2017年2月28日

苦しすぎる夕方のラッシュアワー

昨日からメルボルン大学の第1セメスターが始まりました。

月曜日のスケジュールは忙しくて、1科目目は朝9時スタート。最後の科目は5時15分終了だそうです。

娘は緊張と不安で早く目が覚めてしまったのでしょう。昨日の朝は、5時頃からキッチンで音がしていました。

家を出たのは7時半頃。

メルボルン・セントラル駅まで付き添いました。最近は、そこからは一人で行けることが多いのです。改札口の所で「行ってらっしゃい」をして、私はミッチャム駅に引き返します。少しずつですが一人で移動できる距離が長くなって来てはいるのです。

しかし、夕方のラッシュアワーである5時半頃に電車に乗るというのは、しかも一人で乗るというのは、相当苦しかったようです。

大学前で乗ったトラムが、まず大混雑だったそうです。まあね、同じ時間に講義が終わった学生達が一斉に乗るわけですからね。娘はすぐにパニック発作が起きそうになり、苦しくなったそうです。

しかし、トラムは直ぐにメルボルン・セントラル駅に着きましたから、いつものように一番下のプラットホーム4番まで下りて電車に乗りました。しかし、電車もまた大混雑で、座ることができないので本を読みながら苦しさを紛らわすことができません。

その後は、さらに多くの乗客がどんどん乗り込んで来て、すぐにすし詰め状態になりました!

苦しいし、辛いし、下りられないし。

パニック発作で泣きそうになった娘ですが、なんとか耐えてミッチャム駅まで戻って来ました。私はミッチャム駅で待っていたのですが、駅から出てきた娘の顔を見て、帰りの電車がどれほど苦しかったかが分かりました。

十分に回復するまでは、帰りの電車はラッシュアワーを避けなければなりません。図書館が夜でも開いているのかどうか分かりませんが、どこかで復習などをしながら時間を潰して、電車が空いてから帰ってくるようにしようと話し合いました。帰宅時間が随分遅くなりますけど仕方がありません。

そして、お母さんは言いました。

「具合が悪くてつらい時は、お母さんに知らせなさいよ。どこの駅でも、そこまで迎えに行くからね。そして、電車が空いてから一緒に帰ろうね。」

通学がこれほど苦しいと、勉強どころではありませんからね。お母さんは、とことん付き添うつもりです。

可哀想だけど、他にどうしようもないし。

願わくは、今週やっと診察してもらえる精神科医の先生が、もっと良い薬を出してくれることです。今まで服用してきた薬は、回復への助けになっていませんから。

今は、娘もお母さんも頑張るしかないです!

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月27日

おしゃれなヒジャブ

先月以来、メルボルンに連日通っております関係で、リングウッド(Ringwood)やそれよりさらに外側地域では滅多に見られない、見とれるように美しい人々やファッショナブルな人々を見かけることがあります。

娘に付き添って通っているメルボルンの北側には、メルボルン大学以外にも学校がいくつかありますし、電車がスインバーン工科大学(Swinburne University of Technology)の横を通るので学生達を多く見かけるわけですが、つい目が留まるのはイスラム教徒の女の子達。

ヒジャブというのを被っているから一目瞭然なわけですがね、話題にしたいのはそのヒジャブのファッション性ですよ。イスラム女性のファッションという私のステレオタイプを覆す、彼女達のヒジャブの色、柄、デザイン、結び方!ブローチのようなアクセサリーを付けている人もいますね。

おしゃれなのよ〜!

彼女たちのヒジャブ・ファッションにかける思いというのは、我々がヘアスタイルにかける思いと同じものでしょ?頭を覆うための布でいかにおしゃれをするかという。女の子なら分かりますよね、その気持。

みんな同じなのよ。

おしゃれなヒジャブというのにすっかり興味津々の私ですが、ヒジャブというのはファッションというだけでなく、ヘアスタイルが決まらない時の頭隠しや洗髪ができなくてテカテカしている髪の毛隠しにも良いかもしれないなどと、おばさんになるとそういうことを考えてしまうんですよ。

先日のことですけどね、朝から雨が降ったりやんだり風も強くて寒かった日に、私ね、思わずヒジャブ・ファッションに挑戦してしまいました。

ヘアスタイル保護のためにスカーフを被るということをしたことがないわけではありませんが、日本でそういうのをやるのはちょっと勇気がいったものです。特に若い頃は、他人の目が気になるものですしね。

しかし、先日は、急に雨が降ってきて、突風で髪の毛は逆立って暴れまくるし、首に巻いていたスカーフをヒジャブ風に頭に巻いてみたのですよ。

そうしたらねえ貴方、温かいし、もちろん雨に濡れないし、快適そのものでございました。日差しの強い暑い日には、白いスカーフをふんわりと被ればとっても快適なんです。

そして、暑くなってスカーフが不快になれば、イスラム教徒ではないんですから取っちゃえばいいわけだしね。スカーフを被っている人はとても多いので、誰にもジロジロ見られませんよ。

いいわあ、スカーフ!

ただし、おしゃれに見えるように被るのは、なかなか難しいです。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月26日

非難部屋が仕事部屋に

広い自分の部屋を持ちながら、部屋には勉強用テーブルも入れてやっているのに、自分の部屋では勉強したくないという娘は、ハイスクール時代、特に勉強が大変だった11年生と12年生の2年間は、家族が食事をするためのダイニングテーブルを勉強机にしていたために、私達家族はしょっちゅうソファで食事をしていました。

さて、無事に大学生になり、予定では資格をとるまでに6年を要するそうですが、これからもダイニングテーブルで勉強すると言っていたのに、金曜日にあっと驚く発言が飛び出しました。

「カイ(うちの息子)が使っている部屋のねえ、テレビを置いているところに私の勉強エリアを作りたいんだけど、どう思う?」
「カイと同じ部屋では勉強できないと言ってたじゃないの?」
「ううん...」
「カイと同じ部屋でいいの」
「ううん...」

そうかあ、じゃあ… というわけで部屋のレイアウト変更を考えたんですが、テレビ台を動かすのも大変だけど、動かしたテレビ台を新たに置く場所がないし、そこに勉強エリアを作るには本棚も動かさなければなりません。

図書館並みの蔵書数を誇る(ちょっと大げさ)我が家の巨大本棚(全5つ)を動かすのは、大仕事ですよ。

その場所以外で勉強エリアを作れそうなのは、私の「睡眠部屋」(かつての名前は「非難部屋」)しかない。

しかし、そこを娘の勉強エリアにすると、お勉強している娘の後ろで「おやすみなさい」ってお母さんが寝るの? そりゃ無理でしょ。

じゃあ、私の仕事部屋を「睡眠部屋」に移して、仕事部屋の半分を(片方の半分はゴミ屋敷状態の夫のデスクと夫の持ち物で埋まっている)娘に使わせてあげるか...。

結局それが最善の方法であるとの結論に達しましたので、昨日引っ越しをしました。

ただし、私のデスクは重すぎるし大きすぎて、動かすには分解しないといけないので、娘の部屋においてあったIKEAのテーブルを持って下りて、「睡眠部屋」の半分が私の仕事部屋となりました。


この後ろ側にはベッドがあるのですよ。

「ああ、疲れたあ」と思ったら、すぐに横になって昼寝もできます。

これでもう、仕事部屋のゴミ屋敷問題からは開放されました。好きなだけ片付けて、好きなだけ飾り付けて、自分だけのスペースを作れるんですからね、

サイコーよ!

一方娘も、静かで気が散らない部屋で、明日から始まる大学の講義の準備に余念がない。デスクのすぐ横にはプリンターもあって、オフィス用品一式(以上)が全て揃っていますしね、これまたサイコーよ!

息子にしても、仕事スペースもゲームTVスペースも狭くなること無く、広い一室を自分の好きなように使えて、ほっと安心。

もっと早く、こうすればよかったです。

お出かけから帰ってきて初めてこの話を聞き、家の中のレイアウト変更(特にかつての「非難部屋」の変身ぶり)を目にして、夫の反応は、

...(無言)

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月25日

悲しいガレージ

我が家の約三分の一はガレージです。大げさじゃなくて、本当に小さい家一軒分の大きさがあるのですよ。車は四台入りますし、屋根が高い部分には二階があって、大量の収納が可能です。

うちの夫がこの家に住みたかったのは、まさにこの巨大ガレージが気に入ったから。

しかし、引っ越して来たその日以来、このガレージはゴミ屋敷状態です。

あまりにも多くの不用品がありすぎる!

うちの夫は、片付けない(片付けができない)ヒトなのです。

片付けない夫は、道具でも何でも必要になった時にそれを見つけられないので、新しいのを買う傾向がありますし、道具が大好きな人間が道具を売る店に勤めているのですから、ついつい買っちゃう。こうして、モノは増え続けるわけです。

また、「いつか何かに使えるかもしれない」と、モノを捨てられないヒトでもあります。

さらに、夫は「人助け」を愛する人間ですから、友人知人の引っ越しや大片付けの手伝いに行くたびに、モノをもらって帰って来ます。壊れているから使えないけど捨てるにはもったいないという状態のモノは、直さないならただのゴミ。

夫が懇意にしている老夫婦が引っ越した際には、不用品をゴミ処理場まで運んで廃棄するにはお金時間もかかるために、「ボクが後で廃棄しておいてあげますよ」ということなのでしょう、大量の廃棄物を我が家のガレージに運び込んだし。

物を処分しないまま、それらを収納するための箱やら棚やらを購入し、ガレージはどんどん狭くなり足の踏み場もなくなりました。

確かに通常のごみ収集容器に入らないような粗大ごみを処分するには、お金がかかります。でもね、

何とかしたいのよ、私は!

私は片付けられるヒトです。整理整頓は得意です。不用品を捨てることも非常に得意なんです。

私に片付けをさせてよ...。


ところで、

モノを処分したい人がいて、誰ももらってくれる人がいないと、モノを処分したい人を助けるためにもらってあげる親切な夫がもらって来るのはガラクタにとどまりません。

ライオンズクラブや仕事先のイベントなどで、BBQなどした後に残ったソースやソーセージやパンやプラスチックコップや紙皿やナイロン袋や、そうした諸諸の何でもかんでもも持って帰ります。

先日のツールショップのイベントの後には、大きな袋いっぱいのソーセージ(グルメ系ではない安い系ソーセージ)を持って帰ったし。誰が食べるんだよ、その健康に良くないソーセージ!

現在、我が家の冷凍庫はソーセージだらけです。

持って帰った大量のソーセージを切り離して、数本ずつ小袋に詰めて冷凍庫に入れたのは、ソーセージを持って帰った夫ではありませんよ。

後始末をするのはいつも私。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月24日

バスで行くから大丈夫

昨日から久しぶりに仕事に追われている私です。仕事が忙しいということは、Macの前に座りっぱなしということですので、すでに腰に来ているんですけど。

まあね、近頃は確かに座っている時間が長いのは事実。

電車の中でも座っているし(娘の通学の付き添い)、運転中も座っているし、家で仕事をしている時には絶対に座っているし。(電車の中では座らずに立っているという選択肢もあるのですがね。)

早速仕事に取り掛かりましたところへ、2階から下りてきた娘が言いました。

「ああ、お母さん。私ね、今日出かけるから。友達とキョート・カフェで会うの」

「キョート・カフェ」というのは、リングウッド(Ringwood)のイーストランド・ショッピングセンター横のタウンスクエアを囲むように並ぶ飲食店の一つで、和風の料理や抹茶ドリンクなどを出すカフェレストランです。

(ああ、送り迎えね...)

と、思ったお母さんに、娘が言いました。

「バスで行くから、大丈夫よ」

なんという、普通の会話!

そして、ご存知でない方には分かるまい、この普通の会話が意味することを!

具合が悪くなって以来、一人でバスに乗れたことが一度もない娘が、ここ数日、大学からの帰りは一人で電車に乗って帰ってくるという困難に耐えている娘が、今日一人でバスに乗って友だちに会いに行くと言ったんですよ!

「そうなの、じゃあお母さんが送っていかなくていいのね」(ごく普通の感じで)
「うん、大丈夫」

号泣です!

もしかしたら、一人で通学できるようになる日も近いかもしれないです。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月23日

夏の終わりの野菜畑

今朝もメルボルンまで行ってきました。家を出てから帰ってくるまで2時間でした。今朝は、メルボルン・セントラル駅から出ませんでしたからね。

改札口の所で娘が「ここからは一人で行ける」と言うのでね、私はまたプラットホームまで下りて、すぐにやって来た電車に飛び乗って帰ってきましたから、早かったの。

さて、今日はこれから翻訳の仕事です。

本当はこんなブログを書いていないですぐに仕事に取り掛かるべきなんだけど、1時頃には、またミッチャム駅まで娘を迎えに行かなくちゃいけないし、午後には息子をアルバイト先に(仕事ではないのに)送っていかなくちゃあいけないし、なかなか仕事に集中するのが大変です。

ところで、2月ももうすぐ終わりですね。

暑い日はまだまだあるでしょうが、一応夏は終わりに近づいているのですから嬉しいです。

オーストラリアの夏の暑い日はとにかく暑過ぎるので、暑い日には外に出たくない私には、畑の日覆いや水やりなどが大変すぎるので、新たに苗を植えたり種を撒いたりしませんでした。野菜を育てるのを楽しめる季節じゃないですからね。

ところが、ロケットを植えていた場所には、こぼれ落ちた種から生えてきたのであろうロケットが、現在狂った様に生えて来ております。

大きくなったのから抜いて、炒めたり和え物にしたりして食べていますが、すごい勢いで大きくなっています。(種は容器いっぱい集めて秋の種蒔きに備えたんですが、こんなにこぼれていたんだわ。


それからですね、切った草や掻き集めた落ち葉を砕いたのや燃やした木の灰などを積んでおいた場所から、どういうわけかカボチャが生えてきまして、どんどん大きく育ってきたので、周りに石などを並べて畑っぽくしてみました。


3月になったら、いくらなんでも40度超えの猛暑の日はもう無いでしょうし、雨ももう少しは降るでしょうから、少し種を蒔く予定です。

経験から言いますと、ネギとケールとほうれん草は絶対にお得です。種代の元を取ってさらに余りある収穫が簡単に得られますのでね。

それから、シソの種も買いましたので、畑じゃなくて庭のどこかに撒いてみます。青ジソと紫色のシソと片面が緑で裏面が紫のシソの種を買いました。庭の一角にシソがいっぱい茂るようにしたいんです。楽しみだなあ!

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月22日

イベントのことや電車のことや

本日4時から、うちの夫が勤めるツールショップ、トータルツールズ・ミッチャム店(Total Tools MItcham)の一晩限りのイベントがございます。

本来は、ミッチャム店で商品をご購入になった方のうち、顧客リストに登録されている方々をご招待しての「インサイダーナイト」というイベントなんですが、どなたでもお越しいただけます。

飲み物食べ物も出るそうで、今朝からあれを持って来い、これを買って来いと、アウトサイダーの私に電話をしてくる夫です。私も忙しいのですから、いい加減にしてください。

とにかく、電動工具、手工具、ガーデニング道具など、道具やツール、ハードウェアご購入をお考えの皆様は絶好のチャンスですので、是非お越しください。見に行くだけでも楽しいかも。


うちの息子も応援アルバイトの予定になっています。

一方、私はと言いますと、今日も朝からメルボルン・セントラル駅まで一往復してきました。娘が、昨日の夕方、メルボルン大学からの帰りに夕方のラッシュアワーで超満員電車に乗らざるを得ず、パニック発作寸前になったんだそうで、今朝は行く前から不安レベルがアップしていました。

ですから、今朝もお母さんは娘と一緒に電車に乗って、一緒に座って、「ここからは一人で大丈夫」という所まで行って来たのです。


朝のメルボルン・セントラル駅にも慣れてきました。


娘がスマートフォンを取り出して、時間を計りながら呼吸エクササイズを始めると、パニック発作が来そうだということなんですが、今朝も何度かやっていました。

子供の頃からお世話になっている心理カウンセラーの Kirsten Chalmers さんから教わった、血中酸素のレベルを下げてパニック発作を防ぐエクササイズです。このエクササイズのおかげで、何とか電車に乗れているのです。

いつか娘が「お母さん、今日は一人で行くよ」と言ってくれる日が来るのを楽しみに、それまでは一緒に通学する覚悟です。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月21日

一人で電車に乗って帰ってきた

ハイ、もう皆様、タイトル通りでございまして、昨日はほんとうに嬉しくてですね、お赤飯でも炊きたい気分でした。

ついに娘が一人でトラムと電車に乗って、メルボルン大学からミッチャム駅まで帰って来ることができたんです。ミッチャム駅から我が家までのバスはないので、駅まで迎えに行かなくてはなりませんけど、それは問題無いんです。

「良かったねえ!一人で帰って来れたねえ!ああ、オリエンテーションも終わったし、やれやれだねえ!」
「お母さん、オリエンテーションは終わってないのよ。今日がオリエンテーション・ウイークの第一日目!」
「ええっ、じゃあ明日もあるの?」
「あるよ、来週の火曜日まで」

そういう情報は最初から教えて下さい。

娘の話によりますと、オリエンテーション・ウイーク期間中には幾つものレクチャーが予定されておりまして、学生は自分で聴講したいレクチャーを選んでスケジュールを作るのだそうです。娘が選んだレクチャーの最後のは、来週の火曜日だそうです。

「じゃあねえ、明日はどうする?一人で行ってみる?」
「う〜ん、行きはまだ一人ではとても行けないと思う」

そうですか。いいのよ、お母さんが一緒に行ってあげます。無理してパニック発作が起きたら困りますからね。

というわけでして、今朝も行ってきました。

でもメルボルン・セントラル駅まで。そこからは一人で行けそうだというので、メルボルン・セントラル駅の上まで上がって、例の大きな仕掛け時計の下で「行ってらっしゃい」をしました。

帰りは一人で帰るそうです。

ここ数日で大進歩です。(涙)

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月20日

初めてのラッシュアワー

昨晩、娘が「明日はオリエンテーションがあるから、朝のラッシュアワーに大学に行かなくちゃいけない」と言ったのは、私が便秘薬を飲んだ後でした。

「しまった!」

と思っても、飲んだ薬を取り出すこともできず、そのことを絶対に娘に話してはいけませんから誰にも言わず、心のなかでひどく心配しながら家を出たのは朝8時前。

オリエンテーションは10時からだったんですよ。しかし、これまでラッシュアワーに電車に乗る練習は一度もできていなかったので、一体無事にメルボルンまで行けるのかどうか分からなかったのです。

もしもの時には、途中で降りて休憩し気持ちを落ち着ける必要がありますし、たっぷりと時間の余裕を持っていくようにとの夫からのアドバイスで。お母さんのおトイレ休憩も必要かもしれないしね。何しろ便秘薬を飲んでいたので。

今朝は雨でした。

ミッチャム駅のプラットホームは、今までに見たこともないほどの人、人、人。

幸運にも座ることができましたので、娘はすぐに本を出して読み始め、一度も目を上げませんでした。上げなかったのは正解でしたよ。どんどん乗客の数は増え続けてすし詰め状態になりましたからね。「東京の朝のラッシュアワーもかくや!」という感じでした。

いえいえ、大げさじゃなくて、メルボルンの電車事情は本当に酷いんです。

その話はまた今度...

とにかく一度も本から目を離さずにいるうちに、急行だった電車はあっという間にメルボルン・セントラル駅に着きました。30分もかからなかったです!

ですからね、オリエンテーションが始まるまで1時間以上の待ち時間がありました。カフェにでも寄ろうと私は提案したのですが、「水分は取りたくない」「どこにも寄りたくない」「でも1時間以上も待つのならどこへ行ったらいいのか分からない」娘は、だんだん不安になったのでしょう。

メルボルン・セントラル駅から大学までは、トラムで一人で行けると言っていたのに、「やっぱりお母さんついて来てください」ということで、私は結局メルボルン大学までついて行ったのです。

その後、一人でミッチャム駅まで電車で戻り、ちょっとした買い物をして、家に戻ったのはお昼前でした。

家を出てから約4時間ですよ。その間、一度もお腹はゴロリとも言わず。便秘薬が効かないタフなお腹に感謝。(泣)

今、お昼ご飯を食べて一息ついているところです。

オリエンテーションが終わるのは3時。どうしても一人で電車に乗れない場合は、私がメルボルン・セントラル駅まで迎えに行かなくてはなりません。どうぞ、一人で帰れますように。

でもね、昨年末に練習を初めて以来、バスでも電車でも、まだ一人で乗れたことはないんです。心配ですけど、祈るしかない!

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月19日

クロコダイル・ハンターの息子

かつて世界で最も有名なオーストラリア人と言われていた「クロコダイル・ハンター」ことスティーブ・アーウィン(Steve Irwin)さんが、クイーンズランド州のグレート・バリア・リーフでドキュメンタリー番組収録中に、アカエイに胸を刺されて死亡した事故から、もう11年近くになります。

彼は、まだ44歳でした。


スティーブ・アーウィンさんには二人の子供がいて、娘のビンディーさんは当時すでにテレビや家族が経営するオーストラリア動物園で活躍していましたが、息子のローバートくんはまだ赤ちゃんと言ってもいいくらい。お父さんの記憶はないんだそうです。

ロバート・アーウィンくん

このロバートくんですが、その後スティーブ・アーウィンさんそっくりに成長し、見た目もそっくりだけど、動物への愛情や情熱がほとばしり出る話し方もお父さんそっくりで、オーストラリア国内ではテレビなどにも登場するようになっていました。

このロバートくんが、お母さんの出身国であるアメリカでもTVデビューというニュースがありました。ジミー・ファロン司会の人気番組「The Tonight Show」です。


大きくなりましたね。現在13歳だそうです。

応援していますよ!

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月18日

精神科医とフェスツール

電動工具界のメルセデス・ベンツとして有名なドイツ製電動工具「フェスツール」とは、私が言っているだけですが、実際「フェスツール」製品に勝る電動工具はないと思うんです。


私は某電動工具メーカーの取扱説明書などを翻訳する仕事をしていますが、新商品が出るたびに思うんですよ、

「これってフェスツールのパクリじゃないの?」

「ここまでパクって恥ずかしくないのか?」って。

フェスツールのパクリ商品は、他のメーカーからもたくさん出ていますけどね、機能性・品質・デザインなど、どうしたってオリジナルには及ばないのです。

フェスツールの電動工具には、木工、自動車、塗装関係の製品があって、ユーザーの立場で開発された使いやすく安全な電動工具とそれらとシステムで使用する道具やアクセサリー製品がそろっています。

うちの夫がかつてフェスツールに勤めていたので、私も結構詳しかったりするんです。私が実際に使ったことがあるのはドリルだけですから製品知識はしれていますけど、何がいいってねえ貴方、静かだし、クリーンだし、片付けやすいのよ!

片付けやすいってことは、持ち運びにも苦労しないってことで、ユーザーが「ここがこうだったらいいのに...」と思うことが、製品開発に完全に生かされているわけです。


それはともかく... 

うちの夫が勤めるトータルツールズ(Total Tools)ミッチャム店は、メルボルン東側地区にお住まいの方がフェスツールをご購入になるには最適な場所です。なにしろうちの夫が(スティーブ)がいますから。

口コミで、フェスツールを買うならトータルツールズ(Total Tools)ミッチャム店に行けという評判が広がっているようで、スティーブもますます勉強に余念がありません。

昨日の朝は、精神科医の診察があって(夫は双極性障害2型の「うつ」で昨年数ヶ月に渡り無職となったんです)、フェスツールの話になったんですって。そして、診察の最中に、もう少しでフェスツールを売るところだったと言っていました。

精神科医の先生、近いうちにお店にいらっしゃるんではないでしょうか。

うちの夫のことだから、その先生のお家まで行って、ご購入いただいたフェスルール製品の使い方レッスンまでしそうだな。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月17日

二進一退を繰り返しつつ

「一進一退」ではないと思っています。実際は「二進」とまで行っていなくても「一進」よりは行ってると思うんです。それならば、差し引きゼロではないですから。

娘の話です。

その後も、電車に乗る練習は続けています。

次の課題は、お母さんとは別々の座席に座る、そして次は別々の車両に乗るなのですが、なかなかできません。

前々回の練習でパニック発作寸前になってしまったので、昨日の練習では行く前から不安度が上昇していたらしく、駅についてからの様子がおかしいと思ったら「It's gonna be a bad day(今日はうまくいかなさそう)」と言い始めて...。

電車は大変空いていましたので、せめて向かい合わせの別の席に座ろうとしたら「うううっ」と呻くんですよ。結局、ガラ空きの車両の端っこの席に二人ひっついて座りました。

午後だったので電車はフリンダース駅で止まり、そこからトラムに乗る練習をしましたが、天気も良かったせいか駅周辺は大変な人手で大混雑しており、それも良くなかったか。

帰りの電車では、相当苦しかったようです。

苦しかった経験というのは、次の回に大きく影響しますから大変ですが、大混雑の中でも何とか頑張れたというように考えましょう。しかしねえ、実を言えば、娘が具合が悪くなるとお母さんも平気ではいられないのですからね、次の練習までに2〜3日の休養が必要です。

再来週から大学のセメスターが始まります。本当の正直な気持ちとしては、何とかそれまでに一人で大学に通えるようになってほしかったのですけど、もう覚悟を決めなくてはいけません。

通学に付き添わざるを得なくなると、一往復に約2時間かかりますからね、しばらくは仕事どころではありませんが、収入よりも娘の方が大事。いつかは一人で通えるようになるはずなんだから。

ところで、こういうのはダメなのかと考えているんですが、どうでしょうか?

いや、冗談じゃなくて。

Facetime を使えば簡単です。電車の中でも教室の中でも、お母さんはいつでも一緒に居られます。娘は笑っていましたけど。


お帰りの前に1クリック を!



2017年2月16日

料理研究家にならざるをえない暮らし

日本食材が手に入りにくい海外に住んでいる日本人で和食が好きな人は、概ねほとんどが料理研究家になっちゃうんじゃないでしょうかね。

とにかくですね、食べたくても手に入らない食べ物を、何とか食べたい!

そこから、研究生活が始まるのです。

かつて、私がメルボルンから遠く離れたヒールズビルの街からさらに離れた山の麓に住み始めた頃には、ちょっとお寿司を作ろうったって肝心の酢が手に入らなかったのです。

海苔なんてもちろん手に入らないんですけど、海苔はなくても寿司は作れる。ちらし寿司とか、押し寿司とかね。肝心なのは寿司飯ですよ。

ところが当時は米酢というものはどこにも売っていなくて、近くにアジア食料品店はなかったし、メルボルン在住日本人に有名な「すずらん」という日本食材店は家から片道2時間でしたしね。

思い出すなあ、一般オーストラリア人達が使う「ホワイトビネガー」なる酢で寿司を作ってみたこともあるのです。あれは不味かったわ...。(お寿司にはなりません。)

味噌汁にしてもね、出汁をどうするかという問題があってね、色々工夫したものです。

一番苦労したのは、甘い物ですね。和菓子とまでいかなくても、あんこ系の甘いものが食べたくなる時があるんです。しかしね、食べたかったら何でも自分で作るしか無かったんだから、あの頃は。

子供を妊娠中でつわりが酷かった時など、「もずくが食べたい」とか「ちくわが食べたい」とか「タクアンを食べさせてくれ」とか「どうしてもコンニャクの酢味噌和えを食べさせろ」とか、そういうのがあるんですけどね、無理なんです。

そういう時に、せめてその渇望を満足させるために研究するんですよ。(つわりが酷い時は無理だけどね。ああいう時はもう諦めきれないけど諦めるしかないというか...。)

何を隠そう、料理は不得意とは言わないまでも得意とまで言うほどのこともなかった私が、今や文字通りの料理研究家ですよ。この仕事から全く収入を得ていないのは残念なところですが、趣味で始めたレシピサイトも日々充実しておりますし、クックパッド(Cookpad)インターナショナル版にも投稿を始めましたせいで、写真を撮るためにしょっちゅう料理をしているんですから。

研究生活も長くなりましてね、もう大抵のものは自分で作れるようになっています。時々「すごいなあ私って」って、本当に思います。日本にずっと住んでいたら、決してこんなものを自分で作ろうとはしなかったであろうというものも普通に作っていますからね。

例えば、梅干しとか。

このブログをお読みの貴方も、もしかして料理研究家になっていらっしゃるんじゃない?

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月15日

バレンタインズデーと手打ちパスタ

うちの夫はすっかり忘れていたバレンタインズデーの昨日、実は私も忘れていたんだけど、皆様いかがお過ごしになりましたか。

我が家では、一人だけ忘れていなかった娘のサチが、お父さんとお母さんのために手打ちパスタ(フェットチーネ)を作って、ムール貝のトマトソース煮を晩ご飯に作ってくれました。

パスタ作りは、お母さんも手伝いました。(おもに掃除!)



午前中は、例の電車に乗る練習。

ところがですね、一昨日より何もしないで毎日ゲーム三昧の息子に腹が立ってご機嫌が悪かったお母さんんのせいで、娘の精神状態は良くなかったんです。

やっぱりな...。

娘の精神状態の良し悪しに、お母さんの精神状態が大きく影響しているということがこれでハッキリしましたよ。

お母さんが家族の誰かにイライラして機嫌が悪くなると、たちまち娘の不安度が上昇するのです。お母さんが元気で機嫌がいいと娘も精神的に安定するのです。

どうしたらいいのよ!

とにかくコミュニケーションをしっかりとって、お互いに考えていること思っていることを伝え合い、不安を取り除くこと、現実的な解決策を講じること、それが重要かと思います。だってね、常に元気でご機嫌なんて難しいじゃないですか。

昨日は、行きの電車は別々の席に座り、帰りの電車は別々の車両に乗るという目標があったのに、結局パニック発作が起きそうになって、娘は私から離れられませんでした。途中で降りようとしたし。

電車の中で色々と論理的に話し合ううちに、娘の心も安定しましたけどね。

メルボルンから戻って、一緒に魚屋にムール貝を買いに行き、ワインも買って、晩ご飯はご馳走でした。

こういう気遣いをする娘です。お母さんを喜ばせるために何かしたいというのがひしひしと伝わります。娘の心の病気のもともとの原因は、私にあるんだろうと思いますからね、親として責任を感じます。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月14日

何もしない男に怒る

先日、娘と二人で映画「ヒドゥン・フィギュアズ」を見に行った時、夫と息子の晩ご飯を作ってから行こうかとも思ったのだけど、一日中ゲームをしている息子にあきれてそれはやめたんです。

「カイ、お母さんとサチは映画を見に行くから、お父さんとカイの分の晩ご飯はアンタが作りなさいよ!」
「ハ〜イ」

そして夜、家に帰ると夫と息子は馬鹿馬鹿しいYouTube動画をテレビのスクリーンで見ながらトーストを食べていました。

「どうしたの、晩ご飯作らなかったの?」
「お母さん、あるものを食べろって言ったじゃん」
「アンタが晩ご飯を作れって言ったのよ」
「いや、そんなことは聞いてない!」

そこですかさず娘が言いました。「いや、お母さんはちゃんと晩ご飯を作れと言ったわよ!」

まあどうでもいいんだけど、仕事から帰って晩ご飯がトーストというのは、夫に申し訳なかったわ。

うちの息子はこんなんです。何もしないの。

いやいや、何もしないは言いすぎか。毎週のゴミ出しは息子の仕事ということになっているからな。

しかし、ゴミ出し以外は何もしないの。

うちの夫も似たようなもので、数週間に一度、草切りをするけどそれ以外は何もしない。

ただし、私が家で仕事をしているせいで、仕事が無い時は主婦同然なわけだから、家事は私がするのが当たり前という意識があるため、しようがないかとも思うのだけどね。

それにしてもあまりにも何もしない。そんな父親を見て育ったせいか、息子も父親そっくりで何もしない。いつかこの家を出て一人暮らしを始める時が来たら、生活力ゼロと言っても過言ではないですから。

先日、熱心にストーリーを書いたり絵を描いたりしていたのは二日ほどのことで、あれは友人達と一緒に制作予定のアニメプロジェクト用のマテリアルだったようです。しかし、友人達はそれぞれアルバイトや仕事で忙しく、週末に予定しているミーティングが延期に次ぐ延期。

「友達を当てにせずに一人でアニメ制作を始めろ」と、お母さんは励ましているんだけどね、どうも一人ではやる気がでないらしい。

そして、毎日毎日ゲームとアニメ視聴に明け暮れているわけです。まさにニート(若年無業者)の暮らしですよ。

昨夜は、晩ご飯を食べた後、片付けもせずに映画を見ていたから、お母さんは頭にきてしまった!

何もしないでニート暮らしなんて許しませんよ。せめて家事手伝いをやりなさい!


記事をアップしてから気づいたんですけど、今日は2月14日って、バレンタインデーじゃないですか!

「愛の日」に怒りの記事で皆さんのご気分を害してしまいましてスミマセン。

うちの夫も「愛の日」のことなどすっかり忘れていた、っていうか気にもしていないから話題にもならなかったですね。

実は私、昨日は「小麦粉なしチョコレートアーモンドケーキ」を焼いたんです。レシピをウェブサイトに載せるための写真を撮ろうと思って。このレシピね、超簡単なんですよ。

とにかく材料を計量するのが面倒だし、買った材料が中途半端に残るのも嫌で作り始めたレシピなんです。チョコレート1枚、バター半分、アーモンドミール1袋、砂糖は半カップ、卵4個で作るんです。

簡単で美味しいから作ってみてね。レシピはこちら

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月13日

寒いメルボルンと森林火災

昨日の朝は気温が10度近くまで下がり、前の晩に窓を開けていたせいで家の中は寒いのなんの。

お昼頃になっても寒いままで、暖炉に薪をくべようかと思ったほどでした。午後になって眠くなった時、いつものようにソファに横になってちょっとお昼寝というには寒すぎるから、ベッドで布団にくるまって昼寝をしたら4時頃まで寝てしまったという...。

目が覚めた時にはお日様が出ていて少し暖かく感じましたが、それでもやっぱり寒いので長袖の上着は必要でした。

メルボルン(の東外側の丘陵田舎地域)では、このような夏とは思えない寒さであったというのに、ニュー・サウス・ウェールズ州の一部地域では気温が連日40度を超えており、昨日は森林火災の危険上史上最悪の天候となったそうです。

高温、乾燥・強風という3つの条件が悪く重なると、大惨事が発生する可能性が生じます。2009年2月7日、ヴィクトリア州で大規模森林火災が発生した「ブラック・サタデー」の日がそうでした。173人もの人が亡くなったあの大惨事。昨日のニュー・サウス・ウェールズ州の天候は、あの「ブラック・サタデー」の日より悪かったという話も聞きました。

このような森林火災の危険日には、一部の悪質放火犯達の心はウズウズしちゃうらしいです。

オーストラリアで発生する森林火災の多くが、放火によるものであることは良く知られた事実ですが、「ブラック・サタデー」でも放火によって始まった火災で家を失ったり亡くなった方がいらっしゃるのです。

もちろん警察は放火犯を見張っていますよ。しかし、オーストラリアは広いし、全ての放火犯を常時見張るなんてできませんしね。

ニュー・サウス・ウェールズ州の森林火災は、現在も続いており被害も出ているようです。

メルボルンは今日もとても寒いです。ヴィクトリア州北部でも気温は低めです。そのもう少し北のニュー・サウス・ウェールズ州の一部で気温47度を超えているとか、信じがたいです。

早くクールチェンジが来て、火災が消火されることを祈ります。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月12日

映画「ヒドゥン・フィギュアズ」

昨日の午後、娘と二人で映画「ヒドゥン・フィギュアズ」を見てきました。この映画のことを知ってからずっと見たいと思っていたのです。


アメリカ国内で人種差別がまだまだ深刻な社会問題であった50年代から60年代、NASAで黒人女性達が働いていたことは、しかもマーキュリー計画(さらにはその後のアポロ計画やスペースシャトル)の成功に大きな貢献をした黒人女性達がいたことは、ほとんど知られていなかったと思います。

彼女たちが、偏見や差別と戦いながら、世界の科学史に残るNASAの偉業達成に貢献した事実を、重たくならず時にはコミカルに、非常に心が温まる雰囲気で描いているのがこの映画です。

わざわざ映画館に、最近は安くないチケット代(大人22ドル)を払って見に行った理由は、うちの娘です。娘もこの映画を見たいと思っていたのですけど、パニック障害のために映画館に行くなど無理な話でしたから。

でもね、少しずつ良くなって、昨日は映画を楽しむ事ができたのです。

中心人物3人の一人ドロシー・ヴォーンを演じたオクタヴィア・スペンサーは、オスカーを受賞した映画「HELP」以来のファンなので、特に良かったです。もちろん、主演の数学の天才キャサリン・ジョンソン役タラジ・ヘンソンも、エンジニアのメアリー・ジャクソン役ジャネール・モネイも、非常に良い演技でした。ご存知ケビン・コスナーもいい役でしたし、「ビック・バン・セオリー」のシェルドンのイメージが強すぎるジム・パーソンズも、シェルドンイメージとは全く異なる演技で良かったですよ。


映画を見終わった後、彼女たちの業績を知って感心し、また人種差別や偏見のある社会が変わってきたことに安心し、温かい気持ちになる映画です。

おすすめです!

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月11日

まだ一人では乗れない

電車に乗る練習を始めたうちの娘ですが、乗るたびに少しずつ楽になってきています。

乗る練習というのは本当に乗るだけで、せっかくメルボルンまで行くのだから何かしてくればいいのでしょうが、メルボルンでしたいことというのが特に無いのは残念なところ。

最寄りのミッチャム駅から電車に乗り、メルボルン・セントラル駅あるいはフリンダーズ駅まで行って、おトイレに寄ってから帰ってくるだけです。

昨日は、とてもリラックスしているように見えたので、今後の一人で乗る練習のために別々の車両に乗ることを提案したのですが、娘の返事は、

「えっ...(無言)」

別々の車両に乗るというのは、まだ無理なようです。それなのに、今度は同じ車両内でも別々の場所に座ることを提案するお母さん。

娘の返事は、

「あぁ...(無言)」

そこまで真剣に考えないと決断できないというのは、精神的に難しいということですよね。

「いいのよ、まだ無理なら一緒に座ろう。一緒に座って本を読んでいなさい」

ところが、娘は帰りの電車では本を読まず、時々窓の外に目をやりながらお母さんとお喋りをしたのでした。これも大進歩なんですよ。

しかも、家に帰る前にミッチャム駅近くにある韓国食材店に寄ろうと言い出したんです。

行くことができなくなっていた場所に、少しずつ行けるようになってきて、バスにも電車にも乗れるようになってきて、練習はまだまだ必要ですが、回復へ向けて日々前進しております!

今はまだお母さんが一緒でないと無理なんだけどね。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月10日

ケールのお料理いろいろ

畑のケールは、種をまいたのが昨年の3月下旬。このブログを読むと、イースター休みに種を蒔いたようです。それから、もう10ヶ月以上食べ続けておりますので、1袋の種が3ドルくらいだったとして、十分過ぎるほどに元はとれましたね!

最初のうちは、柔らかい小さな葉っぱを摘んで、同じ畑で元気に育つほうれん草やロケットと一緒にサラダにして食べていましたが、ほうれん草もロケットもとっくに種ができて枯れました。(こぼれ落ちた種から育ち始めていますが。)

ケールだけは花もまだ咲かず、摘んでも摘んでも新しい葉っぱが育って嬉しい限りなんですが、流石に生で食べられそうな柔らかい葉っぱは少なくて、ほとんどはゴワゴワと硬い葉っぱです。

ケールの生臭い匂いも強烈なゴワゴワの葉っぱを、どうやってい食べているのか、今日はレシピの紹介です。

一つ目は「ピーナツバタードレッシングのケールサラダ」です。娘が作ってくれたサラダのお母さん版です。ゴワゴワの葉っぱを生でそのまま食べます。ただし細く千切りにします。ドレッシングは、三杯酢にピーナツバターを加えたもので、ラー油をたっぷりかけるのでピリ辛です。ケールのあの生臭い匂いと甘酸っぱい三杯酢の匂いとピーナツの匂いが混ざった「びみょ~」な香りで、しかもゴワゴワのケールは生ですし、大丈夫なのかと心配な感じのサラダですが、とても美味しいのですよ。

ケールが嫌いな家の夫や息子も食べます。レシピはこちら



次は、私が現在ハマっている「ケールのニンニク胡麻和え」です。熱湯をかけて生臭さを取り除き、柔らかくなったケールは、ナムル風の味付けで何にでも合うのです。レシピはこちら


これにスモークサーモンを和えてご飯に乗せたら、あっという間に「ケールのニンニク胡麻和え&スモークサーモン丼」です。


サーモンだけじゃなくて、豆腐やチキンなど何と和えても美味しいです。

さて、もう一つは、これを考えついて「私って天才かも!」と思ったら、すでにこういうのをウェブサイトに載せている人を見つけたので、皆さんも作ったことがおありかもしれませんが、「ケールのお好み焼き」です。


ケールという野菜はキャベツの仲間ですから、匂いもキャベツ系ですよね。それならキャベツの代わりにお好み焼きに入れたらどうかと思って作ったわけですが、これがねえ貴方、キャベツで作るより美味しいですよ。

そして、ケールの栄養もしっかり取れるというわけですから、超おすすめです。

お好み焼きのレシピなんて必要ないでしょうけど、一応こちら

最後は、最近流行していたらしい「ケールチップス」です。

洗ってよく水気を取ったケールに、油を少しかけて塩を少し振り、ガッサガッサと混ぜてから、180度くらいのオーブンで10分ほど焼いたもの。


私はごま油を使ってみました。

吹けば飛ぶような、海苔よりも薄いチップスです。一応サクサクにはなりますが、「なんでこれが流行っていたんですか?」というような食べ物です。

でも、子供は喜んで食べそうですね。レシピなんてものはありません。ただ焼けばいいんです。

栄養たっぷりのケールですが、匂いと食感のせいで嫌いだという人も多いのですけど、料理次第ではうちの男たちのようにモリモリ食べてくれますし、作ってみてね。


お帰りの前に1クリック を!



2017年2月9日

夏よ早く終われ

寝苦しい熱帯夜明けの朝です。

我が家の蒸発冷却式クーラーは、昼間に使うと湿度が激しく上昇し、涼しいどころか蒸し暑くなるだけなので役に立たないのですが、夜は効果的です。

メルボルンでは、冷房が必要なような暑い日は基本的に乾燥しているので、少々湿度が上がっても涼しくなってくれたらそれだけで耐えられます。気温がある程度下がれば、湿度問題は扇風機でしのげるのでね。

それはともかく...

本日は再び猛暑の予報で、最高気温は39度だそうです。こういう日には、暑いのが苦手なうちの娘もお母さんも外出を避けたい人達なので、電車の練習もバスの練習もなし!

実は、昨日の水曜日も暑かったので電車の練習には行かなかったのですけど、昨日はメルボルン大学1年目の学生が勉強したい科目の登録がおこなえる日だったので、それを優先したいということだったのです。

うちの夫と相談しながら科目を選び、オンラインで履修登録をおこなうはずだったのに、朝コミュニティー活動で出かけた夫が帰ってこない!

何と午後になってやっと帰宅した夫。コミュニティーハウスで家具の組み立てのお手伝いをしていたんだそうです。思ったよりもたくさん家具があって時間が取られたと。

「なんでもいい、早く履修登録をしましょう」と、オンラインで登録を始めたところ、心理学を勉強したい娘の最重要科目である「心理学」のクラスがもう一杯になっていて登録不可になっておりました。

それってどういうことよ?

来週、2回目の履修登録のチャンスがあるそうですが、登録できないと大変に困ることになります。2回目も漏れてしまったら、ちょっと大学に掛け合わないといけないのかしら。

「心理学」は人気科目だそうですが、人気科目ならクラス数を増やすとかねえ、何か対策を取ってもらいたい。さて、どうなるのでしょうか。

娘は、先日電車とトラムで大学まで行けましたので、まだまだ練習が必要とは言え大変安堵しておりまして、頭の中はすでに勉強モードです。

息子も絵を描いています。ポートフォリオを充実させて、早く良い仕事を見つけて欲しいもんです。

猛暑の今日、ニュー・サウス・ウェールズ州のある所では、最高気温40度で湿度100%の予報が出ております。それに比べりゃ、乾燥しているだけマシなメルボルンですが、乾燥しているからこそ火災が心配なんですよ。

ちなみに、クイーンズランド州内陸部の街バーズビル(Birdsville)は、今年に入って最高気温が40度を下回ったのは5日しかないんですって。今日からの1週間予報でも毎日40度超え。


バーズビルの警察官が、警察車のボンネットの上で卵を焼いて見せてくれます。これほど暑いということで。



皆さんも良い一日を。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月8日

電車に乗れたよ

朝から緊張感が張り詰める我が家でした。

夫が仕事が休みの昨日、ついに娘が電車に乗る練習を始める予定だったのです。

バスの練習第1回目の時は、いつパニック発作が起きそうになってバスを降りても助けられるように、夫が車でバスの後をついて来るという手はずにしたんですが、今回も同じようにしてほしいという娘のリクエスト。

といっても、車で電車の後ろをついて来ることはできませんので、線路と平行について来て、助けが必要になったら電話で伝え、電車を降りた駅でピックアップしてもらうという手はずでした。

もうね、娘の顔は緊張で歪んでいるんですよ。そういうのを見てしまうと、それだけでお母さんの心臓はバクバクするはずでしたが、薬のせいかへっちゃらでした。不思議よねえ。

それはともかく...

娘がメルボルンに行く際に利用することになるのは、ミッチャムという駅ですから、まず、その駅まで夫運転の車で送ってもらいました。電車が空いている10時過ぎという時間帯を選んで行きました。

お母さんは娘の緊張をほぐそうとお喋りに努めまして、駅に到着した後も喋る喋る!(これは、二日前だと無理だったわよ!)

そして、ついに電車がやって来て乗り込みました。目標はミッチャム駅から4つ目のボックスヒル駅。

娘は、すぐに本を取り出して読書に没頭し、窓の外さえ見ようとしません。話しかけると嫌がるので、お母さんも黙ったまま。そして、あっという間にボックスヒル駅に到着。

「どうする?ここで下りる?」
「もう少し行ってみる」

ところが、ボックスヒル駅を過ぎて気づいたんですが、何ということか電車は急行だったのです。各駅停車に乗る予定だったのに。

娘は大丈夫か!

ああ、分からない人には分かるまい。どの駅でもすぐに降りられるという安心感が必要だったのですよ。急行だといくつもの駅を止まらないで通過しちゃうでしょ。それが不安発作を呼ぶのです。いざという時に降りられないから。

しかし、あれよあれよという間にキャンバーウェル駅に到着。

「どうする?このままメルボルンまで行く?」
「うん行ってみる」

その後も、娘は本から目を離しません。窓の景色や他の乗客に視線を動かすこともありません。

冷房の効きすぎで寒くなったお母さんが、娘に擦り寄って身体をくっつけたのも良かったかも。私達二人は抱き合うようにくっついて(だって本当に寒かったのよ)、無事、メルボルン・セントラル駅に到着したのでした。

来れたじゃん、1回目で!

ああ、よかった。

夫に電話をすると、すでにメルボルン大学の近くまでやって来ていました。

娘と私は、その後トラムでメルボルン大学まで行く練習をし、どうやらトラムは不安を感じないようなので安心し、再びメルボルン・セントラルに戻って、せっかくだからウインドウ・ショッピングを楽しみ、ランチも食べました。

帰りの電車は行きよりも随分楽だったようです。

ミッチャム駅からはバスがないので、リングウッド駅まで乗り、そこからバスで家に帰りました。オレンジ色のターバンも目に眩しいインド人運転手の荒い運転で、あっという間に車酔いのお母さんでしたが、黙って耐えました。

娘は、不安対策にバスの中でもずっと本を読んでおりましたが、途中からは本をバッグにしまい、窓の景色を眺めていたところを見ると、バスにもかなり慣れてきたようです。

こうして、娘はお母さんと一緒に公共交通機関を使ってメルボルン大学まで行って帰ることができたのでした。

良かったよお!

もっと楽に電車に乗れるようになったら、朝のラッシュアワーに乗る練習をします。それが出来るようになったら、いよいよ一人で乗る練習です。大学が始まる今月末までに、それができるようになるかどうかは分かりませんけど、もう後は時間の問題だと思います。

大丈夫、そのうち一人でどこへでも行けるようになります。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月7日

死ぬところだった

ほぼ1ヶ月ぶりに、娘の運転練習に付き添いました。

教習員として助手席に座る人は、随時指導したり指示したりという役割なはずですが、お母さんはですね「いつ心臓がバクバクし始めるだろうか」と、そればかりが心配で。

ただ、うちの夫から、娘の運転が非常に上達していることを聞いておりましたし、今後の課題は「滑らかに速度を落とすこと」と「駐車」であるとのことでしたから、通常の運転はもう大丈夫なのだろうと楽観的な気分で助手席に乗り込んだのでした。

確かに、この1ヶ月ほどで驚くほど上達していました。「スローダウン!」「ゆっくりよ~!」と叫び続ける必要などありませんでしたし、方向指示器の出し方もカーブの回り方も文句なし!

ですからね、お母さんの心臓もバクバクすることなく、そのうち窓の外の景色を眺めるゆとりまで出てくるほどだったんです。

途中で卵を買いに小さなスーパーに寄りまして、それからはリングウッドの北エリアをぐるぐる回りました。そして、やって来た運命のT字路。交通量の少ない時間帯でしたが、身を乗り出すように左右の安全確認をしていた娘。まさか、この時、右側の安全確認を怠っていたとは!

私は助手席側の左方向だけを確認したんです。そして発進! その瞬間、目の前を通り過ぎたピンクの車。

Shit! と叫ぶ娘! 固まるお母さん!

もう少し強くアクセルを踏んでいたら、ぶつかっていました。もしもぶつかっていたら、あの速度だと少なくとも運転席の娘は死んでいましたね。

左右の安全確認を忘れてはいけません!


その後、家に戻るまで、助手席側の手すりを掴む手に力が入りすぎて痺れるほどでした。ああ疲れた。

それでもね、一度も心臓はバクバクしなかったんです。

心臓がバクバクしなくなったのは昨日の朝からなんです。深呼吸もしなくなりました。薬の服用量を2倍にしたおかげかもしれません。

医者に相談せずに薬の服用量を勝手に変更するのは良くないのですよ。ただし、私はこの薬をかれこれ10年以上飲み続けておりまして、時々具合が悪化すると服用量を増やすように医者から言われてきたのです。

突然増やしたり減らしたりはしてはいけません。増やし方も減らし方も、医者に言われたとおりに。副作用の目眩が危険ですし。

さあて、今日はいよいよ電車の練習です。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月6日

久しぶりに聞く大轟音

久しぶりに良い雨が降りました。

辺り一帯乾燥しきってカラッカラでしたから、せめて野菜とハーブにだけは水やりを続けておりましたけど、今この仕事部屋から見える景色もしっとりと湿っていい感じ。

気温も例によって20度近く下がり、日本で言えば10月の雨の朝って感じです。(明日からはまた真夏に戻るんですけど。)

さて、久しぶりといえば、昨日「もう一つの久しぶり」がありました。

蒸し暑かった昨日の午後のことですが、居間で扇風機に当たりながら編み物をしていたところに、ライオンズクラブのイベントから帰って来た夫が、ソファに横になって昼寝を始めたのです。

最初は、こんな感じから始まりました。

んゴウォーッ、んゴウォーッ!

うわっすごい! でもね、娘の付き添いや運転教習もやってくれてるし、疲れてるのね」

ところが、そんなんで終わるはずがなかったのだった。

音量はどんどん大きくなり、ガギグゲゴ系からバビブベボ系、さらにブルブルブルンブルン系の轟音と化していきます。

うっへえ! 一体これは何デシベルくらい行ってるだろ?」

ところがところが、よほど疲れているのか、ブルブルブルンブルン系の轟音に達してからもさらにエスカレートして行ったんです。

ああ…、あの音を文字で表わせと言われても、それは無理だわ。

強いて言えば、怪獣の雄叫びブルブルブルンブルン系を混ぜて、途中にカギグゲゴ系バビブベボ系も取り混ぜながらジェットエンジン並み大音量にした感じ。

「無理〜!」

私は編み物をあきらめて、直ぐに仕事部屋に退散しました。

あの大轟音のすぐ隣で眠れる人がいたら、その人は耳鼻科へ行って聴力をチェックしてもらったほうが良いと思います。

久しぶりに聞いたけど、いやあすごかった。


何を隠そう、私はうちの夫と同じ部屋で寝ていません。

昨年、睡眠問題で辛い思いをいたしまして、って言うか私の睡眠問題はもう20年以上に及ぶのでして、ずっと眠れない日々が続いておりました。

ブログアーカイブで、昨年の2月あたりを見ていただくと、睡眠ホルモン剤に睡眠導入薬にと薬に頼りつつ、涙ぐましい努力をしていた頃のことをお読みいただけます。

まあね、眠れないのは精神的なものが一番の原因なんですが、隣で寝ている夫が部屋が震えるほどの大イビキを轟かすし、巨体をドシンドシンと動かして寝返るを打つからベッドがぐわんぐわんと揺れるし、遅くまで起きてiPadで動画を見たり夜中にiPhoneでゲームをしたりするし、睡眠が浅い私にとって夫と同じベッドで眠ることは睡眠確保の大障害になっていたのですよ。

睡眠問題解決への結論は「夫婦別寝室」でございました。

私達家族が住んでいるこの家の最も端っこの方にある使っていなかった部屋を「非難部屋」と称しまして、時々そこで寝るようになったのです。

この「静か・暗い・涼しい」と三拍子そろった非難部屋で寝るようになってからというもの、私の睡眠問題は完全に解消いたしまして、その後何度か自分のベッドで寝ようとしたこともあったのですが、自分のベッドだと隣には夫が寝ているんですからね、結果は火を見るよりも明らかというわけで

こうして非難部屋は、すっかり私の寝室ということになったのです。

いつか再び、また同じベッドで寝るしかなくなったらと思うと、私はマジで怖いです。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月5日

娘の自動車教習がすごいことに!

相変わらず深呼吸をせずにはいられない情緒不安定なお母さんは、昨日も朝から家事をするだけでやっとこさ。畑の野菜に水をやりながら「ハアハア」言っている自分が情けない。

アルバイトが入った息子を車で送って行かなくちゃあいけないのが苦痛で苦痛で。ああ、こんなことじゃあいけません。

何かしなくちゃ!

とは思うんだけど、何かする元気が湧いてこないのよ。

そんなお母さんを家に残し、うちの夫と娘は運転教習に出かけていきました。最近、ほぼ毎晩、夫は娘の運転の練習に付き合っております。

先日も記事に書きましたけど、オーストラリアには自動車教習所のような所はありませんので、決められた時間数の教習は有料の教習サービスを利用するか家族のうち運転免許を持っている成人が助手席に座って教習をおこなうことになります。(家族がやる場合には色々決まりがあります。)

有料教習サービスを利用するような経済的ゆとりがない我が家では、プロの教習員並みの技能と知識を有するらしいうちの夫が教習員です。私は2回ほどやってみて、あまりのサスペンスにギブアップしたんです。

さて、夫と娘ですが、お昼になっても帰ってこないのよ。

1時が過ぎ、2時が過ぎ、少し心配になりかけた頃、やっと帰宅いたしました。

私「遅かったわねえ。ずっと練習してたの?」
夫「そう、もう3時間くらいずっと運転していましたよ」
私「どこまで行ってきたのよ?」
夫「ええっと、まずは僕の車につける『Lマーク』のステッカーを買いに行って、それからホワイトホースロードを真っすぐ行って...

長たらしい説明を一応最後まで聞きましたらね、ナント娘が運転してですよ、

  1. メルボルン大学まで行ってカールトンで駐車
  2. メルボルンセントラル駅までトラムに乗る練習
  3. セントラル駅内を歩いてみた
  4. シティ内を運転してフックターンの練習
  5. セントキルダまで運転
  6. 海沿いにサンドリンガムまで運転
  7. ビーチの近くのカフェでランチ
  8. サンドリンガムから家まで運転

私でもそんなところまで運転できたことがないのに!

それで、大丈夫だったの?

娘の返事は「ほとんど大丈夫だった」だそうです。

そして、電車が通常運行に戻る月曜日からは、電車の練習を始めるそうです。夫が火曜日水曜日と二日休みになったので、娘を連れてメルボルン大学まで行く練習をするんだそうです。

お母さんとしてはですね、

プレッシャー、オフ!

良かったよお!

何だか、昨日一日で超楽観的なムードになってるじゃないの、うちの娘!

それにねえ、息子がなんか仕事っぽいことをやっているの!(長い長い文章を書き続けているのは、あれは制作予定のアニメーションのストリーらしい。)

良かったよお!

元気になれそうなお母さんです!


良かったですねの1クリック を!



2017年2月4日

「目がぁ〜」と脳みその不思議

記憶というのは、一体どうなっているんでしょうか?

脳みその中のどこかに保存されているんでしょうけど、どんなふうに?

色や形や音や匂いや痛みや皮膚の感覚や、脳みそが感知する様々な刺激がどういうふうに記憶として保存されて、ある何かのきっかけでそれらを再び感じる(つまり思い出す)のでしょうか?

不思議です。

時々、目が痒かったり、目が痛かったりしてですね、

「目が...」

と言うたびに、私の頭の中では、ある映像が浮かんで音が聞こえてきます。それも100%の確率で、必ず「目が」という言葉を発すると同時にです。

そして、その後、叫んでしまうのよ、

「目がぁ〜!」

もちろん、ある映像とはこれです。

「天空の城ラピュタ」終盤の有名なシーン

シータとパズーが唱えた呪文によって巨大飛行石から強い光が放たれたシーンです。ムスカが叫ぶんです「目がぁ〜!」って。この後、ラピュタは崩壊して海に落ちていくんです。クライマックスシーンです。

普段、この映画のことを思い出すことも考えることもありませんよ。

それなのに、いつでもどこでも、「目が」というフレーズを口にした途端に、この映画のこのシーンの記憶が瞬時に蘇るという...。

いやあ不思議だわ。

ちなみに、うちの息子も娘も「目が」という言葉を聞くと思い出すそうです。日本語を喋ることがほとんどありませんので、自分たちが「目が」というフレーズを口にすることはないわけですがね、誰かが言うのを聞くとやっぱり思い出すんですって。

こういうのは色々ありますよね。

特に音や匂いなど五感の刺激と直結した記憶というのは、忘れたくても忘れられないです。こういうのを差別的に消してくれる治療があればいいんだけどなあ。ある事がきっかけで自動的に思い出してしまう悪い記憶ってやつを、消してしまえたら楽になる人が大勢いると思うんです。

そいういう研究をしている人って、いるのかしら。

お帰りの前に1クリック を!



2017年2月3日

間違いゴム編み

昨日は、一日中大きなため息と言うか深い深呼吸をせずにはいられない酸欠状態でした。実際は酸欠なんかじゃないんでしょうけど、深呼吸せずにはいられない感じ。

急に仕事が入った息子をアルバイト先まで車で送るにも、運転するだけで一苦労。なんでこんなことになってしまうのかねえ、恐るべし脳みそ!

畑の水やりも、洗濯や掃除も、晩ご飯の支度も、頑張りましたけどね、体が思うように動かないのよ。

ダメだ、このままでは再び「うつ」に陥る可能性がある...

元気が出るような、何か自分の好きなことをやろう!

と思いましたが、それをやる元気が出ない。

そこで、とりあえずリラクゼーションのために編み物プロジェクトを始めました。

編み始めたのは1メートル四方程度の大きさのブランケット状のものです。問題は編み方で、希望する出来上がりをイメージしながら色々編み悩んだ結果、「間違いゴム編み(Mistake Rib)」で編むことにしました。

日本の編み物愛好者にはあまり人気がないようですが(と言うか知られていない?)、私は結構好きなんですよ。

マフラーなんかには、おすすめの編み方です。


編み方は超簡単!

1.基本的には二目ゴム編み
2.作り目の数は4の倍数プラス3目
3.表も裏も「表編み2目+裏編み2目」で編む

ところがですね、二目ゴム編みを正しく完成するには1目足りないので格段とも最後は裏編み1目で終わるんですから、二目ゴム編みは1目ずつずれて写真のようなうね模様になるのです。

編み方の動画は、以前にも紹介いたしました「New Stitch A Day」の動画をお勧めします。「New Stitch A Day」のサイトのトップメニューにある「 Stitchionary 」から選択しますと、かぎ針編み及び棒針編みの様々な編み方の説明及び動画が見られます。


1メートル四方の大きさに編み上がるにはかなり時間がかかりそうです。もっと太い糸があればよかったんだけどな...。

編み上がったら、それをいかにして「ある物」に仕上げるのかをお教えしますのでお楽しみに。


お帰りの前に1クリック を!