2017年9月29日

向き不向きというもの

ビデオゲームのグラフィックスを作るアーティストを目指すうちの息子。昨年の12月に AIE(Academy of Interactive Entertainment)という学校の2年コースを終了した後、就職できずに現在も無職。

この一年近くをポートフォリオ制作に費やしてまいりました。

つい先日は、メルボルンではめったにない「夢の仕事」とも言える求人があり、そのゲーム制作会社に応募したものの落選。

「ゲームのアーティストになりたいのは分かるけど、別の分野も考えたら?」
「Such as?(たとえば?)」
「広告宣伝の会社とか」
「オレ、そんな能力ない」
「絵を描く仕事よ!イラストとかアニメーションとか、広告に必要でしょ?」
「……」

夢を追いたいのは分かるんですけど、メルボルンで就職となるとゲーム制作会社の数が限られているわけだしねえ。

さすがに、このまま親の脛をかじり続けるのは無理だと分かったのか、健康問題から断念した人間モルモットになる仕事(治験のアルバイト)に、再び申込んだらしい。

そんな中、うちの夫が勤める会社のアルバイト話が舞い込んでまいりました。

そのアルバイトというのは、新店舗工事の単純労働の仕事です。ある建物をツールショップに改装するため、まずはコンクリートの壁を壊したり床のカーペットを剥いだり、取り壊しが必要です。

「体力第一」のハードな仕事ですが、時給は25ドルと大変よろしいのです。

しかしね、毎日コンピューターの前に座っている息子には、体力とか腕力というのがありません。でも、お父さんからの強い勧めもあり、断れるわけがありません。

さて、第1日目。

土埃にまみれ、服も靴もドロドロ状態で帰宅。すでに足を引きずっている。真面目な息子は、一日中ほぼ休み無しでハードワークしたらしい。店舗工事担当の親方ピーターさんも感心したらしいけど、無理をしたな息子め。

普段歩くこともめったにない息子の足は、水ぶくれだらけ。

翌朝は、筋肉痛でロボットのようにしか歩けない。

そして、第2日目。

娘の運転の練習を兼ねて一緒に迎えに行きました。同じく土埃にまみれ、服も靴もドロドロの息子は、何とかやっとこさ歩いている。

ヘトヘトです。

帰宅後、靴を脱ぎソックスを脱いだら、左足の所々が固まった血で黒紫色になっている。シャワーを浴びて、足を洗ってよく見てみると、親指の爪が剥がれかけ、小指の水ぶくれが破れて皮膚がなくなっているのだった。

これを見ただけで、痛みは1000倍に!

第3日目は、ガラスのウインドウにパネルを貼る工事のため、単純労働のアルバイト達はお休みだそうで、

安堵のため息!

ああ…

息子は、社交不安症的メンタリティーのため、小売店などでのアルバイトは精神的に大きなストレスになるからできないらしいのですけど、体力勝負の仕事も向いていないですよ。

単純作業でも長時間集中する持久力はあるので、アルバイトはそういうのが良いんじゃないのかなあ。時給は良くないだろうけど。

再び、人間モルモットを目指しているわけですが、確かに息子に向いているアルバイトであるとは言えるでしょう。

お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿