポットってお湯と混ぜることでコーヒー豆の成分を抽出するドリップ式と異なり、水蒸気による気圧を加えた状態でお湯と混ぜるから抽出できる成分が違うんでしょうか。

久しぶりにドリップ式で入れたコーヒーは、その水っぽさと硬い苦味のせいで「ああ美味しい」と感じられませんでした。

もうこれには戻れないな…と感じた次第です。

しかも、モカポットは洗うのが簡単。メンテナンスが簡単。直接ガスコンロ(一番小さいやつ)や電気コンロに乗せられるし、軽いからキャンプなんかにも持っていけるしね。

これを発明したLuigi De Pontiさんは大したもんだ。

モカポットでコーヒーを淹れるようになってから感じた唯一の後悔はね、

「どうしてもっと早く買わなかったのか!」

ところで...

先日、夫の親しい友人の老夫婦が我が家にお立ち寄りになった時、コーヒーを所望されたので、私がモカポットをお見せして「これで本格的なコーヒーを淹れてさし上げましょうか?」も申し上げますと、奥様のほうが「Oh... that's a scary one (あっ、それは怖いやつね)」とおっしゃるじゃないですか!

彼女の話しによれば、モカポットで入れたコーヒーは恐ろしいほど強く、とても怖くて口にできないとのこと。

ミルクをたっぷり入れてまろやかにしますと言っったんですけど、そういうコーヒーがお好きではないのだとか。

インスタントコーヒーが好きという人もいらっしゃるのです。

好みというのは人それぞれなんだわ。

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2016年9月18日

学校が休みになると風邪をひく

遠足や旅行や発表会などの特別なイベントや学校の休みが近づくと、必ず病気になるのがうちの娘です。

どうしてなの!

夫は、先日テレビでそれを科学的に説明する番組を見たと言います。学校の休みが近づくと風邪を引くのは、身体がリラックスするからだそうですが、身体がリラックスするとどうして風邪を引くのですか?

イベントが近づくと病気(胃腸炎とか)になるのはなぜですか?

困ったもんだわ!

娘のサチは、昨日は朝から身なりを整えハイヒールを履いて月曜日に実施される英語の模擬試験に備えて勉強していたのですが、お昼前から鼻水がひどくて鼻をかむようになり、「花粉症かなあ」などと言っていたら夕方頃にはすっかり病気でした。

とにかく温かくして、体があたたまるスープを食べさせました。

それなのに、いつものように夕食後にシャワーをあびている音がするじゃないですか。

バカモノ!

一応髪の毛はドライヤーで乾かし(この間くしゃみ連発!)、その後寝室から布団をわざわざ居間に持って下りて、ソファで布団にくるまって、鼻をかみながら勉強していました。

風邪がひどくなりませんように!

月曜日の試験が本番じゃあなくてよかったです。

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2016年9月17日

VCE試験とドレスアップ

ヴィクトリア州内の12年生が一斉に受験するVCE(Victorian Certificate of Educationの略)の試験まであと1ヶ月ほどになりました。

学校は昨日で3学期が終わり2週間の春休みに入りました。4学期は2週間しか授業はありませんから、本当に残りわずかという感じです。

VCEとは「ビクトリア州の高校卒業資格」のことで、大学に進学する場合はこのVCE資格が必要です。他の州でも同様なシステムです。

VCEは、毎年10月から11月にかけて実施される試験の成績とはなく、通常は11年生から(場合によっては10年生から)各学校で学習するVCE科目の成績(課題や試験)と一斉実施の試験の成績の合算成績ですから、2年間気が抜けません。また、うちの娘のように進学したい大学がはっきりしている場合は、その大学に進学するのに必要なポイントを取る必要があります。そのポイントはVCEの成績で決まるのです。

でも、一斉実施試験の一発勝負ではないということは本来の学力を評価する点においてより効果的だし、この試験だって自分の学校で受験できるという所がいいですよね。

娘の通う学校では(というかほとんどの学校で)、12年生は春休み期間中に自分の学校の試験会場で模擬試験を受けることができます。本番前の練習ということです。

月曜日には英語の模擬試験がありますので、娘は今日も朝から勉強しています。しかも、気合を入れて勉強する時は、ドレスアップするんです。

ドレスアップと言ってもドレスを着るわけではなく、きちんとした服装をして、ヘアスタイルもきちんとして、時にはメークなどもして、いつものようにダイニングテーブルで勉強していますけどわざわざヒールの靴を履いて、勉強するのです。

本人曰く、きちんと身なりを整えて勉強すると、より集中でき、頭が冴え、勉強がはかどるのだそうです。分かる気がする!

さらに気分転換も重要ということで、娘はエクササイズをします。自分にとって最も効果的な気分転換なのだそうで、居間の家具を動かしテレビでYouTubeのエクササイズ動画を見ながら約1時間ほど体を動かします。

また、クッキングも気分転換にいいそうです。

さらに読書も。

息子のカイは、VCEは重要ではなかったので全然勉強なんてしてませんでした。ポートフォリオのために絵は描いていたけど。でも、娘にとっては10月から始まる試験は重要なんです。

我が娘ながら「頑張るなあ」と感心します。

娘には「頑張れ!」という応援の言葉も無用です。

お母さんが出来ることは、菜食かつ乳製品抜きの美味しいくヘルシーで栄養のあるものを食べさせてやることくらいだけど、これって結構大変なのよ!

菜食かつ乳製品抜きで、おならが出る豆もできれば避けろとなると、豆腐と卵とイモ類と野菜しか使えないでしょ?

これでバラエティ豊富な食卓を...はねえ、努力が必要なんです!

試験が終わったら「自分で作れ」と言えるからな、あと少し頑張ろう。


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2016年9月16日

お粗末さま

先日、蕎麦が食べたくなったので、晩ご飯に「ざる蕎麦」と「かき揚げ」を作りました。ちょうど食品の蓄えが減ってきた日だったし、菜食主義化している娘も食べるだろうし、これは良いチョイス!

娘はね、以前なら油で揚げたものは一切食べなかったんですが、最近は顔のあるもの(肉魚シーフードの一部など)と乳製品以外は食べるのです。

どうせなので残り物が出るように大量の「かき揚げ」を作りました。玉ねぎとニンジンと枝豆のかき揚げで、娘が少しでもタンパク質が取れるように卵を2個も入れて作りました。

薬味には、ネギ、焼き海苔、炒り胡麻、わさびを準備し、ざる蕎麦のつけ汁はもちろん自分のレシピで手作りいたしましたよ。

ダイニングテーブルが娘の勉強机と化しているため、最近家族全員が揃ってテーブルで晩ご飯を一緒に食べることがなかったのですが、久しぶりに皆で一緒に食べました。

蕎麦はですね、2袋(6束)もゆでて4人で全部食べ、かき揚げも殆ど無くなって家族全員大満足の晩ご飯となりました。

娘「ごちそうさま!」
私「はい、お粗末さまでした」
娘「えっ?おそまつさん?」
私「違う違う!お粗末さま」

ということで、意味を理解していない子供達に「お粗末さま」の意味を説明したんです。

英語に訳せば「I'm sorry it was a poor meal」ということで、しばしばご馳走だった場合でもそう言うのであると。

娘は「Oh, thats' really Japanese!」(それってすっごい日本的!)  と感心していましたが、息子のカイがポツリと言いました。

「じゃあ、食べたオレが『お粗末さま』といった場合は、作ったお母さんはどう思うの?」
「はあ?」

一瞬考えていたら夫が言いました。

「ああー、お腹いっぱい。お粗末だったなあ今日の晩ご飯!」

ピッキーン!

お母さんのおでこには💢怒りマークが!

「アンタ達ねえ、日本に行った時に、たとえ本当にお粗末な食事だったとして、絶対に『お粗末さま』などと言ってはいけませんよ!」

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2016年9月15日

オーストラリアの踏切は怖い

昨日の夕方、いつも利用する路線の踏切で事故がありました。

メルボルン発の急行電車が、サリーヒルズ(Surrey Hills)という駅の手前の踏切で遮断機の間に挟まれて身動きが取れなくなっていた車に衝突し、跳ね上げられた車は電車の下に巻き込まれて引きずられ、半分はプラットフォームと停車した電車の間に挟まれた状態になっていました。

急行電車はサリーヒルズ駅では止まらず通過するはずでしたから、時速80キロは出ていただろうということです。

この踏切の手前はカーブになっており、運転手が踏切を目視できるのは200メートルほど手前。車に気づいて急ブレーキをかけたとしても間に合わないのだそうです。

このカーブ直後の踏切は危険だということで、運転手の方々は電車の速度を規制する必要があると訴えていたのだそうです。

しかし事故は起きてしまいました。

オーストラリアの踏切というのは、実は日本人にとってはとても怖い場所なのですよ。

踏切の手前で停車して左右を確認するという規則がないのです。遮断機や信号が常に正しく機能しているという100%の信頼のもと、車は停車せずにそのまま通過しなくてはならないのです。私は、これがいまだに怖い。

車の流れが遅い時に、踏切にさしかかった途端あるいは踏切内にいる時に、赤信号が点滅し始めて「カンカンカンカン」と信号機の警告音が鳴り響いて遮断機が下り始めると、心臓が飛び出しそうになります。

昨日の事故は一体どういう状況で起きてしまったのかまだよく分かっていませんが、運転していたのも助手席に乗っていたのも70歳代の女性だったそうです。

目撃者の話によると、「カンカンカンカン」が始まった時には車はすでに踏切内に入っていたそうです。そして遮断機が下りてしまったために踏切から出られなくなりました。遮断機は道路の半分しかありませんから、開いている側(反対車線)から出られた可能性もあるのですが、運転していた女性はどうしたら良いのか分からず途方に暮れた様子だったそうです。

急停車できるはずもない急行電車は、高速のまま車に激突しました。運転手の方は経験豊富なベテランだったそうですが、大きなショックを受けているとのことです。

踏切事故は絶えません。電車の線路と道路が同じレベルで交差しないように、立体交差にする工事が進められていますが、時間も費用もかかります。また、工事が予定されていた危険踏切リストに事故のあったこの踏切は入っていなかったそうです。

事故が起きてからでは遅いのだけど、少なくとも昨日の事故がきっかけとなって新たな対策がとられることと思います。亡くなられたお二人の女性も、運転手の方も、本当にお気の毒です。

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シッティング・バレーボール

現在リオでパラリンピックが開催中ですが、パラリンピックのサイトで「シッティング・バレーボール(Sitting Volleyball)」というフレーズを見て目が点になりました。

「シット」すなわち「Shit」とという単語は「うんち」とか「糞」という意味の名詞あるいはそれらをするという意味の動詞です。

「シッティング・バレーボール」と聞けば、そりゃどうしたって「うんちバレーボール」と聞こえるじゃないですか。

それはなかろう...と思いながら、それじゃあ日本語で何と呼ぶべきかと考えてみると「座位バレーボール」とか「座り式バレーボール」くらいしか思いつかない。ここは、せめて「スィッティング・バレーボール」とはできなかったのかと思うのです。

「Sitting」という言葉は「Sitting Room」「Sitting Area」「Sitting Member」などと良く使われる言葉ですが、日本語に訳す場合に適当な言葉が見つからない場合に、安易に「シッティング」とするのは問題がありますよ。

例えば「Sitting Room」という言葉もですね、「居間」とか「待合室」とか「休憩室」と状況によって日本語にすればいいのに、これを「シッティング・ルーム」としてしまうと「うんちをする場所」という意味になってしまうじゃないですか?

「シッティング」は良くないわ...。

ただ、「スィ」という音を発音するのが得意でない日本人が多いのは知っています。私の母は「パーティー」の「ティー」をなかなか発音できず「パーテー」と言っておりましたから「スィ」は苦労するだろうなあ。

最近は「V」の音を「B」の音と区別するために「ヴ」と表記しているのも目にするようになっていますし、外来語のカタカナ表記は配慮が必要ですよね。ただし不可能というのも確かにあります。「TH」の音はねえ、「サ行」か「ザ行」で表すしか方法が無いですから。

それにしても「シッティング」は良くないわ...。

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2016年9月14日

クリームシチューの思い出

子供たちがまだ小学生の頃のこと。

冬になると食べたくなるクリームシチュー。我が家のクリームシチューはですね、まず塩こしょうしたチキンをカリッと焼いてから、玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモを一緒に煮て、最後にハウスのクリームシチューの素(顆粒タイプ)を入れて出来上がり。

私が子供の頃からずっとこれですから、クリームシチューはハウスのクリームシチューの素(顆粒タイプ)の味だったわけです。

ハウスからはその後ルータイプや北海道シチューやこくまろシチューなどの商品も発売されましたし、他社ブランドのクリームシチューの素もありましたが、我が家ではハウスの顆粒タイプのクリームシチュー「ミクス」でなければいけないのでした。

10年ほど前、短期間日本に住んでいた頃、よくクリームシチューを作りました。子供達はクリームシチューが大好きでした。

しかしですね、オーストラリアに戻ってからというもの、ハウスのクリームシチューの素はなかなか手にはいらないわけですし、「クリームシチューはシチューの素など無くても作れるはずだ!」ということで、私は自分のオリジナルレシピを追求するようになったんです。

ホワイトソースを別に作って後から混ぜる方法、チキンに小麦粉をまぶして焼いてとろみを付ける方法、片栗粉でとろみを付ける方法、チキンストックやハーブの工夫、いろいろやりました。

しかしですね、「ようしこれだ!」というレシピの開発にはなかなか至らなかったのです。

そんなある日、久しぶりに出かけた日本食品店でハウスのクリームシチューの素(顆粒タイプ)が売られておりましたので、久しぶりにそれを買ってきてクリームシチューを作ったのです。

その日の夜、食卓に出されたチキンのクリームシチューを口にした子供たちが大きな声で言いました。

「今日のシチューは美味しいなあ!」

...

あの時の「今日のシチューは美味しいなあ!」は、一生忘れませんよ。

昨晩はクリームシチューを作りました。ホワイトソースを別に作って後から混ぜる方法でね。大鍋いっぱい作って、もうほとんど残っていません。

自分でも思ったけど、昨夜のはかなりいい線いってたわ!


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2016年9月13日

子育てとフェルジナンドのお話

「本を買うのを止めれば家が立つ」と揶揄される我が家の蔵書数は、今や誰にも分からないほどに膨れ上がっております。置き場所に困るので、子供用の絵本や児童書は義弟夫婦の一人娘ヴェドラちゃんに譲りました。

絶対に誰にも譲りたくないジブリ映画関係やヴェドラちゃんに譲ってもしようがない日本語の絵本や児童書以外は、全てヴェドラちゃんのライブラリーとなったんですが、嬉しいことにヴェドラちゃんは本が大好きな子に育っているようです。

私が子供達に日本語の本を読んでやりたかったのと同じように、ヴェドラちゃんのお母さん(スペイン人)はスペイン語の本を読んでやりたいのだけど、彼女は本のことは良くわからないようで、先日Facebookに「おすすめの絵本を教えて!」という投稿をしていました。

私は、教育関係の仕事を長くしていたせいもあって、良い絵本や児童書を結構たくさん知っております。それら多くの良書はすでにヴェドラちゃんのライブラリーにあるわけですが、スペインといえば「はなのすきなうし(The Story of Ferdinand)」です。

原作は英語なんですけど、スペインのある牧場で暮らす牡牛のフェルジナンドお話です。

このお話、うちの子供達はそれほど好きにはなりませんでした。でもね、母親の私にとっては大事な本なんです。子供を育てる上での指針となったと言っても過言ではないからです。

スペインの牛と聞けばまず誰もが闘牛を思い浮かべますけど、牛には勇ましく闘うことが望まれる社会において、子牛達は闘牛場で闘うことを夢見ていますから皆んな角を突き合って遊びます。

でもフェルジナンドは、闘牛場で闘うことには興味が無いんです。彼は小さい頃から花が好き。花の匂いをかいでいるのが好きなんです。

子供は友達を作って一緒に遊ぶのが良いと多くの人は考えますよね?

でもフェルジナンドは、一人でいるのが好きなんです。一人で花の匂いをかいでいるのが何よりも好きなのです。もちろんフェルジナンドのお母さんは心配するのですけどね。

そんなある日、闘牛を探しに牛買いたちがやってきて、偶然の出来事がフェルジナンドを闘牛場へと導きます。さあ、いよいよ闘牛士が現れました。フェルジナンドはどうなるのか…。

我々が生きているこの社会において、子供はこうあるべき、男の子はこうあるべき、女の子はこうあるべきといった概念が、子供たちに社会が望むあり方を押し付け、個性を摘み取ることになる場合があることを忘れてはいけません。

「子供を導く」ということが「親の期待するレールにのせる」ことであってもいけません。

うちには男の子と女の子が一人ずついます。二人を育てる上で「彼らの個性を尊重すること」を常に意識させてくれたのは、この本「はなのすきなうし(The Story of Ferdinand)」なのです。

ヴェドラちゃんのお母さんに、この本を読んでもらいたいと思いましたので、スペイン語版を購入いたしました。

El Cuento de Ferdinando

もちろんBook Depositoryで購入。日本語の書籍はほとんどありませんが、英語以外の書籍が増えてきて、言語によるフィルターもあって、本を探すのが大変楽になりました。

Book Depositoryは世界中送料無料です!

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2016年9月12日

超話題のキンダーガーテン・コップ

オーストラリア連邦総選挙後の国会は、サスペンスドラマから政治献金スキャンダル、居眠り問題に与野党の舌戦に...と見所満載の滑り出しを見せました!

これを見事にパロディにした動画があるんです。

昨晩、ABC Newsチャンネルを見ていたら放送されたんですが、久しぶりに大笑いしましたよ。オーストラリアの連邦政府の政治家をご存知でないと、面白さがわからないかもしれませんけど、でもぜひ見てみてね。

1回や2回見ただけでは、登場人物を全て把握できません。「おおっ、こんなとろにこいつが!」というサプライズがあるんですから。

作ったのは、優れたジャーナリズムへ与えられるウォークリー賞(ピューリッツァー賞のオーストラリア版)受賞者のHuw Parkinsonさんです。



こんなのもありますよ。


もっと見たい方は、Huw ParkinsonさんのVimeoサイトへどうぞ。

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ヴァレディレクトリー・ナイト

オーストラリアでは、日本の高校3年生に当たる12年生は、通常10月に卒業式を迎えます。大学への進学を目指す者は10月中旬から11月にかけて試験が始まりますので、この試験期間の前に卒業式があるのが普通です。

ヴィクトリア州では、ほとんどのハイスクールで「ヴァレディレクトリー・ナイト(Valedictory Night)」などと呼ばれる卒業式ディナーパーティーがレセプションセンターやホテルなどで夜に行われます。

娘のサチが通うハイスクールでは、「ヴァレディレクトリー・ナイト」のドレスコードは「Dress To Impress」ということでして、「あら素敵」「なかなかやるじゃん」「おおカッコいいじゃん」という服装ですから、息子の時は皆さんセミフォーマルあるいはフォーマルにドレスアップしていました。息子もスーツにネクタイで(古着屋で買ったやつ)出席したんですよ。もちろん先生方もドレスアップされていました。

3コースのディナー付き、お酒も自分でバーカウンターで買って飲む、卒業証書授与と成績優秀者の表彰、感謝&告別スピーチ多数ということで、もう長時間座りっぱなし。しかも同テーブルの皆さんは息子の友人の両親達ではあったけど親しい人達ではないから話も弾まず、「ヴァレディレクトリー・ナイト」は長かったわ!(うちの夫なんか途中スマートフォンでゲームとかしていたくらい。)

それでも私はね、美しくドレスアップした娘とめったに見られないスーツ姿の夫とそのようなフォーマルな催し物に出席するのを実は楽しみにしていたんです。

そうしたら...

私、行かないから!

精神的にまだ不安定なところがある娘は、そのような場所に出席することは居心地が悪く不安であるから、行きたくないというのです。

セレモニー関係全般が退屈で嫌いな夫は「やれやれ行かずに済むぞ」と胸をなでおろし、私はがっかり。

「ヴァレディレクトリー・ナイト」の参加費は一人70ドルだったから、3人で210ドルプラス飲み物代の予定でした。娘は、その代わりに息子のカイも含めて家族4人でちゃんとした素敵なレストランで一緒に食事をしようと提案しました。まあ、それもいいかもしれません。

こういう卒業式ディナーパーティーといった催しも参加は自由というのがオーストラリア流です。娘のように出席しない生徒もいるわけですから、後日12年生全員出席の最後の学年集会(朝礼)があって、それが本当の卒業日になります。

オーストラリアでは、ハイスクールを卒業したばかりの子達をスクーリーズ(Schoolies)と呼びまして、彼らがクイーンズランドや海外のバリやタイなどへ卒業祝い旅行にでかけ、飲酒やパーティーで羽目をはずし、暴力事件や麻薬や過剰飲酒で死者が出たり犯罪に巻き込まれたりして、毎年この時期恒例のニュースとなるんですよ。

大学進学を目指す子達は、すぐに試験が始まりますからパーティーどころじゃありません。試験は各教科ごとに試験日も時間も異なります。ただし、素晴らしいのは試験会場が自分の通った学校であるというところ。

息子が外国語としての日本語の試験を受けた時、試験会場であった息子の通うハイスクールの体育館で受験したのは息子一人でした。息子の通った学校には日本語クラスがなかったので、息子は(娘も一緒に)毎週土曜日に各地で開かれるVSL(Victorian School of Languages)の日本語クラスに通ったのです。

とにかく、どの大学に入れるかが決まるこの試験を、慣れ親しんだ自分の学校で受けられるというのが良いですよ!娘のように不安発作の心配がある子にとって、これがどれほど大きな意味を持つことか。

すべての生徒が出来るだけ平等な環境で受験できるようにという配慮です。試験監督官が大勢必要だし、試験用紙の手配など、手間も時間も費用も余計にかかりますけど。

ちなみに、外国語の口頭試験は自分の学校でというわけにはいきません。地域ごとに試験場が指定されます。

まあとにかく、来週からは春休みだし、娘のハイスクール生活も残りわずかです。

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2016年9月11日

DIY丸刈りヘア

うちの夫は、ある日突然自分で頭を丸刈りにすることがよくあります。

似合わないし、丸刈り頭は私の好みではないので、散髪屋さんにやってもらってくれと頼むんですけど、「こっちのほうが安いよ」と言うのです。

そりゃあ安いだろうけど、とっくにバリカン代の元は取れているだろうけど、でも丸刈りはねえ、しかも1分刈りは…。

以前ある電動工具会社のテクニカルセールス職についていた頃は、見た目も大事ということで散髪屋に行っていました。でも今年の前半「うつ」で具合が悪かったのと散髪屋に行くお金もなかったということで、最近はもっぱらDIYでやっているんです。

「トレイディー(Tradie)達には大人気よ、このヘアスタイル!」

トレイディーというのは技術労働者の皆さんのことで、大工さん、配管工さん、レンガを積む職人さん、電気工さん、自動車の修理屋さんなど、うちの夫が仕事柄毎日会っている方々のことです。

昨日の朝、ふと気が付くと2階のバスルームからバリカンの音がするので「ああ、また丸刈りにしてるな...」とがっかりしておりましたら、しばらくして下に下りてきました。

「あら、どうしたの?」
「ヘアカット!」
「そりゃ見れば分かるんだけど、失敗しちゃったの?」
「失敗?どこが?」
「いやあ、そのう、所々にね、ハゲができちゃってるんじゃないの?」
「ああそれはねえ、ハゲじゃないんです、触ってみて!」

夫は、私の目の前に頭を出して言いました。「白髪のかたまりです!」

触ってみると、確かにハゲに見える個所にもびっしりと毛が生えているんですが、地肌しか見えない。よく見ると、白い毛がまだら模様のように所々かたまりになって生えており、それらの部分がハゲに見えているのです。

夫は、所々がハゲているように見えるのが少し気になる様子。

「剃った方がいいかなあ?」

剃るう?

いやいや、それでいいです!
剃らないほうがいいです!

現在、夫の頭は、市川海老蔵さんヘアを茶色とハゲのまだら模様にした状態です。あんな頭じゃあ、私ならとても外に出られないけどな...。

早く伸びるといいですね。

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2016年9月10日

「ナルコス」シーズン2

毎晩少しずつ見続けてきたNetflixのドラマ「ナルコス」ですが、編み物片手にチラチラ見ていた私も、最後の2話は編み物を手にせずに字幕をしっかり読みながら見ましたよ。

夕食が終わり、キッチンで片付けを始めた途端に聞こえてきた「ナルコス」のオープニングミュージック。

「あああっもう見てる!片付けが終わるまで待ってよお!私も見たいんだから!」
「いいよ、お母さん、私が片付けるから見に行ったら?」
「そう?後からお母さんが洗うからね、鍋はこのまま置いといていいからね!」

優しい娘を持つ幸せもののお母さんは居間へ走る!

TVドラマなんかにこんなに夢中になったのも、ストーリーが歴史的事実に基づいているからというのもあるんでしょうが、メデジン・カルテルの親分、麻薬王パブロ・エスコバル(Pablo Escobar)を追い詰めていく過程が実に見応えがあったのですよ。

息をのんで最後の2話を鑑賞いたしました。

(この後、ネタバレあり…っていうか、エスコバルがどうなったかは皆さんご存知だと思うんだけど。)

パブロ・エスコバルは悪者ですからね、麻薬組織の親分で何百人も殺した犯罪者ですからね、飛行機を落としたり爆弾テロをやったりもした極悪非道の大悪党ですからね、捜査官達に追いつめられてついに息の根を止められた時に、「やったあ!」「ついに仕留めた!」「よくやったあ!」と興奮しても良さそうなものなんですけど、後味悪かったです。「ゴッドファーザー2」を見終わった後のあのなんとも言えない胃にこたえる感じと同じ。

ドラマの大半がエスコバルの側から描かれていて、家族との愛情に満ちた関係や妻や母親の苦悩とか、エスコバルを守り抜こうとする手下との「アンタはなんでここまでボスを護ろうとするのよお!」と思わずにはいられない親分子分関係とか、エスコバルの人としての苦悩が丹念に描かれているためにですね(演じる俳優たちも大変良い)最後はなんだか可哀想になっちゃって…。

噂に聞いていたとおり、最終話には本物のマーフィー捜査官とペーニャ捜査官のお二人がカメオ出演されておりました。

そして、最後は次のシーズン3へと続く演出でしたね。

メデジン・カルテルがエスコバルの死で壊滅した後、コロンビア最大の麻薬組織となったカリ・カルテルの話になる模様です。

ところで、驚いたんですがパブロ・エスコバルを演じたブラジル人俳優のヴァグネル・モーラさん、この役を演じるために20キロ近く増量していたそうです。撮影終了後に体重を元に戻したそうで、今ではまるで別人のようになっていらっしゃいます。

ヴァグネル・モーラさん演じるエスコバル

お腹の当たりに増量の成果が見えます

現在のモーラさん

シーズン3も息を殺して見るほどのドラマになるでしょうか…。

私、カリ・カルテルがどうなったかも知ってるんだよなあ。今ひとつドラマ性に乏しいようにも思うんですが、夫は今から楽しみにしています。

ところで、ドラマを見終えてキッチンに戻ったら、鍋もフライパンもオーブントレーも全て洗い物は終わっていて、レンジ周りやキッチンベンチの掃除まで出来ていました。

お母さんは、超嬉しかったです!

娘がそこにいたら、抱きついてキスして「サンキュー!」ってやりたかったけど、娘はもう寝てました。

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2016年9月9日

全身筋肉痛で腰も砕け

昨日までの3日間、メルボルンは最高気温が22度前後で本格的に春。北国だったら夏と言っても過言ではない陽気だったんです。

人はなぜ、陽光が溢れ暖かくなるといろいろやりたくなるんでしょうか。

何ヶ月ぶりかで洗濯物を外に干し、カラリと乾いた嬉しさ!翌日には、息子のカイと娘のサチに今日こそはシーツを洗濯に出せと命令いたしました。

お母さんの有無を言わせぬ迫力に「今日は反抗しない方が良さそう」と思ったのか、素直にシーツ類とマットレスプロテクターを剥いできた二人です。この日は洗濯機3杯分干しましたよ。

さて、長い間気になっていた家の外周りの掃除も開始。

ホウキで掃き始めたのですが、このレンガ が敷き詰められている部分は「オズの魔法使い」の黄色いレンガ道のように家の周りからずうっと箱型野菜畑の方まで続いていてですね、総延長50メートル以上はあるのではないかと…。

大きな家はこれだから掃除が大変なのです。手に余る広さ、掃除が行き届かないどころじゃないんだわ、全く…。

それでも頑張ってレンガ道を掃き続けているうちに、腕の筋肉疲労を感じ始めたので一休み。レンガの間にはミニチュアの雑草がいっぱい育っておりまして、休憩がてらにそれらの雑草を抜いているうちに、レンガ道の外側の草の中にある忌々しいケープウィード(Cape Weed)に目を奪われた私。

このケープウィードは日本にも帰化しているんだそうで、日本名はワタゲハナグルマというんだそうですよ。

我が家の敷地内の草地部分は、もちろん雑草の宝庫であるわけですが、中でも私が最も忌み嫌い憎み続けているのが何を隠そうこのケープウィード。


年に数回はケープウィードを抜く日というのをやっていて、いつでもとにかく「見つけたら抜く」ということにしているのですが、撲滅には至っておりませんでした。

そして今年の冬(というか秋から今日まで)、例年以上に雨が降り、例年以上に暖かくて、撲滅寸前危機から復活してきたケープウィード達。いつの間にか大きく育って蕾なんぞつけ始めたヤツもいるじゃないか!ちっちゃな子供のケープウィードも無数に育ち始めている!

ということで、とりあえず近くにあった大きめのヤツを抜き始めたんですけど、草取りというのは恐ろしいもので、一旦始めるとなかなか止められなくなるのです。

結局2時間も要して洗濯物干し周辺のケープウィードを執念で一掃いたしました。

汗だくだく、腰ガクガク、脚ふらふら…。しかし、家周りの掃き掃除を終わらせないといけません。根性で頑張りました。おかげで良くなりつつあった左膝裏の痛み復活!

そんな時、予期せぬ来訪者が。

撮影者は息子のカイ

どこの犬だ?

首輪のところに住所が書いてありました。我が家からは歩いて5分くらいのところでした。

そこでゴミ屋敷状態のガレージで苦労してロープを見つけ、それを繋いでこのワンちゃんをお家にお届けがてら散歩に出ることに。

行きはそれなりに楽しんだんです。ワンちゃんとおしゃべりしながら歩くなんてモリーがいなくなってから初めてのことだしね。でもヨタヨタ歩く私の歩調が遅すぎて、ワンちゃんが何度も私を振り返るのよ。

犬がいなくなっていることに気づいていなかった飼い主さんに無事ワンちゃんをお渡しした後、突然襲ってきた疲労感。帰りはもうタクシーを呼びたい気分。ヨタヨタどころじゃない!

家に着くなり、そのままソファに倒れこんだのでした。

でもね、夕方には洗濯物をとり込んだり晩ご飯を作ったり片付けたり弁当を作ったりと、お母さんは座っていられませんからね。最後まで頑張りました。

その結果、今朝起きたら、もうタイトル通り全身筋肉痛で腰も砕けた満身創痍的老婆風の私なのです。

若い頃から「イノシシのようだ」とよく言わました。そういう猛進型やり過ぎ傾向は死ぬまで治らんな。

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2016年9月8日

R U OK?

「Are you OK?(R U OK?)」とは、怪我をしたかもしれない人や体調を崩しているのではないかと思われる人に「大丈夫?」とたずねる時のフレーズですね。

オーストラリアでは、9月の第2木曜日の今日は「R U OK?」デーです。

「R U OK?」とは、2009年にギャヴィン・ラーキン(Gavin Larkin)さんによって設立された自殺予防キャンペーン運動をおこなっている非営利団体です。家族や友人や仕事の同僚に「Are you OK?」と声をかけることで、一人で苦しんでいるかもしれない誰かを救うことができるかもしれないと呼びかけています。

広範な研究の結果、心の病気に苦しむ人にとって誰かに「大丈夫?」と声をかけられることが大きな意味を持つことが分かっています。苦しみを誰かに理解されることで得られる苦しみの軽減、声をかけられたことがきっかけで治療を受けることによる病状軽快など、心の病気は周囲の人々の理解とサポートが大きな影響をもたらすのです。

ギャビンさんのお父さんは、1995年に自殺されました。父親の苦しみに気づき、助けてあげられなかったことを悔やんだことが、この運動を始めるきっかけになったそうです。

「Are you OK?」の設立後、ギャビンさんにリンパ腫が見つかりました。病気はステージ4だったそうです。ちょうど同じ頃、12歳の息子さんに脳腫瘍が見つかりました。お二人ともすでに亡くなられています。大変お気の毒です。

しかし、ギャビンさんが始められた「Are you OK?」運動のメッセージは広がっています。

私自身「うつ」「不安発作」で苦しんだ経験があります。夫は「パニック障害」で何年も苦しみ、現在は「双極性2型障害」の問題を抱えています。娘も「不安症」「摂食障害」などで苦しみ、今でも不安定です。

我々家族は、心の病気や精神疾患をごく当たり前に会話の話題にしていますから、家族には理解されているという安心感がありますが、こういう病気や病気による症状を理解していない人達は大勢います。

理解されないということは病状悪化の原因になります。理解していない人々からの非難批判の言葉には大きく傷つくし、そうした言葉を聞くことの恐怖から病気を隠そうとするようになるのです。

非難批判をせずとも、病気が分かると距離を置くようになる人達も大勢います。話題にしない、見て見ぬふり、知って知らぬふり。そうしてそっとしておいてあげるのが良いことだと思っているなら大間違いなんです。

心の病気や精神疾患は、基本的に脳の不具合ですよ。そこのところが分かっていない人達が多すぎるのです。

「Are you OK?」デーの目的は、9月の第2木曜日に「大丈夫?」と声掛けをすることではありません。毎日を声掛けができる日にすることであって、心の病気を理解することです。

理解されないことへの不安があるから、心の病気に苦しむ人は自分からそれについて話しかけてはきません。だからこそ、周囲の人が「Are you OK?」「大丈夫?」と声をかけてあげましょう。

そのたった一言が、その人の命を救うことになるかもしれないのです。

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2016年9月7日

「ナルコス」がもたらした悲劇

夫が最近夢中になっているNetflixのドラマ「ナルコス」ですが、夕食の後片付けと弁当作りが終わってからは、私も腰を下ろして編み物を片手に時々見ているんです。

先日の記事にも書きましたけどね、半分以上のシーンはスペイン語ということで展開を正確に理解したければ字幕を読まなくてはなりません。

しかし、私は編み物もしたい。編んでいるのはマーガレットという羽織りもので透かし模様で編んでいるからテレビを見ながら編むというわけにはいかないんです。だから字幕を読むのは諦めました。

時々画面を見ながら大まかなドラマのストーリーを追うくらいで私は満足…と、そう考えていたのが大間違いだった。

ついついドラマに引き込まれ、字幕を必死で追う私。編み物をしている手は止まり、しょっちゅう編んでいる段の編み方を忘れたり、目数を忘れたりするんです。

そして昨日の夕方のこと。晩ご飯の支度が一段落して、休憩がてらに腰を下ろした時に編み物を手に取ると「うそっ!」

現在編んでいる段の10センチくらい下にヘンテコな模様を発見。

「あああ"〜間違ってる!」

目を拾い忘れて、そこのところだけ正しい模様になっていないのよお!目立つのよお!

「ナルコス」のせいだ!

編み物をされる方ならお分かりですね?

メリヤス編みとかガーター編みなどなら、間違っている目のところだけをズズズーっとほどいていったら簡単に直せるんです。しかし模様編みはそうはいかないの!そうはいかないと分かっているけど一応挑戦してみました。

時間の無駄です…。

間違っている段まで約10センチ程ほどくしかありませんでした。

TVドラマ「ナルコス」と編み物を一緒に楽しむには、細心の注意が必要です。「ナルコス」シーズン2、いつまで続くのよ。

早く終わって!

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2016年9月6日

もう戻れない

意味ありげなタイトルですが、寝室のことです。

このブログを継続してお読みくださっている方にはご理解頂けると思いますが、私は夫とは別の寝室で寝ております。

最初は「夫婦が一緒に寝ないというのは問題があるのではないか」とかですね「夫は内心不愉快に思っているのではないか」とかいろいろ考えるところがあって、ためらいがあったわけです。

しかし、毎晩2階の我々夫婦の寝室から轟く「ガガガーグォグォグォー」にたじろぐ私。

いつも夫のほうが先に寝るんです。寝る前にシャワーも浴びず、仕事着のポロシャツのまま寝るの。(寝る前に汗と脂を洗ってくれよ!)

私は睡眠促進のためにも必ずシャワーを浴びて、しっかり歯を磨いて、一応スキンケアなどちょっと塗って、さあ寝ようと思う頃には轟音が凄まじいことになっているんですよ。

皆さんね、その轟音のすぐ隣に横になって眠れます?

眠れるわけないのよ。そして眠れるわけがないと分かっていてそこで寝ようとするか?

轟音はしばらくすると音量が下がるのが普通です。その機会を狙って眠りに落ちても、次の音量アップ時に目が覚めたりするんだからね。

丸太のように熟睡できる魔法的「静か・涼しい・真っ暗・蚊がいない」と四拍子揃った「避難部屋」があるのですよ。そこではしっかり睡眠が取れると分かっていてわざわざ轟音の隣に横になるなど馬鹿げた考えではありませんか!

ということで、最近はもう迷いなく毎晩「避難部屋」で寝ているの。もうすでに「避難部屋」ではなく私の寝室ということになっております。

そうしたところ、我々夫婦の寝室が最近とんでもないことになっているんです。

その寝室を共有していた頃は、いくら物を散らかすオーチャク者の夫も、朝起きると布団と枕は整えていたのですよ。それが、今では起きた時のまま。枕も布団もぐっちゃぐちゃ。しかも、臭いが…。

「もう戻れない」のです!

昨晩はねえ、「避難部屋」にまで夫のイビキの轟音と振動が届いてきたわよ。

騒音度は高架橋下並の危険レベル。

100デシベルぐらい行ってんじゃないのか!

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2016年9月5日

ブルーベリーの枯れ木

「メルボルンの夏の暑さは、経験した人でなければ分かるまい!」

毎日うっとうしく蒸し暑い日本(西日本)の夏とは違い、メルボルンの夏は比較的にしのぎ易い日も多いのですよ。特にクールチェンジの後に南極からの南風(もちろん冷風)が吹き込んできたりすると肌寒かったりもするんです。

もちろん問題なのはそういうしのぎ易い日じゃなくて、内陸部から乾燥した熱風が吹き込む「気温40度超え」のような日です。暑いのが苦手な私、そういう日はとにかく外に出たくないので、カーテンなり日除けスクリーンなりを下ろして日光を(反射光を含む)を出来るだけ遮り、エアコンを付けて家の中でじっとしているんです。

かつて学校の先生をしていた頃は、そういう猛暑の日も授業をしていたけど、よくやってたわと自分でも感心する。気温40度を超えると学校を休む子もたくさんいましたよ。

それはともかく、気温が40度を超えて乾燥した熱い強風が吹き荒れるような日の朝に、畑の水やりを忘れたり怠けたりすると、野菜もハーブも何もかもあっという間に死にかけます。

朝夕に、暑さをこらえて水やりをしても葉物の野菜は枯れてしまうのが出るくらいですからね。

とにかく暑さに弱い私は、昨年の夏、水やりを度々怠りまして、ブルーベリーが枯れてしまったの。少なくとも夏の終わりには全部枯れてしまったように見えた。

「でも、諦めるのはまだ早い。雨の日が続く冬を越してから判断しよう。もしかしたら、芽が出てきて復活するかもしれないし」と、少しばかり期待しておりました。

が、しかし…、やっぱり死んでいたようです。

ブルーベリーさん、ごめんなさい。もう植えません。

我が家の箱型野菜畑は、通常よりも高さがあって私の腰にはいいのだけど、その分あっという間に水が枯れて乾いてしまう。メルボルンの夏には不向きなんです。

そうそう、ブルーベリーの隣にジャングルのように茂っていたイチゴも3割程は死んでしまった。

今年の夏は、どうするかな。暑くても水やりを頑張るか、夏場の野菜栽培は諦めるか。うちの畑は苦労の割にはいつも収穫が大したことないし、水代もバカにならないし。

暑さと乾燥に強い野菜というのを探してみるか…。

メルボルンの夏は暑い日ばかりではなくて急に肌寒くなったりもするので、野菜もボケちゃうんですよね。そいうのにも負けないのがイイんだけど。

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2016年9月4日

TVドラマ「ナルコス」

ここ数日、うちの夫が仕事から帰って夕食を終えるやいなや、毎晩視聴し続けているTVドラマがあります。翌日の仕事に差し支えてはいけませんので、夫は以前のようにシリーズ全エピソードが終わるまで見続けたりはしないのですが、早く続きが見たいんでしょうね。帰宅するやいなやTVをつけて見始めることもあるのです。

そのドラマとは「ナルコス(Narcos)」というNetflix制作のドラマでございます。

あなたもはまってる?


ご存知ではない方のためにちょっと説明しますと、コロンビアの麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を創設したパブロ・エスコバル(Pablo Escobar)と取締捜査官達の戦いを描いているんですが、これがもう文字通りの血みどろの戦いですから、お子様のいらっしゃる家庭では必ずお子様の目に触れないように配慮しつつ視聴する必要がございますよ。

パブロ・エスコバル(Pablo Escobar)は超有名犯罪者ですから皆さんご存じでしょうが、「ここまでひどかったのか…」と驚愕シーンの連続です。実際の事件映像や死体の画像などもどんどん見せますから、作り物のドラマにはない迫力というか恐怖があるんです。

パブロ・エスコバル(Pablo Escobar)

私は最初、夕食後の片付けや弁当作りを終えて「やれやれ…」とソファに腰を下ろし、夫が見ているそのドラマを編み物片手に見ようとしたんですが、これが編み物片手ではストーリーを追えないの。

ドラマのシーンの殆どがスペイン語なんです。ですから字幕を読み続けていないと展開が分からなくなる。しかもその字幕のスピードのすごいこと。フランス映画に負けていません。

私はTV視聴時には編み物をしたいので、これは困るんです。編み物タイムを諦めるほどドラマには夢中になれない人間ですし、今編んでいるのは透かし編みなので字幕を見ならが編むのは不可能。

ということでですね、字幕を全て読むのは諦めているんですけど、ストーリー的には問題なく理解できます。大体1980年代に「メデジン・カルテル」絡みの恐ろしいニュースを日々耳にしていいましたし、事態の大筋はすでに知っていますからね。


それにしても、コロンビアといえば、内戦や麻薬カルテル絡みの暴力で世界で最も危険な国の一つという印象でしたでしょ?それが、近年では大きく治安が改善されて観光業も伸びているとか。オーストラリアでもTVの旅番組で時々コロンビアの紹介を目にしますよ。

「この国は、よくまあこういう状態から回復したもんだ」と、このドラマを見ながら感心させられます。

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2016年9月3日

ファスティング・ダイエットが続かない理由

うちの夫が再び「ファスティング(断食)・ダイエット」を始めました。かつて、このダイエットによって10キロ以上の減量に成功した夫ですが、このダイエットはずっと続けていないとすぐに太るの。

断食といっても、別名「5・2ダイエット」という週に2日だけ断食するというもので、  5日間は普通に好きなものを食べても良いのです。2日間(連続しない)は実際は断食ではなくて、一日の摂取カロリーを男性なら600キロカロリー、女性なら500キロカロリーに抑えるというもの。

ファスティング(断食)と言っても、この方法なら食事はできるので続けやすいことと連続しない2日間だけで良いということで、うちの夫は減量に成功したわけです。

しかしですね、クリスマス前に仕事を辞めてしまって以来、双極性障害2型の「うつ期」のせいとはいえ、カウチポテトと食っちゃ寝を続けて巨大クマ化してしまいました。

再びファスティング・ダイエットを始めると聞いて、メンタルが戻ってきたんだなと、妻としては嬉しい気持ちだったんですけど、このダイエットはですね、非常に強いウィルパワー(精神力)が必要なんです。特に、同居している人がいてその人達が普通に食べている場合、これは辛いはずよ。

よほどの精神力がなければ続けられないと思います。

特に、奥さんがいてですね、その人が毎晩美味しいものを家族に食べさせることに使命感を持っていて、一日の仕事を終えて帰宅したら家の中は美味しそうなニオイでいっぱいだったらどうよ?

昨日は帰宅するまでは続けていたんですよ、ファスティング・ダイエット。朝は紅茶を飲んだだけ。お昼はゆでたまごを食べただけ。そんなダイエット、一日たりとも挑戦できそうもない私は「頑張るわねえ」と感心していたんです。今週2回めのファスティングですし。

さて帰宅した夫、ランチのゆで卵を入れていた容器をキッチンに持ってきました。その時、私は焼きそばを作っておりました。夫が食べない日は簡単なもので済ます傾向があります。豚肉、キャベツ、ニンジン、玉ねぎを炒めてから、そばを混ぜ込もうとしていたところだったんだけど、それを見た夫は「おおっ…」と唸った!

焼きそばソースをジュジュッと投入して混ぜ始めると、来なきゃいいのにやって来てそれを見るなり「今日はファスティングの日だけど、やっぱり食べる!」

おいおい…、焼きそばは3人分しか作っていないのだよ。

夫のファスティングに協力するためには、奥さんは美味しいものを作らないこと。これは大事かもしれないな。

じゃあ、そういう日は我々3人は何を食べる?一緒にファスティングして夕食を抜くというのは、選択肢に入っておりません。

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2016年9月2日

TVドラマより面白い国会中継

昨日のオーストラリア連邦議会の大混乱は見ものでした。

ご存じの方も多いと思いますが、オーストラリアでは7月に連邦総選挙がおこなわれたんですが、票数が拮抗するあまりなかなか当選者が確定しない選挙区が続出。投票用紙を繰り返し数え直して数週間後に僅差で当選者がやっと確定なんていうところもいくつかあったのです。

与党の自由党(政権は自由党と国民党の保守連合政権)は予想以上に議席を失いました。まず上院(Senate)の方は過半数を獲得した党はなく、グリーンが9議席、例の極右翼政党ワンネーション党が4議席も獲得したのを始め、ニック・ゼノフォン・チーム(私が一目置く無所属ニック・ゼノフォン議員の仲間たちチーム)が3議席を獲得したりして、もう完全に保守連合政権の思い通りにはいかない状況になっちゃいました。

下院(House of Representatives)の方は、なんと自由党と国民党の保守連合が1議席の差で過半数を獲得しまして、国会初日にスコット・モリソン議員が「オレたちは選挙に買ったんだよ、バディ!」と議場で絶叫する姿をニュースでご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

この「1議席の差で過半数」というところが昨日の大混乱騒ぎの重要ポイント。

さて、オーストラリアには重要問題を調査する公的調査委員会ロイヤルコミッション(王立委員会)という制度があります。昨今、オーストラリア国内の融資の殆どを独占し長年にわたって高利益を上げ続ける四大銀行をはじめとする金融業界の、ロイヤルコミッションによる公的調査を求める動きが高まっているのです。

銀行の倫理に反する商慣行、金利不正操作、汚職との関連など、いろいろ国民の不満が高まってきていますし、労働党を筆頭にロイヤルコミッションによる調査を求める動きは大きくなってきているものの、保守連合政権は拒否し続けているんです。保守連合が過半数を握っているんだからロイヤルコミッションは可決不可能なんです。

強い権限を持つロイヤルコミッションは、銀行幹部に公聴会への出席と宣誓証言を義務付けることも可能だし、調査によって何もかもが明るみに出る可能性があるのだから、四大銀行は「ロイヤルコミッションなんかに税金を使うのは無駄使いである」とこれを批判しますし、何とかこれを回避するために与党自由党へのロビー活動も活発におこなっているわけです。政治献金ももちろんです。

さあて、昨日のことよ。

この「ロイヤルコミッションによる金融業界の公的調査をやろうよ」という議案が労働党により出されて、混沌状態の上院(Senate)を通過しちゃいました!議案は1議席の差で保守連合が過半数を握る下院にやって参りました。普通なら、たとえ1票差であっても保守連合が過半数を握る下院では、これは否決されるのが必至。

ところが、この時、与党自由党の3人の議員(全員が大臣職)が議場にいなかったのよ。何かの都合で早めに家に帰っていたり他州へ向かう飛行機の機上だったり。だから、過半数を握る政権であるはずの保守連合は、この日の投票では負け続けたのです。

このままではロイヤルコミッションが可決されてしまう!

3議員は大急ぎで呼び戻されました。

この時、議場にいなかったのは自由党議員だけではありませんでした。ロイヤルコミッションを支持する無所属議員も帰宅中でした。その議員は、投票がおこなわれる事になり大急ぎで議会に戻りました。

どうなるのか!ハラハラドキドキ!銀行関係者は大汗をかいたことでしょうね。

結局は、自由党の議員が議会に戻ってきて、ロイヤルコミッションの議案は1票差で否決されたんですが、もし間に合っていなかったらどうなっていたんでしょう。無所属議員は間に合わなかったんです。もしも間に合っていたら票数は同数ですよ。

サスペンス満載の国会中継からは、目が離せません!

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2016年9月1日

もう無理だと思ってもまだ行ける

払い過ぎている税金の払い戻しの通知が届いてから数週間になるというのに、いまだに振り込みはない。オーストラリア税務局、仕事が遅いぞ!

月末支払いのはずの翻訳代金の振り込みもまだ。まさか、また忘れてるんじゃないだろうな!

とにかくクレジットカードで食品の買物とかしたくないので、入金を待ち続けるうちに冷蔵庫もパントリーも文字通り空っぽ寸前です。

うちの夫の「ひよこ豆うんざり宣言」で気落ちしちゃったんですけど、でも晩ご飯は作らないわけにはいきません。私が作らないと、作れる人がいないんだもの。

ここまで空っぽになってしまうと、うちの家族3人は「食べるものがない」と感じてしまうらしいのです。でも、やはり長年の経験からお母さんは結構いろいろ作れちゃうんだな。

パントリーには、まだ豆類と麺類があるのですよ。米や粉類もあります。そして油や調味料類もあるのですし、基本の野菜と卵(夫がマーケットで6ダース購入した残り)があるということはまだ行けるの!畑には葉物の野菜があるのだし。

ここ数日の晩ご飯のメニューは、「ほうとう」(麺は粉から作りましたよ、簡単に作れます)とか「キャベツと卵の和風スパゲッティ」(これは超絶美味だった!)とか「野菜のピラフと冷凍していたファラフェル」とか「かき揚げ丼」とかね。

ここ数日の間に、夫がファスティング(プチ断食)をしたり会社の食事会に行ったりしたので、晩ご飯は作る量も少しですんで大助かり。もっと断食してくれるともっと助かる!

人間、危機的状況に陥ると頭を働かせますけど、まさにそれよ。食材が限られていると、いろいろ工夫するのです。

自分でも「アタシってなかなかできる!」と思っちゃいます。

それとね、ちょっと手がかかる物を作る時に、大量に作っておいて冷凍しておくのは本当に良いアイデアですねえ。先日作って冷凍しておいた「ひよこ豆コロッケ」「ファラフェル」「大豆のお焼き」「かき揚げ」にはここ数日本当に助けられたし。

また、冷蔵庫やパントリーがほぼ空っぽなので、大掃除の良いチャンスとなりました。パントリーを片付けていたらパッサータを見つけたので、今夜はトマトソースのスパゲッティで決まり!これにいんげん豆と畑の緑野菜のサラダ(フェタチーズ入り)でバッチリでしょ?

食材を無駄なくすべて使い切るのにも良いチャンスということだ!

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