2018年3月3日

マチ付き靴下の編み方(1)

基本的な「マチ付き靴下」の編み方は、難しくありません。もしもこれから説明を読んで「難しすぎる」と思ったら、それは編み方がまだよく分かっていないだけだと思います。

この編み方では、靴下の上の部分、履き口から編んでいきます。

基本的な編み方が分かってしまうと、あとは色々アレンジができる楽しい編み方の靴下ですよ。




では、説明していきましょう。



1.作り目

履き口から編んでいくので、まずは作り目です。

伸縮性のある作り目にしたいところですが、いくらグイッと伸ばすことができても、伸ばしたら伸びたまま…というのはダメです。伸ばしてもちゃんと元に戻る作り目にしたいですね。

そこで、2つの作り目を紹介します。

一つ目は、世界で一番伸縮性がある(と私が思っている)「ダブルツイストループ(Double-Twist Loop Cast-On)」という作り目です。私のお気に入りの一つです。

注意: 私は手が震えます。


二つ目は、伸縮性があって超簡単な「スリップノット(Slipknot Cast-On)」という作り目です。


これら以外にも伸縮性のある作り目はいろいろあります。


2.ゴム編み

輪針を使ったマジックループという方法で輪に編んでいくか、3〜4本の棒針を組み合わせて輪に編んでいくか、どちらでも構いません。丸く輪に繋げて、一目ゴム編みか二目ゴム編みにするのが一般的ですね。

マジックループにする場合は、半分は甲側、半分はかかと側に目を分けてください。


3.表編み

好きな長さに表編みでかかとを編む位置まで編み進めます。


4.フラップ

次に、フラップと呼ばれるかかとの後ろ部分(靴にあたって擦れるところ)を編みます。

注意: かかとを編むのは半分の目数にする必要はありません。かかとが大きめの人、あるいは大きめのかかとにしたい場合は、甲側の目を減らしてかかとの目を増やせばよいのです。

注意: 甲側の目は休ませておきます。



よくある編み方は2通りです。(かかとの目数が偶数として説明します。)


(1)表側を編む時は、「滑り目・表目・滑り目・表目」と繰り返す。(ただし、一番最初の段の一番最初の目は滑り目じゃなくて表編みした方がいいから、そこだけは表目・表目となる。)裏側を編む時は、「滑り目・裏目・滑り目・裏目」と繰り返す。

*上の写真はこの編み方で編んでいます。


(2)表側を編む時は、「滑り目・表目・滑り目・表目」と繰り返す。(ただし、一番最初の段の一番最初の目は滑り目じゃなくて表編みした方がいいから、そこだけは表目・表目となる。)裏側は、最初の目だけ滑り目であとは全て裏目で編む。

*数字がついている写真のフラップ(ベージュ色の部分)はこの編み方で編んでいます。


こうすると、編み地の両端は隔段で滑り目をしているため、大きなV字型の目ができます。これが大事!

マチ付き靴下の編み方(2)に続く


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